Hair

誰もが振り返る美髪は、頭皮でつくられる。【美髪アドバイザー 田村マナ先生①】

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猛暑が続き、強い紫外線のせいで、「髪にダメージが起きて困っている」という方は、多いのではないでしょうか?

または……、「毎日ケアはしているのになかなか改善されていない」「そもそもどんなふうにケアをしてあげたらいいかわからない」という方も。そんな、ヘアケアについて美髪アドバイザー、ヘアケアもしくは基礎化粧品ブランド「エル・ド・ボーテ」代表でもある田村マナさんに教えていただきました。はじめに、知ってほしい頭皮のこと&髪の毛のことをご紹介!

美しい髪に導くためには、頭皮がカギ!

最近では、頭皮ケアをすることが美しい髪を育む為に必要だと認識し始めていますが、その認識は、まだまだ少ないと田村さんはいいます。まずは、自分自身の頭皮の健康状態を見分け、髪との関係性を知ってみることが大切!

☑ 頭皮の色が赤みを帯びている

☑ 生え際から1cmほどの頭皮を指でつまめない

☑ フケが出やすい

☑ 最近、睡眠不足である

☑ 頭にかゆみがある

などといった、状態を自覚しているのなら、それはもう不健康な頭皮の可能性が高いのだとか……。

健康的な頭皮になるために

「健康的な髪を育てる畑=頭皮」といわれているくらい、美髪になるための重要ポイントでもあります。頭皮が健康ならば、これから生えてくる髪の毛も健康的でクオリティの高いものとなるはず。田村さんに、そんな健康的な頭皮を生み出すための大切な要素4つを聞いてきました!

①   代謝 

肌細胞は、およそ28日周期で生まれ変わるということは知っていたでしょうか?頭皮も同じなのです。頭皮の場合は、大きな毛穴から分泌される皮脂や汗が混ざり合うため、ラードのような汚れとなってこびりついてしまうことがあります。

代謝が落ち、ターンオーバーが正常に行われていないときに「フケ」があらわれるのだとか!健康的な頭皮をつくり、健康的な髪を育てるためには、「正しいシャンプー」をしてあげることが大切!(正しいシャンプーの方法はのちほど紹介します!)

さらに、適度な運動を行うといいみたい。筋肉のない頭皮の血流は、心臓のポンプ運動がなによりも大切!酸素や栄養を運ぶ血流を良くすることで代謝も上がり効果的なのです。

②   保湿 

自分自身では、確認が難しい頭皮も肌と同じく、たるみやむくみ、乾燥などのトラブルが発生しているのです。そのため、頭皮にも専用の美容液を使うことを意識してみてください。田村さんいわく、「髪をかき分け、分け目の部分に直接塗り、成分を押しこむように広げながらする」ことがポイントだそうです!

③  抗酸化

頭皮のエイジングを進める最大の原因が活性化酵素。この時期の紫外線や不規則な食生活、睡眠も活性酵素を生んでしまう原因に。。。

ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどが抗酸化成分となっています。積極的に取り入れていきましょう。

④  血行 

美髪を育てるためには、血液の質がいいこと、きちんと巡っていることが条件に入ってきます。代謝のところでも説明しましたが、頭皮には筋肉がないため、筋肉の動きによる血流アップが期待できないのです。そのために、頭皮をしっかりもみほぐしてあげることが大切になってくるのです。

髪の毛=「死んだ細胞」!?

一度、傷んでしまえば、もう最初のような美しい髪に治すことはできません。「自己修復ができない」ため、髪の毛は「死んだ細胞」と呼んでいるそう。だけど、“ダメージをこれ以上広げない”“ダメージを極力与えない”ためのコツはあるのです!ここからは、田村さんから教わった「今ある髪」を守りつつ、より美髪に魅せるためのコツを紹介。

キューティクル&コルテックスとは?

キューティクル

うろこ状で、少しずつ重なりあいながら髪を包んでいるキューティクル自体は、透明で、これがキレイに並んでいればいるほどハリやツヤがある髪の毛ということ。キューティクルは、紫外線やドライヤーの熱、摩擦などの物理的ストレスで傷ついていることが多いです。

コルテックス

コルテックスは、毛髪の80%~90%を占めているといわれています。キューティクルに守られている内側の部分のこと。あまり、聞いたことがない名前ですよね。その成分は、ケラチンと呼ばれているタンパク質でできているのだとか。

コルテックス部分、ケラチンの繊維と繊維の間は、比較的やわからかくできているため、うるおいや栄養成分を伝える役割も担っているのです。内部にあるからといって、ダメージがないかといえばそうではないのです!

キューティクルが損傷していれば、コルテックス部分からタンパク質が流失してしまうことは当たり前。キューティクル同様、ドライヤーやブラッシングの仕方、摩擦などには十分注意が必要そうです。

より美髪を魅せるためのコツ3つ

 うるおいをキープさせる!

理想的な髪の水分量は、11~13%ということは知っていましたか!?(湿度によって多少前後しますが……)

ところが、紫外線や雑なブラッシング、スタイリングなどでストレスを受けた髪の毛は、水分が流出しがち。しまいには、キープもできなくなってしまう恐れが。そうすると、切れ毛や枝毛などのトラブルも発生しやすくなります。

内部にあるコルテックスまでうるおいをキープさせるには、主成分であるタンパク質を補うのが一番!ケラチン、アミノ酸が入ったものを積極的にとりいれていきましょう。

また、コラーゲンやヒアルロン酸は、内部までの浸透は難しいですが、表面のキューティクルのうるおいを保つ働きはあるので、「外側からまず、ケアしたい!」という方はおすすめ。

 キューティクルを整える!

なくなった、キューティクルはもう一度取り戻すことはできないので、「治してあげこと」が肝心です。重なりあっていたはずのキューティクルを元のようにくっつけてあげることは可能のようですCMC(細胞膜複合体)やセラミド、NMF(天然保湿因子)や18-MEAといった成分が配合されたケア商品がおすすめのようです!この成分たちがキューティクル同士のノリのような役割を発揮してくれます!

 バリア対策をする!

最後は、キューティクルを守るバリア作り!油分をふくんだ、クリームやオイルで、表面をコーティングしてバリア対策をしていきましょう。また、ヘアマニキュアでさらに表面のなめらかさやツヤを長持ちさせると効果的です。これにより、髪内部の栄養成分も逃さず、保つこともできます!

 

いかがだったでしょうか。頭皮のこと、髪のことを知ることができたのではないでしょうか?

私自身も、髪の毛=「死んだ細胞」という考えは、お話を伺っていくうちに納得してきました。死んだ細胞をいくらケアしても、最初の健康的な髪には勝てませんね。

 

*今回、お話を伺った方

田村マナさん

prfile

美髪アドバイザーであり、ヘアケアもしくは基礎化粧品ブランド「エル・ド・ボーテ」の代表。国際線のCA時代に、機内の過酷な環境による髪のトラブルに悩み、同僚とオリジナル化粧品「CA101(シーエーイチマルイチ)」を開発して悩みを克服。その経験を元に現在は美容メソッドの情報発信や商品開発など幅広く活動中。美容家として活躍している山本未奈子さんとの共著「頭皮ケアで始める美髪バイブル」(講談社)を執筆。

CA101 https://www.ca101.net/


2014/08/22 | キーワド: , , , | 記事: