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食後の歯磨きはタブーだった!?食べた後は◯◯するのが正解!!【歯科医 海老沢聡先生③】

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前回前々回に引き続き、海老沢先生に歯のアレコレを伺います。突然ですが、あなたが最後に歯科に行ったのはいつですか?「めったに虫歯ができないから、もう5~7年も行っていない」なんて人もいるかと思います……。

 

日本人の歯の関心について

日本人が歯にあまり関心がない要因として、日本の保険制度は他国と比べて整っていることがあげられます。保険の負担額が少ないので、歯に関してはこまめなチェックを行おうと感じる人がいないそう。逆に、他国では負担額が大きくなるので、定期的な検診を大切にしているのです。

さらに、文化的な面において、日本には海外のような「キス」の習慣がありません。だからお口への関心が薄いのかもしれないと海老沢先生は感じているようです。ちなみに、先生が大手町で歯科医勤務していたときはアメリカ人が多く来院したそうです。すると、日本人とは違って歯のケアを大切にしているので「本当に虫歯がないのか!」と神経質に何度も確認してくる人が多かったそうです。

 

歯の健康と身体の健康は比例している!?

口は食べ物が身体に入る入り口でもあり、とても重要な役割を果たしています。食べ物をしっかり噛めれば、胃や腸に負担をかけずに全身にバランスよく栄養をいきわたらせることができます。また、歯ごたえや歯ざわりを楽しんで味覚を豊かに保つことや、美しい顔の形や表情をつくるためにも、歯が健康であるということは欠かせないのです。

さらに、歯がキレイだと見ための印象もUP。対面するときは人の顔を見て話すのが常識なので、歯が汚いというだけで第一印象を悪くしている原因になっているかもしれないのです。

 

スウェーデンが歯の先進国!

そんな歯の研究において、スウェーデンが先進国として有名です。大きな研究成果をえた人が多く、研究文献も充実しているそうです。つまり、歯の最新情報はスウェーデンから発信されているものがかなり多いのです。

ちなみに、歯の新しい情報というのは頻繁にアップデートされているのをご存知ですか?しかし、日本国内にその情報が広まるのはだいぶ後。日本語に翻訳されるのにタイムラグがあるからです。もし最新の情報が知りたければ海外から仕入れてみるのもいいかもしれませんね。

 

これからするべき歯の予防って?

これまでも何度も言ったように、虫歯ができたら来院するのが今の日本の歯科習慣。そうではなく、定期的に歯のメンテナンスをすることが大切なのです。人類史上最も感染者の多い感染症と言われる歯周病(ギネス・ワールド・レコーズに掲載されるほど)のことを考えると、3ヶ月に1回来院することが望ましいそうです。

もちろん、毎日の歯磨きだって重要です。海老沢先生が教える歯磨きのポイントは、“2分間ブラッシングする&2センチのはみがき粉を付ける&朝・晩2回磨く”です。歯ブラシはそっと歯にあてるだけで十分。150gの磨圧が理想です。力加減がわからない人は、柄の短い歯ブラシを使えばOKです。

 

食後は歯みがきじゃなくてガムが正解!?

虫歯を予防するために、私たちは小さい頃から「食後は歯を磨きましょう」と教えられてきましたが、実は、それは大きな間違いなのです。食後すぐの口のなかは酸性の状態に傾いています。歯の表面が柔らかくなっている状態で歯をみがくと、歯のエナメル質を削ってしまいます。食後に歯磨きと言っているのは日本人だけで、他の国では言っていないことなんだとか……。

さらに、虫歯の予防に関しては、ブラッシングよりも食生活の改善の方が重要というデータがあるそうです。唾液をたっぷりと出すことで酸性になった口のなかが元に戻るので、食後は歯磨きではなくガムを噛むなどして唾液をたっぷり出すことが重要だそうです。

 

虫歯には唾液!歯の再石灰化とは??

本来ならば、初期虫歯は自然に治ります。初期虫歯になると、歯が脱灰という状態になりカルシウムが抜けて柔らかくなってしまいます。しかし、唾液中のカルシウムが再度染みこんで元の状態に戻してくれるのです。これを歯の再石灰化といいます。

このメカニズム、一日中缶コーヒーを飲んでいる人や、間食をちょこちょこ食べている人はあまり再石灰化の時間が無いということになります。つまり、虫歯になりやすいということ。飲食の回数が増えれば増えるほどお口が酸性に傾いてしまいます。禁煙した人が口寂しくて何かを食べるというパターンで虫歯になるケースも多いようです。

実は食事の回数が多いことも虫歯を引き起こす原因になっていたのです。皆さんも気をつけてみましょう!

 

子供にチューすると虫歯菌がうつる??

最後に、歯の話題になるとよく聞く“虫歯菌がうつるから、子供にチューしてはいけない”という情報。確かに、心配ですね。しかし、海老沢先生はだからといって子供からのスキンシップを拒否するのはよくないと考えています。しかし、大人が健康なお口の状態を維持していれば、悪い虫歯菌はあまりうつらないそうです。自分の口内を整えていれば子供に対しても安心できるはずですよ。

 

 

いかがでしたか?最近では男性もオーラルケアを気にする人が増えてきたようです。ホワイトニングはそれほどでもないけど、矯正をする男性が全体の3割くらいになってきたとか。

大人のエチケットとしても、美を追求するとしても、これからはお口まわりのケアが重要になりそうですね。皆さんも、今日から早速オーラルケアをはじめてみませんか?

「キレイな歯になる秘密」【海老沢聡先生】の記事はこちら 

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◆今回お話を伺った方

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海老沢聡先生

海老沢歯科医院 院長

東京マウスピース矯正センター

 

東北大学卒業

丸の内、京橋、虎ノ門、六本木にて勤務医。

審美歯科、インプラントについて研鑽。

海老沢歯科医院開院

東京マウスピース矯正センター併設

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「キレイな歯」が美人の条件 株式会社シネマファスト 1,350円(税抜)

 

 


2015/02/04 | キーワド: , , | 記事: