Lifestyle

「体よ、なぜ冷えるのだ。」“げきポカ”なカラダ作りのために知りたい東洋医学のこと【薬剤師・鍼灸師 平地治美先生 1】

bsy2015021601

万年、「冷え」で悩んでいる女性は多いかと思います。。。

そんな悩みのタネである「冷え」は、もう一生付き合わないといけないとあきらめてはいませんか?

突然ですが、私、実は先日ある先生を訪ねてきたんです。そのある先生とは、『げきポカ』の著者であり、薬剤師、鍼灸師の平地治美先生なのです!

著書には、“一生冷えない”という文字が……!

きっと、冷えに悩む女性の救世主であるにちがいない!と、確信した私は突撃取材をしてきました。

まずは、「冷えってなんだろう?」という素朴なギモンを解決★

東洋医学と西洋医学のちがいとは?

bsy2015021602

みなさん、一度は東洋医学という言葉を耳にしたことがありますよね。

東洋医学は約3000年以上の歴史を持っています。

東洋医学は、西洋医学のように悪い部分を手術で取り除く、抗生物質で抑えこむというような治療法ではありません。

病原を取り除くのではなく、体が持っている自然治癒力を高めるという治療法。

そして、東洋医学の特徴は患者さんひとりひとりと向き合い、それぞれの体質や症状に対応することが可能なのです。

また、西洋医学は男性の体を基本として考えているため、女性は「小さい男性」としてとらえているんだとか!そのため、女性にありがちな冷えの症状に対する方法が苦手なんだとか。

反対に、東洋医学はその人自身に対応してくれるため女性にありがちな冷えに対しても豊富に治療法があります(ツボ押しやお灸、漢方薬、鍼治療など)。

冷えは「未病の」代表格

 

東洋医学では、「未病」という言葉があります。

「未病」とは……病気の一歩手前の状態のこと

ちょっと調子が悪いなと感じた時に、病院に行っても異常なし!って経験ありますよね。

そんな病院で異常なしと判断されがちなものの代表格が冷えなんです。

しかし、なんも異常がないから、放っておくと実は大きな病気に発展する可能性大なんだとか。

体が冷えると、体の健康を保つための3つの液がスムーズに流れなくなってしまうのです。この3つの液のことを東洋医学では、「気・血・水(※ のちほど解説!)」と呼びます。

スムーズに流れなくなると、体に必要不可欠な栄養素がうまく行き渡らなくなり、その結果、【不眠・生理痛・肥満・むくみ・イライラ・うつ・ガン】などの命にかかわる病気の原因をつくる場合も。

その軽い不調から重い病気、そのどちらも必ず「冷え」から起こるというのが驚きですね。

「気・血・水」を流す

東洋医学では、この3つがスムーズにバランス良く体内で流れている状態を「健康」だと判断するのです。

「気」 血や水などを巡らせたり)、温めたり、怪我したときなどに固めたりするエネルギーのこと。不足したり滞ったりすると、やる気がなくなったり、イライラしたりとメンタル面の症状が目立つようになります。

「血」 血液やその他の栄養素全般のこと。不足したり滞ったりすると、頭痛や肩こり、生理痛が重くなったりという症状が目立つようになります。

「水」 血液以外の体液のことで、汗やリンパ液などのこと。多すぎたり滞ると、むくみが生じ、その箇所が冷えたり、体がだるくなったりという症状が目立つようになります。

逆に不足すれば乾燥して潤いがなくなります。

この「気・血・水」をうまくバランス良く保つためには、体を温め、動かし、食事をとって足りないもの補い、オーバーしているものを取り除くことが重要!

冷えを自覚出来ていない人が急増中!!

bsy2015021603

実は、単純に寒いから=冷えとは一概にはいえないよう。

たとえば、顔がほてるのに、お腹や太ももは冷たいという経験はありませんか?

それは熱が上にのぼる性質が影響でおきる「冷えのぼせ」といい、立派な冷えの状態。

きっと、それを冷え性だと自覚できる人は少ないのではないでしょうか?そんな「隠れ冷え性」を発見するためのチェック項目がこちら↓

 

 お腹やお尻に太ももが冷たい ☒ 平熱が35度台

 目の下にクマがある ☒ 上半身に汗をかきやすい

 寒いとき手足がほてる ☒ 立ち仕事、座り仕事が多い

 

もし、このなかでひとつでも当てはまる人は、隠れ冷え性の可能性が……!!

はやめの対策をしていきましょう。

 

 今回のまとめ ☆

☆ 東洋医学は冷え性女子の強いミカタ

☆ 冷えは未病のひとつ

☆ 体内に流れている「気・血・水」のバランスが肝心

☆ 隠れ冷え性の人が多くなっている現代社会。自覚する努力を!

 

いかがでしたか?

冷えを改善するには、東洋医学の考えが必要不可欠だということがお分かりになっていただけかと……。そして、冷えを事前に防ぐことができれば、病気も同じく防ぐこともできるのです!

東洋医学の考えを理解することができれば、次は冷えを起こさないようにするための方法、“習慣”を見なおしていこうと思います。いままで知らなかった習慣と冷えの関係をのぞくことが出きるかと思いますよ。

次回も、お楽しみに♪

 

✻ 今回、お話を伺った方

bsy2015021703

平地治美先生

1970年生まれ。薬剤師、鍼灸師。明治薬科大学薬学部卒業後、漢方薬局勤務を経て東洋鍼灸専門学校に入学。カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「薬膳料理教室」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの講座を担当。和光治療院・漢方薬局代表、千葉大学非常勤講師、京都大学伝統医療文化研究班員、日本伝統鍼灸学会学術副部長、漢方三考塾講師。


2015/02/16 | キーワド: , , , | 記事: