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体温が36.2度以下の人は「半病人」です【鍼灸師 松岡佳余子先生1】

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以前ベツバラでも「低体温症」について「平熱35度台は危険!ガンになりやすく妊娠しづらい体温だった!?」でご紹介しましたが、とくに女性は冷えに悩む人が多いですよね。今回は、1万人の患者を治したゴッドハンドの鍼灸師の松岡佳余子先生にいろいろお話を伺ってきました。

まずは、改めて「冷え問題」について松岡先生に聞いてきたのでそちらをどうぞ!

 

近年の「低体温」問題!!

いまから約60年前の日本人の平均体温は36.89度でした。ところが、現在は昔に比べると35度台の人だってめずらしくない状況です(ちなみに、私も平熱が35度です)。

人間の身体は、体温が36.5度~37度の状態だと、身体のありとあらゆる機能がきちんと働くことができるんだとか。そこから1度下がると、免疫力が37%低下し、基礎代謝量が12%低下し、生命維持に関わる体内酵素の働きが50%も低下するといわれています。

つまり、体温がたった1度下がるだけでこんなにも身体に悪影響を及ぼしてしまうんですね。

具体的には、体温が35度台の低体温になると、冷え性・肩コリ・腰痛・生理不順などの不調が見られます。さらには、がん細胞が活性化してがんが増殖する、生殖機能が低下するなど、深刻なトラブルも発生するそうです。

日本では、今たくさんの人が低体温だと言われています。ゆえに、「日本人のほとんどが半病人」であるということなのです。

 

「低体温症」と「冷え・冷え性」の違いって??

「低体温症」の話になると、よく「冷え・冷え性」と混同してしまう人がいますよね(私もその一人でした)!その説明をするために、まずは体温のメカニズムについてです。

人間には体温を一定に保とうとする仕組みが備わっていて、脳の視床下部にある体温調節中枢が常に体温をモニターしています。体温が上がりすぎているときは、汗をかいたり、皮膚の近くを流れる血管を弛緩させて血流量を増やしたりして、身体の熱を外に逃します。

反対に、体温が下がりすぎているときは、身体にふるえを起こして熱を生み出したり、血管を収縮させて血流量を減らしたりして、体温を保とうとします。

 

「低体温症」は後者の体温が下がりすぎた状態のときに、しっかりと体熱を生み出せないこと。医学的に厳密な定義はありませんが、一般的には36度未満の体温の人を「低体温症」と呼ぶそうです。

「冷え・冷え性」は、低体温症とは少しニュアンスがちがいます。実際の体温とは関係なく、手足・腰・下半身など、ある特定の部分だけが冷えて冷たく感じることを「冷え」や「冷え性」と呼ぶそうです。

松岡先生が定義するには、低体温症は「体熱の不足」で、冷えは「体熱の偏り」だそうです!どちらにしても身体にとっては望ましくない状態なので、少しでも冷えを感じる人は不健康な状態であることを自覚すべきですよ。

 

身体が冷える原因とは??

「低体温症」は自律神経のバランスが悪く、精神的ストレスを感じている・生活習慣が悪い・睡眠不足の人に多いそうです。昔に比べると明らかにその数は増えていて、とくに、若い女性に多くみられます。お家でゆったり過ごしている人よりも、外で働いている女性のほうが外的ストレスが多いようですね。

低体温症は本人が気づいていないパターンが多い。だから、先生のところにも違う悩みで来て、診察中にわかることが多い。

 

「冷え症」は自律神経のバランスの悪さに加え、精神的な要素が大きいようです。精神的な要素というのは、緊張が絶えない人や精神的ストレスを感じやすい人のこと。緊張すると血管を収縮させたり筋肉を硬くするので、血流がつまってコリとなりやすいのです。ここは我々日本人、やっぱり他国に比べても精神的な要素が原因となって冷えを感じる人が多いそうです

 

見た目でわかる冷え性タイプ1

たとえば、「この人いかにも神経質そうだな」って人まわりにいませんか?そうゆう人ってだいたい冷え症(笑)。もちろん絶対そうとは言いきれませんが、精神的なおおらかさが左右しているということは事実のようです。

日本人は「緊張すると血も凍る」なんて言いますが、緊張する→身体が硬くなって血管が収縮する→体温が下がる→冷えを生む、ということだったんですね~。

 

見た目でわかる冷え性タイプ2

神経質そうな人以外だと、手を見ると冷え性かどうかわかります。手に青い筋がいっぱい浮いている人、指のあいだの筋などに青い筋が見えるのは静脈が浮いている証拠。血液の戻りが悪いので冷え症の人が多いのです。同様に、脚に青筋が見えている人もです。

また、毛の生え方でも冷え性かどうかわかります。足だと、くるぶしの上あたりが冷える人が多い(だからレッグウォーマーでカバーしますよね)。そうゆう人ってそこだけ薄い毛が生えているんです(笑)。冷えるところは毛を生やしてカバーしようと身体が働くせいだそうです。同様に指毛もそうです。あなたも部分的に毛深くなっているところがあれば、それは冷えている証拠かもしれませんよ!

 

あとは遺伝が大きく関係しています。お父さんお母さんがちょっと神経質だと、子どもも似てそうなりがちなので冷え症に。また、両親で青筋が浮いているような人もやっぱり生活スタイルが同じなので冷え症になりやすいと言われています。

遺伝が関係しているなんてちょっと意外だなと感じましたが、家族と生活スタイルが同じだったら納得な気もしますよね!

 

 

いかがでしたか?今回は先生にお伺いしただけあって、「低体温症のメカニズム」がよくわかったんじゃないでしょうか。見た目でも冷え症がわかることや、遺伝が関係しているなんて、ちょっと意外でしたね。

次回はそんな松岡先生が低体温症を治すためにも施術する「手揉み」のヒミツについてです。お楽しみに!

 

*今回お話を伺った方

松岡佳余子先生

1948年生まれ。和歌山県出身。鍼灸師・アジアンハンドセラピー協会理事。

鍼灸師になって45年目を迎え、現在では後進の指導のため、日本のみならず、中国、韓国でも研修を行う。さらに20年ほど前からは、鍼灸をさらに発展させた手指鍼を研究。高い効果をあげる。

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2015/02/28 | キーワド: , , | 記事: