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「手は脳のリモコン」だった!?!?【鍼灸師 松岡 佳余子先生3】

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前回までの「松岡佳余子先生の記事1・2」はご覧になっていただけたでしょうか。手揉みをすることで低体温症の改善や身体の不調を治すことができるということが、だんだんわかってきたかと思います。

今回は、もうちょっとだけ詳しく手がもつパワーについてお話したいと思います。

 

体温が36.2度以下の人は「半病人」です【鍼灸師 松岡佳余子先生1

「手揉み」で低体温症が改善するワケ【鍼灸師 松岡佳余子先生2

 

手は脳のリモコン!?

松岡先生は、「手は脳のリモコン」という表現をよく使うそうです。というのも、人類は最初は4足歩行だったけど2足歩行をはじめてからは手を使うことになり、手を動かせることにより色々なことが発達しました。

つまり、手を盛んに使ったことによって脳にさまざまな刺激を与え続けてきた結果とも言えるのです。そんな「脳のリモコン」である手を、健康増進のために使いこなすテクニックのひとつが手揉みなのです。

近年では、脳の専門家や医師のあいだでも、手の脳の関係に注目する人が増えているそうです。手揉みで高血圧が低下したり、ガン細胞の活動が抑制されるなど、さまざまな研究成果が報じられています。

 

たしかに、手を使わない生活っていまの人間には考えらないことですよね。朝起きて歯を磨くことも、ご飯を食べることもできません。それくらい人間の生活をたらしめているということですね。だからこそ、「脳を変えたかったら手を動かせ!脳は手の奴隷だ!」という人もいるほど、手を触ることが脳の活性化につながるのですね。

 

手揉みの刺激は身体にどんな影響が??

手揉みでツボに刺激を与えることで、身体に呼応するということは、これまでの記事を読んできた人にはよくわかったと思います。ここからはもっと具体的にどんな健康効果が得られるのかを説明します。

まず、手を揉むことによって2つのアプローチで血液循環が改善されます。

①手揉みで全身のツボが刺激されることによって生まれる血行促進効果

②手や指先をマッサージすることによって生まれる血行促進効果

 

まず①の手揉みで全身のツボを刺激すると、手から刺激を受け取った脳が瞬時に指令を出します。そうすると、不調や問題を起こしている部位に対して一気に血流量を増やして修復に必要な酸素や栄養素を血液に乗せて送りこみます。

これで、全身の血流循環がよくなります。血流がよくなって身体があたたまると、体温も上昇して身体の免疫力が高まりますます。

 

続いて、②の手や指先のマッサージについてです。手は身体の末端にあり、心臓から送りだされた血液が抹消から心臓へと戻る折り返し地点にあります。そのため、手や指先は末端でいちばん遠い部分なので血流が滞りやすいのです。

手揉みをすることで、手の筋肉や血管がマッサージされると、その刺激で血行が促進されるのです。

 

この2つのアプローチにより、全身がまんべんなく温められ、血流が良くなって身体の機能が正常に働くようになるのです。免疫力はもちろん、自然治癒力も高まり、不調が改善に向かいます。

 

 

いかがでしたか?手揉みをすれば、全身がぽかぽか温まることがおわかりいただけたでしょうか。次回はいよいよ身体を温める手揉みの方法についてです。お楽しみに!

 

*今回お話を伺った方

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松岡佳余子先生

1948年生まれ。和歌山県出身。鍼灸師・アジアンハンドセラピー協会理事。

鍼灸師になって45年目を迎え、現在では後進の指導のため、日本のみならず、中国、韓国でも研修を行う。さらに20年ほど前からは、鍼灸をさらに発展させた手指鍼を研究。高い効果をあげる。

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2015/03/02 | キーワド: , , | 記事: