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甘いものは『別腹(ベツバラ)』のメカニズムを探ってみた

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ついさっきランチを食べてお腹いっぱいだったはずなのに、ただよう甘い香りに誘われていつの間にかフラフラとクレープの列に並んでいた。女友達とショッピングに出かけたはずが買い物そっちのけでカフェ休憩のはしご(もちろんwithスイーツ❤)。こんな経験はありませんか?そこで今回は『別腹(ベツバラ)』と呼ばれるこうした食欲のメカニズムを探ってみました。

『別腹(ベツバラ)』って本当に存在するの?

食欲とは本来、胃が空っぽになった時、つまり空腹時に感じるもの。しかしそれとは関係なく、生活習慣によって生まれる食欲、これがいわゆる『別腹(ベツバラ)』です。上で挙げた例にとどまらず、お腹が満たされているはずなのになぜか食べたくなるシーンって、普通に生活していても意外に多いって知っていましたか?

 

☑街を歩いていたら美味しそうな香りがしてきた

☑一緒にいる友達が幸せそうにケーキを選んでいた

☑グルメ番組でタレントが美味しそうに食事をしていた

☑レストランで隣の席に見栄えのする料理が運ばれてきた

 

こうした脳で感じた“美味しそうな想像”がニセモノの食欲『別腹(ベツバラ)』をこじ開けるのだそう。

 

『別腹(ベツバラ)』は脳の働きによるもの

とはいえ、私たち人間の胃袋はひとつ。スイーツ専用の胃袋が存在するわけではありません。ではどうして満腹だったはずの胃袋に食べ物が無理なく入るのでしょうか?その正体が脳の刺激なのです。人間は記憶をする生き物。以前食べておいしいと感じた記憶が再び食べる欲求を高めるのです。

 

オレキシンが胃を動かしてスペースを生み出す!

『別腹(ベツバラ)』ができる仕組みはオレキシンというホルモンの分泌に関係しています。本来オレキシンは血糖値が低い時に分泌されますが、それだけではなく「おいしそうなものがある」と脳が認識した時にも分泌されるのだそう。この物質が脳の視床下部から分泌されることをきっかけに、胃が活性化。胃に残留していたものを積極的に小腸へと送り出すことで、文字通り満腹だったはずの胃に空間=『別腹(ベツバラ)』が生まれるという説が最近では広く知られるようになったのだそう。

 

『別腹(ベツバラ)』は人間が生きていくための知恵

オレキシンが分泌されるのは、食べ物が十分に手に入らず、飢餓と戦っていた頃に身につけた人間の防衛本能と言われています。しかし、飽食が当たり前になった現代では、この食欲は逆にダイエットの天敵になってしまっています。このニセモノの食欲をいかにコントロールするかが、現代人最大の課題なのかもしれませんね。

 

女性のほうが甘いものへの反応が強いってホント?

脳がハッピーだと感じた時に分泌される脳内の快楽物質をエンドルフィンと言います。このエンドルフィンに対する反応が、男性より女性のほうが強いのだとか。これは女性が出産や授乳といった女性にしかできない子育てに多くのエネルギーを必要とするために備わった本能なのだとか。女性の方が『別腹(ベツバラ)』を感じやすい訳はこんなところにも起因しているようです。

 

いかがでしたか?記憶や視覚、嗅覚とニセモノの食欲の敵はいっぱい。でもスイーツで幸せな気分になるのは、女性としての本能のせいだったのかもしれませんね。くれぐれも食べ過ぎには注意して『別腹(ベツバラ)』と上手におつき合いしましょう。