Skincare

「保湿」で知ってほしい3つの成分 Part 1 ~コラーゲンのうそ・ほんと~

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だんだんと暖かい日が増えてきましたが、肌の調子はいかがでしょうか?「いまいち……」という方も「調子いい!」という方も、人それぞれだと思いますが、やっぱりスキンケアの基本といえば、どんな季節でも保湿ですよね。

そこで今回は、コスメコンシェルジュ天野が保湿に効果的な代表的な成分として、化粧品に配合されている“コラーゲン”、“ヒアルロン酸”、“セラミド”について解説していきたいと思います。一体どれを選べばいいの?成分の違いは何?と疑問を感じている方も多いのでは?本日は、“コラーゲン”にフォーカスをあてて、お話します。

「コラーゲンって、肌のコラーゲンを増やすのよね?」と、コラーゲンを塗ったり食べたりすると、肌を若々しくキープするものと思っている方も多いのではないでしょうか?まずは、そもそもコラーゲンとは何かを説明しましょう。

肌がもともと持っているコラーゲンは真皮の中

肌は3つの層から成りたっています。一番外側の表面の層を、表皮と言い、肌や身体を守るバリア機能の役割をしています。次の真ん中の層が真皮で、肌のハリや弾力を維持しています。一番下の層が皮下組織で、皮下脂肪などがある部分です。

コラーゲンは、肌のハリや弾力を司る真皮の部分にあり、たんぱく質からなる線維状の形態をしており、真皮の約70%を占めています。しかし、加齢や紫外線などの影響により、このコラーゲン線維が減ったり傷んだりします。

すると、古くなったゴムのように弾力を失い、表皮を支えきれなくなってしまい、シワやたるみの原因となってしまうのです。

コラーゲンを塗ると効果があるって、ほんと?

多くの化粧品にコラーゲンが配合されていますが、そんな減っていく真皮内のコラーゲンを補うために、塗って与えれば効果があるということでしょうか?実は、化粧品に含まれるコラーゲンが真皮にまで浸透して、自身のコラーゲンになることはないのです。

では、なぜ、コラーゲンは化粧品に配合されているのでしょうか?それは、保湿成分としてです。水分をとらえて肌のうるおいをキープする働きをする保湿成分は、その種類によって様々な働き方をもち、保湿力の強さも、順に3段階に分かれます。

①水分をつかむタイプ→水分を吸収するタイプ。湿度が低いと保湿力も下がってしまう。

②水分を抱えこむタイプ→水分を抱えこんでキープするタイプ。湿度が下がっても保湿効果を発揮する。 

③水分を挟みこむタイプ→水分を挟みこんでしっかりキープするタイプ。湿度が下がっても高い保湿効果を発揮する。

コラーゲンは、2番目の水分を抱え込むタイプの保湿成分。空気中の湿度が下がっても水分を抱えこんだまま、保湿効果を持続させます。乾燥するシーズンの使用や、軽度の乾燥肌タイプにおすすめです。極度の乾燥肌タイプの方は、保湿力の最も高い3番目の成分が気になりますよね?その成分はセラミドです。セラミドについては、このシリーズのPart3にて詳しく解説いたします。

コラーゲンを食べると肌に良いって、ほんと?

コラーゲンを豊富に含む食物やサプリを飲んでも肌に良いと聞き、必死に摂取していませんか?女子会のメニューではコラーゲン鍋なるものも人気ですよね。そもそも、年を重ねるごとに真皮内のコラーゲン量が減ってしまう原因は、卵巣から出るエストロゲンという女性ホルモンの減少と大きく関係しています。

なので、コラーゲンの摂取によって、肌のコラーゲンが増えることはありません。体内に入ったコラーゲンは、胃や腸でアミノ酸に分解されてしまい、コラーゲンのまま吸収され肌に届くことはないのです。

真皮内のコラーゲンを増やすには、コラーゲンそのものではなく、レチノールなどのコラーゲンの合成を促す成分を塗るのが効果的。その詳しいお話は、またご紹介することとしましょう。

コラーゲンを与えることでの効果に期待していた方には、とても残念なコラーゲンの真実でしたが、化粧品に配合されているコラーゲンは、肌をみずみずしくうるおわせる効果的な保湿成分。コラーゲンが配合されたものに「ハリ」などのエイジング効果がうたわれたものは、この保湿効果により表皮の表面にある角層の水分量を上げ、ツヤやハリを与えるように導く、ということなのです。 なので、決して効果が無いということでありませんので安心してください。

では、次回は“ヒアルロン酸“について開設します。


2015/03/23 | キーワド: , , | 記事: