Skincare

「保湿」で知ってほしい3つの成分 Part 2 ~ヒアルロン酸のうそ・ほんと~

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スキンケアの基本として大切な保湿。肌が乾燥すると、肌のバリア機能が弱まることで肌荒れを引き起こしたり、また、小じわの原因を作ってしまうことにもなります。

保湿に効果的で代表的な3つの成分、“コラーゲン” “ヒアルロン酸” “セラミド”の特徴を詳しく解説するこのシリーズ。コラーゲンに引き続き、今回は“ヒアルロン酸”について、ご紹介します。

わずか1gで6ℓもの水分を保持できるといわれているヒアルロン酸は、その性質により様々な化粧品に配合されている人気の保湿成分。お肌をモチモチにしてくれるイメージで、愛用の方も多いのではないでしょうか。ヒアルロン酸も、コラーゲンと同様にもともと肌が持っているもの。ヒアルロン酸が配合された化粧品を使うと、肌の中のヒアルロン酸が増量するのでは?と期待してしまいますよね?それでは、ヒアルロン酸は、肌にどのような働きをするものなのか説明します。

ヒアルロン酸は、肌のクッションの役目

コラーゲン編で説明したように、肌は、表皮・真皮・皮下脂肪、の3層で成りたっています。ヒアルロン酸はコラーゲンと同じく真皮の部分にあり、繊維状のコラーゲンがネットのようにはりめぐらされ、その間をムコ多糖類と呼ばれるゼリー状の物質が埋めつくしています。

この物質は、ハリや弾力をもたらし、いわば、肌のクッションの役目を果たしています。ムコ多糖類は水分を抱える性質があるため、真皮には約65%の水分が保たれています。赤ちゃんの肌が柔らかく透明感があるのは、ムコ多糖類が多く、真皮の水分が80%にもなるためです。そのムコ多糖類を形成している成分のひとつが、ヒアルロン酸というわけです。

年齢を重ねるにつれて肌の弾力が失われるのは、このヒアルロン酸を含むムコ多糖類を新たに生み出す能力が低下するからなのです。

ヒアルロン酸を塗ると肌のヒアルロン酸量が増えるって、ほんと?

減っていくヒアルロン酸を化粧品で補えればよいのですが、コラーゲンと同様に、化粧品に含まれるヒアルロン酸が真皮にまで浸透して、肌のヒアルロン酸が増えることはありません。

しかし、ヒアルロン酸は、保湿にとても効果的な成分として化粧品に配合されています。肌の中の水分をとらえる保湿成分は、保湿力の強さに種類があります。

①水分をつかむタイプ→水分を吸収するタイプ。湿度が低いと保湿力も下がってしまう。

②水分を抱えこむタイプ→水分を抱えこんでキープするタイプ。湿度が下がっても保湿効果を発揮する。 

③水分を挟みこむタイプ→水分を挟みこんでしっかりキープするタイプ。湿度が下がっても高い保湿効果を発揮する。

ヒアルロン酸は2番目の水分を抱え込むタイプで、水分とつながる力が強い保湿効果を持ちます。湿度の低い冬のうるおいケアや、乾燥肌の方におすすめです。

ヒアルロン酸を飲むと肌に良いって、ほんと?

ヒアルロン酸は塗るだけでなく、内側からのケアとして、サプリやドリンクでの摂取も人気です。しかし、ヒアルロン酸は分子が大きく腸で吸収されにくいため、そのまま肌の真皮に届くことはないようです。

そこで、経口摂取する場合は、分子量を小さくした「低分子ヒアルロン酸」を使ったものがおすすめです。ヒアルロン酸は、真皮だけでなく、筋肉や軟骨など身体の様々な部位で細胞同士をつなぐ役割をしています。肌の水分量の増加だけでなく、関節痛の改善の効果にも期待して、積極的に取り入れましょう。

食品からの場合は、鶏皮、手羽、豚足、フカヒレ、魚の目玉、山芋、納豆などに含まれています。このように、肌の中で水分を抱えこんで保湿し、みずみずしさを与えるヒアルロン酸。乾燥を感じたら、外側と内側からのケアでうるおいキープしてくださいね。


2015/03/24 | キーワド: , , | 記事: