Skincare

「保湿」で知ってほしい3つの成分 Part 3 ~セラミドのうそ・ほんと~

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スキンケアの基本として大切にしてほしい、保湿のお手入れ。保湿をしっかり行うことで、肌のバリア機能を正常に保ち、乾燥による肌荒れや小じわを防ぐことにつながるのです。

保湿に効果的で代表的な3つの成分、“コラーゲン” “ヒアルロン酸” “セラミド”の特徴を詳しく解説するこのシリーズ。最終回は保湿力が最高の“セラミド”について、ご紹介します。

セラミドは、乾燥肌用や敏感肌用の化粧品に配合されているのを、よくに目にすることと思います。乾燥や敏感などの肌トラブルをも癒す、セラミドのうるおい成分とはいかなるものなのでしょうか。

セラミドも、コラーゲンやヒアルロン酸同様、もともと肌が持っているもの。肌にどのような働きをするものなのか、詳しく説明していきましょう。

肌がもともと持っているセラミドは、肌のうるおいを守る役目

コラーゲン編で説明したように、肌は、表皮・真皮・皮下脂肪、の3層で成りたっています。コラーゲン、ヒアルロン酸は真皮にあるのに対し、セラミドは最も外側の層の表皮にあります。

表皮の中でも一番外側の部分は角層(角質層)と呼ばれ、肌の水分を保持して刺激や乾燥から肌や身体を守るバリア機能として働いています。その角層の中で、細胞をひとつひとつ繋げているのが細胞間脂質と呼ばれる物質。細胞間脂質が細胞の間をみっちりと埋めることで、バリア機能を果たし、肌のうるおいを守るというわけです。

その細胞間脂質の40%と高い割合を占める成分がセラミドです。つまり、このセラミドが多いか少ないかで肌のうるおい度が決まります。セラミドは表皮の中で、角層のターンオーバーとともに作り出されます。年齢を重ねるごとに乾燥を感じるのは、加齢とともにターンオーバーが乱れ肌機能も衰えるため、セラミドを生成する能力が低下してしまうからなのです。

セラミドを塗ると肌がうるおうって、ほんと?

セラミドが入っている化粧品は、このように肌の中で働くセラミドの不足を補うため。乾燥肌や敏感肌をケアする最強の保湿成分として配合されています。水分をとらえて肌のうるおいを守る保湿成分は、それぞれに保湿力の強さに種類があることを、コラーゲン編、セラミド編ともに説明しました。

①水分をつかむタイプ→水分を吸収するタイプ。湿度が低いと保湿力も下がってしまう。

②水分を抱えこむタイプ→水分を抱えこんでキープするタイプ。湿度が下がっても保湿効果を発揮する。 

③水分を挟みこむタイプ→水分を挟みこんでしっかりキープするタイプ。湿度が下がっても高い保湿効果を発揮する。

セラミドは、最も高い保湿力である3番目の水分を挟みこむタイプ。水分をサンドイッチ状に挟むので、湿度がどんなに下がっても肌の中の水分を逃がさずキープします。湿度の低い冬の時期の乾燥対策や、乾燥性の敏感肌など乾燥によるダメージに悩む方におすすめの保湿成分です。

セラミドは“本物”と“そっくり”があるって、ほんと?

セラミド入りの化粧品を選ぶ際、効果的に肌をうるおわせるためにポイントがあります。化粧品に配合されるセラミドには、本物と擬似セラミドがあるのです。擬似セラミドとはセラミドと似た構造を持ち、石油原料などから化学合成されたもので実際には別物です。安価で大量生産できる分、保湿効果はいまひとつ。

セラミド配合とうたわれていても、擬似セラミドを配合しているものもあるので成分表示をよくチェックすることが大切です。「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」など、数字がついたセラミド成分が本物のセラミドです。

本物とは、「ヒト型セラミド」と呼ばれ酵母などから作られたもので、人間が細胞間脂質の中でもともと持っているセラミドとほぼ同じ化学構造をしています。そのため、肌になじみやすく高い保湿力が期待できるのです。

このように、私達がもともと持っている肌のうるおいを守る役目のセラミド。そのセラミドを塗って与えることが、乾燥ダメージや、バリア機能が低下し敏感に傾いた肌にとても効果的なのです。セラミドのパワーで保水力を高め、みずみずしい健康なお肌を手に入れてくださいね!


2015/03/25 | キーワド: , , | 記事: