Skincare

気になる「美白」のおはなし Part 2 ~「メラニンを作れ!」という指令をストップさせる働きの成分

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陽射しが強くなってくると、力を入れたいのが美白ケア。しかし、様々な美白化粧品が売られているのを前に、自分の肌には何が良いのか迷ってしまいますよね。

コスメコンシェルジュが、数ある美白成分の特徴を詳しく解説するこのシリーズ。Part1では、メラニンのできる仕組みと美白有効成分がどのように肌に働くのかを紹介いたしました。Part2では、その美白有効成分の

①「メラニンを作れ!」という指令をストップさせる働きの成分

②チロシナーゼの活性をブロックさせる働きの成分

③メラニンの蓄積を抑える働きの成分

という3種類ある働きのうち、1番目のメラノサイトに対して出されるメラニンを作る指令を抑制する成分について詳しく説明していきます。

日焼けのファーストステップ

肌が紫外線を浴びると、そのダメージから肌の内部を守ろうとする防御機能が働き、メラニンを作る工場・メラノサイトに対して、「メラニンを作れ!」という指令を出すエンドセリンなどの情報伝達物質が表皮細胞から分泌されます。この情報伝達物質がメラノサイトに届くと、メラノサイトの中でメラニンが作られ始めてしまうのです。

 指令をストップさせる働きの2つの美白有効成分

メラニンができるメカニズムのステップのどこかを邪魔するのが美白成分の働き、とはPart1でお話しましたが、今回ご紹介する2つの美白有効成分は、この情報伝達物質の出す「メラニンを作れ!」という指令を抑制する働きがある成分です。

この働きによって、メラノサイトが稼働するのを抑え、シミにならないように作用するというわけです。いずれも、美白における医薬部外品の有効成分として承認されています

トラネキサム酸

もともとは、抗炎症剤として使用されてきたトラネキサム酸を美白成分として開発したものです。資生堂が開発したもので、抗炎症・抗肌荒れの元来の効果と区別するために、美白成分としては、「m-トラネキサム酸」という慣用名で知られています。開発元の資生堂から発売されている美白化粧品において、配合されているのが多く見られます。

カモミラET

ハーブのカモミール(キク科植物カミツレの花)から抽出されたエキス。花王が開発したもので、花王では独自にカモミラETと表示していますが、他社で使用される場合の成分表示名は「カミツレエキス」です。抗炎症作用も併せもっています。開発元の花王から発売されている美白化粧品において、配合されているのが多く見られます。

 

このように、メラニン生成メカニズムの早い段階で働く特徴をもつ、美白有効成分です。メラノサイトが活性化する前に食い止めてくれる、先制アプローチの作用により、うっかり紫外線を浴びてしまった場合のアフターケアに効果的でしょう。また、レジャーなどで思わぬ紫外線を浴びてしまいそう、という場合の予防ケアにも。

さて、美白有効成分の働きには、今回ご紹介した「メラニンを作れ!」という指令がメラノサイトに届いてしまった場合を、抑制する働きをするものもあります。その成分の詳しい解説はPart3に続きますので、もう少しおつき合いくださいませ。


2015/04/19 | キーワド: , , | 記事: