Skincare

気になる「美白」のおはなし Part 4 ~メラニンの蓄積を抑える働きの成分とは?~

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効果的な美白ケアに役立つ、様々な美白有効成分の特徴を、コスメコンシェルジュが詳しく解説するシリーズ。Part3に引き続き、美白有効成分が肌にどのように作用するのか、その働き別に説明します。

最終回の今回は、できてしまったメラニンの蓄積を抑える働きの成分についてお話していきます。

作られてしまったメラニンはシミへ・・・

肌が紫外線などの刺激を受けると、メラニンを作る工場・メラノサイトに対して「メラニンを作れ!」という指令を出し、その指令が届いたメラノサイトが稼働を始めます。するとメラノサイト内でメラニンを生成する酵素・チロシナーゼが活性化し、メラニンを生成してしまいます。というのが、メラニンのできるメカニズム、と前回までに解説しました。

こうして作られてしまったメラニンは、通常は肌表面へと移動し、ターンオーバーとともにアカとなってはがれおちます。しかし、紫外線の他、様々な刺激によりメラノサイトが働き続け、過剰に作りだされたメラニンはターンオーバーで排出しきれず蓄積されてしまいます。蓄積されて、肌の表面に茶色くとどまってしまったのがシミというわけなのです。

メラニンの蓄積を抑える働きの3つの美白有効成分

できてしまったシミの大敵であるメラニンの蓄積を抑えてくれるのが、今回解説する美白有効成分です。これらは、メラニン色素を還元させたり、排出を促すことで、肌の中でメラニンが蓄積されるのを防ぐ働きをしてくれます。いずれも、美白における医薬部外品の有効成分として承認されています。

エナジーシグナルAMP

天然酵母由来の成分。大塚製薬が開発したもので、代謝を高めてターンオーバーを促進することでメラニンの排出を促します。エナジーシグナルAMPとは慣用名で、成分表示名は「アデノシン一リン酸二ナトリウムOT」です。

開発元の大塚製薬から発売されている美白化粧品において、配合されているのが多く見られます。

リノール酸S

サフラワー(紅花)油などから抽出される成分。サンスターが開発したもので、ターンオーバーをサポートしてメラニンの排出を促します。また、メラニンを生成にかかわる酵素・チロシナーゼを分解して量を減らすことでメラニン生成を抑える効果も併せもちます。

開発元のサンスターから発売されている美白化粧品において、配合されているのが多く見られます。

ビタミンC誘導体

もともと不安定であったビタミンCを、肌に吸収しやすい形に変えたもの。還元効果によって、メラニン色素を淡色化する作用があります。また、チロシナーゼの働きを阻害することでメラニンの生成を抑える効果も併せもちます。

シミやソバカスの予防だけでなく、ニキビやシワの予防にも効果があることから、様々なメーカーから配合されたものが発売されている成分です。

 

このように、できてしまったメラニンの排出を促進したり、還元することで、メラニンの蓄積を抑えシミやソバカスを防ぐ特徴をもつ、美白有効成分です。美白有効成分は、あくまでメラニンが作られるのを防ぐもの。今あるシミを消す作用には期待できません。しかし、これ以上シミが濃くならないように予防するために、これらの有効成分は効果的です。

また、ターンオーバーを促してメラニン排出促進効果のある成分は、ターンオーバーが乱れてくすみがちなお肌への使用にもおすすめです。

コスメコンシェルジュのポイント!

メラニンが作られるのを防ぐために、陽射しの強い時期だけでなく1年中使用することが、肌本来の明るさをキープするための、大切なポイントです。また、シミの大きな要因のひとつ、紫外線から肌を守るためにUVケア化粧品の使用も忘れずに!

 

Part4まで続いた美白の有効成分のシリーズ、いかがだったでしょうか?ひとことに「美白成分」と言っても、メラニンができるメカニズムのステップを邪魔するために、美白成分によって働きかけるステップに、それぞれ特徴があることがお分かりいただけたと思います。数多くある美白成分の中から、自分の悩みに合わせた成分を選びだす参考にしてみてくださいね!


2015/04/21 | キーワド: , , | 記事: