「君に届け」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「君に届け」のあらすじ

小学生の頃、遊具の土管から出てきた爽子を見た子供が、「貞子」に似ているということからそのあだ名を付けられてしまい、皆から怖がられるようになり、爽子は暗い影を落とすことになります。

その後、高校生になった爽子の前に風早が現れ、爽子の運命の歯車が回り始めるという恋愛ストーリーです。

主な出演者

監督:熊澤尚人 出演:多部未華子(黒沼爽子)、三浦春馬(風早翔太)、夏菜(矢野あやね)、蓮佛美沙子(吉田千鶴)、桐谷美玲(胡桃沢梅)ほか

貞子とあだ名を付けられ、高校に入り学校一の人気者と出会う

黒沼爽子は心優しい女子高生なのですが、幼稚園の頃から「座敷童みたい」と友達に言われることもありました。

父は爽子に「座敷童は人を幸せにする」と教わり、人の役に立ちたいと思った爽子は「一日一善」をモットーに過ごしていきます。

 

小学生になり公園の土管から出てきた爽子を見た子が、映画の貞子にそっくりだったことから友達が怖がり始め、学校でも貞子と呼ばれるようになりました。

学校のみんなが爽子を怖がるようになったことから、爽子は内気で大人しく、性格の暗い女の子へと変わってしまいます。

 

高校生になり、爽子は通学途中に同じ学校の制服を着た男子生徒が道に迷っている姿を見て、学校の方向を教えてあげます。

すると少年は爽やかな笑顔で爽子にお礼を言い、爽子の髪についていた桜の花びらを取って、爽子の手のひらに乗せました。

 

少年は友達に呼ばれてその場を去るのですが、振り返った少年は桜の木を見上げて笑う爽子の姿が忘れられなくなってしまいます。

この少年こそ、後に学校一の人気者となる「風早翔太」です。

爽子自ら、肝試し大会でお化け役を担う

爽子は高校に入っても一日一善を忘れず、花壇の水やりやペットボトルの分別、掃除用具の手入れなどを行っていて、その様子を風早は遠くから見ていました。

ある日、貞子と3秒以上目を合わせると不幸になるという噂が立ちました。

 

風早はそんなことあるはずないと言って笑い飛ばしたのですが、真面目な爽子はそれを真に受けてしまい、人と3秒目を合わせてはいけないと判断してしまいます。

噂が流れたせいで、ますます爽子は怖がられるようになり、爽子は学校生活を送る際に人の目を見ないように気を付けて過ごすことになっていきますが、風早だけは今まで通り爽子に接してくれました。

 

そんなある日、風早は肝試し大会をしようと提案し、「なるべく全員参加」と言いました。

真面目な爽子は参加用紙に名前を記入しようとするのですが、貞子が来たら本当に幽霊が出そうという女子生徒の話を聞き、自分が霊感があればみんなの役に立てるのにと落ち込み、名前を書くのを止めてしまいます。

 

爽子の噂を聞いた先生までもが爽子の元にやってきて、3秒間爽子の目をじっと見つめ、何も起こらなかったことに残念がります。

そこへ風早もやってきて、黒沼は爽やかな子と書いて爽子でしょと言って、肝試しの養子に爽子の名前を書き足してくれました。

 

ある日、クラスメイトの千鶴とあやねが、貞子がお化け役をやったら絶対ウケるという話を聞き、爽子は自分からお化け役をやらせてほしいと言い始めます。

肝試し大会の当日、お化け役を見事にこなしている爽子の元に、千鶴とあやねがやって来て、いい仕事をしていると褒められます。

そこへ風早もやって来て、3人は仲良くなっていきます。

友達に迷惑をかけないように距離を取る爽子

千鶴とあやねは一緒に帰るようになり、学校帰りに風早も入れて4人で千鶴の幼馴染の親が経営するラーメン屋に行くこともありました。

そんなある日、爽子は一緒に行動している千鶴とあやねの評価が下がってしまうという話を聞き、爽子は2人に迷惑をかけないように、できるだけ遠ざかることを決意します。

 

爽子の異変に気付いた千鶴とあやねは動揺を隠せず、爽子に何があったのかと問いただすのですが、決して口を割ることはありませんでした。

そんな矢先、爽子は千鶴とあやねの悪口を言っている女子生徒を見かけ、今までにない大きな声で千鶴とあやねに謝ってくれるようにお願いします。

 

今まで見た子ともない爽子の姿に周りはとても驚き、3人は再び仲を取り戻しました。
それをきっかけに爽子は風早を憧れの対象としてではなく、異性としても意識し始めるようになります。

大晦日の夜、爽子は風早に自分の思いを告げる

中学生の頃から風早のことが好きだったくるみは、風早と爽子が仲良くなったのが気に入らず、爽子に対して嫌がらせをするのですが、爽子はくるみを嫌いになることができませんでした。

その後、風早は爽子に自分の思いを告げ、爽子はとても喜んだのですが、自分の自信のなさに風早のような男子に自分はもったいないと思うようになり、告白を断ってしまいます。

 

そんな爽子にアドバイスをしたのが千鶴の幼馴染の龍で、自分を信じないということは、自分のことを好きでいてくれている全ての人を信じないということ、と言われてしまいます。

爽子は千鶴やあやね、風早の顔が浮かび、自分を信じてくれていると信じることができました。

 

大晦日の夜は家族でコンサートを見る予定があったのですが、自分の気持ちを伝えたいと思った爽子は、その会場から飛び出してしまい、風早がいる神社に急ぎました。

カウントダウンが近づき、爽子は必死で風早を探すのですが、風早は既に帰った後でした。

 

爽子は風早に会えなかったことがショックで歩いていると、風早を見つけることができました。

風早の元に駆け寄った爽子は一生懸命自分の気持ちを伝えて、好きだということを風早に伝えます。

2人は微笑み合い、新年に黒沼と一緒にいれて良かったというと、二人で桜の木を見上げました。

映画ライター「タイリュウ」の一言

貞子のような怖い印象の女の子が、恋をすることでどんどん可愛らしい女の子に成長していくところが微笑ましたかったです。

周りの目ばかりを気にして自分の気持ちを押さえていた爽子に感動し、最後のシーンで風早と爽子が結ばれたときには涙が出ました。

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