「M:I-2」のあらすじ
トム・クルーズ製作と主演による人気スパイアクションシリーズ、ミッション:インポッシブルの第2弾です。
強力な感染力を持った殺人ウィルスと解毒剤を巡って、トム・クルーズ演じたイーサン・ハントが壮大な陰謀に挑むことになります。
主な出演者
トム・クルーズ(イーサン・ハント)、タンディ・ニュートン(ナイア・ホール)、ダグレイ・スコット(ショーン・アンブローズ)、ヴィング・レイムス(ルーサー・スティッケル)、リチャード・ロクスバーグ(ヒュー・スタンプ)、アンソニー・ホプキンス(スワンベック)ほか
最初の依頼
アメリカのCIAの特殊諜報部であるIMFのトップエージェントのイーサン・ハントは、休暇を取ってオーストラリアのエアーズロックで、ロッククライミングを楽しんでいました。
その頃、IMFにバイオサイト製薬会社の研究員であるネコルヴィッチ博士が開発した、感染すればわずか20時間で治癒不可能となり、たった30時間で死に至ってしまうウィルスのキメラと、その治療薬であるベレロフォンを、シドニーからアトランタへの旅客機で輸送するのに護衛をつけてほしいとの依頼がありました。
IMF司令官のスワンベックは、イーサンの代用として諜報員のショーン・アンブローズに護衛任務を命じました。
ところがアンブローズは博士を殺害してしまい、ウィルスと治療薬を奪ってパラシュートで逃亡したのです。
監視
イーサンは休みの返上で、ウィルスの奪還とナイア・ホールという全世界の指名手配の大泥棒を、仲間に引き入れるという任務を課せられることになりました。
ナイアがいるというスペインのセビリアに到着したイーサンは、ダイヤのネックレスを盗み出そうとしていたナイアに接触して、協力を願い出たのです。
最初は協力を拒もうとしていたナイアでしたが、やがてイーサンに協力することにしました。
イーサンはスワンベックから、ナイアがアンブローズの元の恋人だと聞かされて、ナイアをアンブローズのところに潜入させるように命じられました。
イーサンは、旧知の仲のルーサーやヘリ操縦士ビリーと一緒に、ナイアとアンブローズの様子を監視することにします。
タイムリミット
アンブローズは、ベレロフォンをオークションにかけて、高値で売り捌こうと目論んでいました。
アンブローズは、バイオサイト製薬会社の社長ジョン・マクロイと接触して、キメラの実験をした人物が、感染してから34時間後に死亡した記録の映像を提示したのでした。
イーサンはネコルヴィッチ博士にうまく変装してマクロイを脅し、マクロイも金儲けのためにベレロフォンを独り占めしようとしていることを聞き出しました。
イーサンは、アンブローズが持っているのはベレロフォンだけだということを知り、バイオサイト社に保管されているキメラを破壊するために、社内にヘリコプターから侵入したのです。
イーサンがキメラを破壊している時に、あらかじめその行動を読んでいたアンブローズが突然襲いかかってきました。
アンブローズはナイアが裏切ったことだと見抜いていて、ナイアは咄嗟に最後に残ったキメラを自ら撃ちました。
タイムリミットはあと20時間、イーサンは必ずナイアを助けると誓って脱出したのです。
キメラの消滅
アンブローズは、キメラを世界に拡散するために、ナイアをシドニーの街に放置しました。
アンブローズの狙いは、ベレロフォンの需要に乗じて、バイオサイト社の乗っ取りを図ることでした。
アンブローズは、マクロイを交渉の席で殺害しましたが、そこへイーサンがベレロフォンを入手するために潜入してきました。
イーサンは、アンブローズの部下のスタンプに自らの変装をさせて、アンブローズは間違えてスタンプを射殺してしまいます。
イーサンはスタンプに変装して脱出してから苦戦しますが、なんとか顎を砕いて話せないようにします。
さらにベレロフォンとバイクを奪って、ルーサーが援護射撃をするときに逃走しました。
そしてイーサンはバイクで追ってきたアンブローズと一騎討ちになります。
イーサンはナイアを連れて戻ってきたルーサーにベレロフォンを渡すと、アンブローズを射殺してしまいました。
ベレロフォンを撃ってから、命拾いしたナイアの血液からはキメラが完全に消滅していたのでした。
イーサンは、スワンベックからキメラを回収しなかったことをきつく問われました。
そしてイーサンは火ですでに燃えてしまったと報告します。
ナイアの犯罪記録は抹消されて、イーサンは再び休暇に戻りました。
映画ライターりょうの一言
休暇でロッククライミング、しかも安全ロープなしから始まるという、トム・クルーズの身体能力に度肝を抜かされました。
ミッションの依頼をサングラスで請け負う辺りも、すごくかっこいいです。
前作に出演していたデジタルの魔術師ルーサーもIMFのチームに加わり、バックアップは万全でした。
この映画の見所は、やはりイーサンが敵を追いかけるバイクシーンで、曲乗りをしながら銃弾を避けていくところです。
ミラーを見ながら後ろに正確な射撃をするなんて、絶対に簡単にできるものではありません。
本当に凄すぎると思ってしまうぐらい、乗り物の乗りこなし仕方が、まさに圧巻でした。
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