「デッドプール」のあらすじ
マーベルコミックスの異色ヒーロー「デッドプール」が繰り広げるアクション映画です。
企画は一度2004年に始まるも棚上げになり、その後2009年に20世紀フォックスにより脚本作りが開始されました。
恋人と幸せに暮らしていた主人公ウェイド・ウィルソンは、ガンによる余命宣告を受けます。
そこでガンを治せるリクルーターを尋ねるのですが、そこでは恐ろしい人体実験が行われ、人生を変える出来事が起きます。
監督はティム・ミラーが務めています。
主な出演者
監督:ティム・ミラー 出演:ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン/デッドプール)、モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)、エド・スクレイン(フランシス/エイジャックス)ほか
幸福から一転、ガン宣告の末の決断
特殊部隊を除隊し、トラブルシューターをしながらニューヨークで日銭を稼いで暮らしていた傭兵のウェイド・ウィルソンは、気まぐれにチンピラを懲らしめ「正義の味方」を名乗ったり、傭兵隊の集まるバーで「デッドプール(死の賭け)」と称した、戦って死ぬかという賭けに興じたりと気ままな暮らしを送っていました。
そんな時、彼に運命の出会いが訪れるのです。
彼女はヴァネッサという名の高級娼婦でした。
彼女と出会い、交際をし始めるウェイドと一緒に住み始めます。
二人は愛し合い、結婚の約束をします。
幸せの絶頂に、突然二人に思いがけない出来事が起こりました。
ウェイドが突然意識を失い、病院に運ばれてしまったのです。
末期ガンを宣告されるウェイドは、彼女から身を引くことを決心します。
しかしヴァネッサは納得しません。
ウェイドのことを見捨てないと言い張ります。
恐ろしい人体実験
そんな時、親友が経営しているバーで、ある男に出会いました。
彼はある組織のリクルーターで、組織の力があれば末期ガンが治るというのです。
ガンが治るどころか素晴らしい能力も手に入る、という信じがたい話でした。
一旦は断ったウェイドでしたが、悩んだ末にヴァネッサには何も告げずに組織の元へ向かう決心をしました。
ウェイドが連れてこられたのは、単なる研究期間ではなく人体実験を行う非合法組織でした。
ベッドに拘束されるウェイドの元に、二人の人物エイジャックスとエンジェルが現れ、彼に謎の注射をします。
その注射は、体内のミュータント遺伝子を活性化させるというものでした。
そして突然変異を誘発させるために、拷問を受けることになります。
その拷問の末にウェイドの細胞は変化し、驚異的な治癒能力を手に入れて、ガンも消えました。
しかし引き換えに、副作用で顔に火傷のような傷跡ができてしまいました。
ウェイドはエンジェルからマッチを奪い、爆発を引き起こします。
そして施設は瓦礫の山と化し、ウェイドのエイジャックスは炎の中で乱闘します。
エイジャックスはウェイドを串刺しにしますが、その絶体絶命をなんとか切り抜けたウェイドは、驚異的な回復力を手にしていました。
テッドプールとして生きる決断
脱出に成功したウェイドは、ヴァネッサの元に向かいます。
しかし街を歩いていると醜い自分に向けられる視線に気がつき、彼女の近くまで行きながらも声をかけることが出来ませんでした。
ヴァネッサが醜い自分を受け入れてくれるとは思えないウェイドは、盲目の老婆アルの元に身を寄せるのです。
友人のウィーゼルの経営するバーを訪れたウェイドの提案で、ウェイドは死んだものとして、新たに「デッドプール」として生きて行く決断をします。
エイジャックスが言った「顔の傷を治せる」という言葉を頼りに、ウェイドは自作の赤いコスチュームと覆面をつけて、酒場で行われている「デッドプール(死の賭け)」のように町のならず者を倒しながらエイジャックスを探します。
エイジャックスを見つけたデッドプールは、高速道路で襲撃をします。
しかしそこに騒動を見て駆けつけた、X-MENのコロッサスとネガソニックが現れます。
そして彼らと問答している間に、エイジャックスに逃げられてしまいました。
一方のデッドプールの正体を知ったエイジャックスは、人質としてヴァネッサを誘拐してしまいます。
ヴァネッサを救出せよ
ウェイドはヴァネッサ救出のために、ウィーゼルとアルに別れを告げます。
コロッサスとネガソニックの協力の元、エイジャックスのアジト、航空母艦のある廃棄場を襲撃します。
デッドプールのトレードマークである日本刀、コロッサスとネガソニックの超人的な能力を携え、敵を迎え撃ちます。
壮絶な死闘の末、エンジェル以下の敵を倒しました。
残すはエイジャックスのみで、ウェイドはエイジャックスを追い詰め、自分を元の姿に戻すように要求をします。
しかしエイジャックスからの返答は「元どうりにする方法などない」でした。
嘲笑されたウェイドですが、報復を思いとどまらせようとするコロッサスの説得を聞き入れず、ウェイドはエイジャックスを殺します。
その後、ウェイドはヴァネッサとの再会を果たしました。
驚いたヴァネッサでしたが、デッドプールを受け入れます。
祝福を述べ、立ち去るコロッサスとネガソニックの背後でウェイドとヴァネッサは抱き合い、口づけを交わします。
映画ライターkokoの一言
マーベルの作品なので、期待度は高まりました。
求めるものにより感想は異なるとは思いますが、最初からパロディ、コメディを心構えておけば面白おかしく、たまにシリアスでハラハラしてと、ジェットコースター状態で面白い作品だと思います。
全体的にごちゃ混ぜ感が、日本映画にはない面白さと思いました。
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