「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章「発進篇」」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

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「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章「発進篇」」

ある日、謎のメッセージを受けた古代たちは、宇宙のどこかで誰かが救いの手を求めていると信じながら政府が反対する中で、ヤマトを発進させます。

アステロイドベルトを利用した防衛の手段で、地球艦隊旗艦のアンドロメダとの対決など、オリジナルのヤマトを彷彿させました。

第十一番惑星での電光石火の救出作戦という、2202の独自のエピソードも交えたシリーズの第2作目です。

主な出演者

小野大輔(古代進)、桑島法子(森雪)、大塚芳忠(真田志郎)、鈴村健一(島大介)、神谷浩史(クラウス・キーマン)ほか

時間断層の空間とは

月面でガミラス駐地球大使のローレン・バレルに会った元ヤマト・クルーの古代進は、バレルからテレザート星とテレサの存在と、彼女の持つ膨大な力についての詳しい説明を受けます。

元ヤマト・クルーだけが死んでいった近い人の幻を見たのは、テレサが救いを求めているせいで、不穏な宙域にあるテレザートにヤマトはすぐに行くべきだ、とバレルは言いました。

地球に戻ってきた古代は、ガミラス駐地球武官のクラウス・キーマンに案内され、ある施設へ入ることになります。

 

施設には、地球艦隊の無人軍事工場で多くの艦艇がありました。

ここの空間は時間断層と名付けられ、ヤマトが地球を救うためにイスカンダルから獲得したコスモリバースシステムの副作用ということを、キーマンは言いました。

外の世界の約10倍も早い時間が、ここでは過ぎてしまうのです。

地球政府はこれを利用して、星として復興間もない段階でアンドロメダを始めとした波動砲艦隊などの多くの武力を生み出していました。

 

古代は、地球政府統括司令長官の藤堂平九郎にテレザート行きの許可を求めたのですが、藤堂はこれを了承しませんでした。

助けを求める声を一切無視することができない古代は、真田志郎らの元ヤマト・クルーに呼びかけ、地球政府に無断でテレザートへ行くことを計画しました。

古代は婚約者の森雪を絶対に巻き込みたくないので、雪に地球に留まれと言いますが、雪はそれに落胆したのか、古代の前から急に姿を消してしまいます。

沖田の幻

ヤマト艦内で、古代は真田から艦長代理への就任を頼まれることになります。

真田はヤマトにイスカンダル航行時の艦長の沖田十三のような采配が適しているとして、それを今ここでできるのが古代しかいない、との考えを示しました。

古代はイスカンダルとの約束で、以前放棄したはずの波動砲を再び自分が命じて使用させてしまう可能性に不安を持ちます。

 

そんな時、彼は沖田の幻を見ました。

沖田は「今ここで覚悟を示せ」と言って姿を消しました。

ヤマトに元クルーたちが集結しました。

発進準備は着々と進んでいますが、地球政府はヤマトの無断発進の動きをすでに察知していて、これを阻止しようとします。

 

藤堂が古代に、発進することを断念するように呼びかけました。

そして古代は、この会話を全艦放送で全クルーに聴かせます。

藤堂の説得も拒んでいて、あくまでも救いを求める者へ手を差しのべようと初志貫徹すしている古代に、全員が同調したヤマトは政府の妨害を振り切って、テレザートへ向けて発進するのでした。

アンドロメダの攻撃

月に滞在していた元ヤマト航空隊長の加藤三郎は、ヤマトのテレザート行きには誘われていませんでした。

彼の息子が難病にかかっていて月で治療中の為、みんなが加藤を気遣って声をかけなかったからでした。

ヤマトの反乱を阻止したい政府は、アンドロメダにヤマトの追撃を命じます。

山本玲たち、元ヤマト航空隊のメンバーもテレザート行きに参加する為に地球艦隊を脱走していきますが、政府側の追尾に遭って苦戦してしまいます。

 

そこへキーマンが助けに入ったことで事態が急に好転して、玲らは無事にヤマトと合流できました。

そしてキーマンも、古代らと一緒にテレザートへ向かいます。

小惑星帯宙域でヤマトはアンドロメダと対峙しました。

アンドロメダ艦長の山南修も、すぐにテレザート行きを断念するように説得しますが、古代は全く応じませんでした。

 

先にアンドロメダが発砲しますが、真田たちの手によってヤマトは、小惑星帯に浮遊している多くの岩盤を、電磁力で艦体にうまく密着させることで、相手からの攻撃を凌ぎました。

岩盤は徐々に減っていきますが、波動防壁の整備が完了した為、アンドロメダの最後の砲撃からヤマトは身を護ることができたのでした。

正面衝突コースを辿っていく両艦でしたが、古代と山南の双方の意地の張り合いで、どちらも回避行動をとらずに側面同士で激しい摩擦を生じさせながら、そこを過ぎていきました。

 

アンドロメダが反転してヤマトの追尾を続行しようとした時に、地球政府からヤマトの反乱はその容疑がきちんと晴れた、との通達が出ました。

藤堂からヤマトに、テレザート偵察の任務が下されたのでした。

背景にはガミラス大使のバレルによる、地球政府大統領への働きかけがあったのでした。

その後、加藤も妻の真琴の理解を得て、ヤマトの合流を遂げることになりました。

太陽系外縁部の第十一番惑星

太陽系外縁部の第十一番惑星は、地球人とガミラス人とが共生している惑星ですが、ガトランティスの攻撃を受けていました。

圧倒的劣勢で、ここで駐在していた外洋防衛師団司令官の土方竜が、降伏の意を示していました。

しかし、ガトランティス側は降伏ということを認めておらず、あくまで殲滅の構えでした。

通信手段が全く無い状況下で、第十一番惑星に駐屯する斉藤始は、部下の永倉志織に今すぐ惑星の外へ出て救援を呼ぶように指示しました。

 

敵の攻撃をかいくぐった志織は、ヤマトに助けられました。

その志織によって古代は、第十一番惑星へと進路をとります。

志織の報告によると多くのガトランティス艦体があって、藤堂もキーマンも大きく反対していました。

しかし、時間が過ぎれば過ぎるほど、生存者の生存確率が低くなるのは明白でした。

古代はこのような状況は、バラン星の1万対1の戦いの比にならないと考えました。

 

ほんの僅かな確率でも生存者がいることを信じていた古代は、ヤマトを惑星上空のスレスレにワープアウトさせます。

電撃作戦で、生存者全員を回収することにうまく成功したヤマトはすぐに離脱を図りますが、惑星に次の巨大艦体が多く出現して、強大な一撃を惑星に向けて大きく放ちました。

そして閃光にヤマトは包まれてしまいました。

映画ライターりょうの一言

いよいよヤマトが出港したのでした。

ところが、前作のように皆の希望を乗せて見送られるのではなくて、反逆者としてでした。

地球のことを一番に考えたクルー達の正義があるのですが、その行いに対する迷いもあるし、イスカンダルとの約束を破ってしまうかもしれないという不安もあります。

2202では、古代達クルーの複雑な心情を感じることが、一番大事な見所だと思います。

風呂敷を広げている最中の第二章です。

太陽系十二番惑星で、本格的にガトランティスと交戦することになったヤマトは、果たしてどんな航海を見せていくのか。

今後の話に大きく期待が膨らみます。

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