「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章「純愛篇」」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

SF映画

「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第三章「純愛篇」」

大ヒットSFアニメ宇宙戦艦ヤマトを現代的にリメイクした、2012年の大ヒット作宇宙戦艦ヤマト 2199の続編シリーズの3作目です。

旧作のヤマトシリーズの第2作「さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」のストーリーを元にして、原作の福井晴敏氏がシリーズ構成と脚本を担当しました。

主な出演者

古代進(小野大輔)、森雪(桑島法子)、島大介(鈴村健一)、真田志郎(大塚芳忠)、徳川彦左衛門(麦人)、南部康雄(赤羽根健治)、相原義一(國分和人)、加藤三郎(細谷佳正)、山本玲(田中理恵)、藤堂平九郎(小島敏彦)、クラウス・キーマン(神谷浩史)、斉藤始(東地宏樹)、土方竜(石塚運昇)、ズォーダー(手塚秀彰)、ロバート・レドラウズ(土師孝也)、桂木透子(甲斐田裕子)

危機一髪逃れたヤマト

ガトランティス大帝のズォーダーや多くの部下たちの前で、情報士官ガイレンが、ヤマトのガミラスとの戦いの映像を映し出しました。

部下たちはヤマトの波動砲の威力に驚いていましたが、ズォーダーはヤマトが波動砲を絶対に撃たないと断言していました。

ガトランティス艦隊の攻撃を大きく受けたヤマトは、第十一番惑星の瓦礫の中で健在でした。

 

バリヤーの波動防壁を張って、何とか生き延びたのです。

しかし、惑星の上空ではガトランティス艦隊が、どんどんワープによって出現していました。

彼らはヤマトが無事なことに気がついていましたが、大帝の指示によってヤマトを無視することにしました。

隊長の加藤は、ガミラスから派遣されていたキーマンに嫌味を言います。

航空隊の女性隊員の山本は、キーマンに謝罪しました。

キーマンはそのことは意に介さずに、今のヤマトは前のヤマトとは違うと言います。

 

そしてキーマンは、ヤマトがこの惑星で多くの命を救ったのは事実だと言い、古代は「頑なだが愚かではない」とつけ加えたのでした。

航空隊からの連絡により、ガトランティス艦隊が多く出現していることを知った古代たちですが、そこへ避難民とともに収容された空間騎兵隊の斉藤がきて、波動砲をなぜ使わなかったのか問いつめます。

破壊された惑星防衛司令部からの連絡が入り、土方司令が生きていることを知ったのでした。

急いで斉藤たちが救助に向かいます。

 

ヤマトのレーダーが大量のガトランティス艦隊を察知します。

彼らがその艦隊を使って、人口太陽のエネルギーを利用した超強力なビーム砲で地球を狙っていることが分かります。

空間騎兵隊は司令部の廃墟に突入して、無事に土方司令として生き残りの隊員たちを無事に救出しました。

古代はヤマトの波動砲内に立って、スターシャと交わした波動砲を二度と使わないという約束を思い返したのです。

そんな彼に沖田艦長の幻影は「覚悟を示せ」と語りかけます。

 

真田がきて波動砲を使おうと言います。

古代はスターシャとの約束を守るのが当たり前で、その当たり前のことをすぐに当たり前にしたいと訴えます。

それができない地球は恥ずかしいし、そうでない地球人もいると証明したかったのです。

決意の表情で、ヤマトの艦橋に戻った古代のもとへ、キーマンから連絡が入りました。

惑星に夜明けが来た、との連絡でした。

 

人工太陽の光が艦橋に差し込んで、古代はキーマンに感謝の言葉を返し、波動砲の発射を全員に伝えました。

土方を無事に救出した空間騎兵隊の機体が戻ってきた時、ヤマトは地下からうまく浮上しました。

斉藤は古代が、波動砲を撃たないつもりかと言いましたが、土方は必ず撃ってくると断言しました。

ガトランティス艦隊は配置を終えて、今すぐにでも地球への攻撃を始めようとしています。

ヤマトは波動砲の発射用意を終えて、古代はその砲口をガトランティス艦隊の中心で位置する、人工大陽へと向けたのでした。

 

放たれた波動砲の閃光は、人工太陽を吹き飛ばしてエネルギー衝撃でガトランティス艦隊は、すべてが機能停止へと追いやられました。

古代は停止したガトランティス艦隊に向けて、撤退しろと命じます。

ガトランティス艦隊の司令官は、古代の言葉が全く理解できず、呆然としていました。

戦いを終えて、島たちは古代が誰の命も奪わずに、地球を救ったとして賞賛しました。

雪との再会

偵察機からの報告により、停止したガトランティス艦隊は、何の動きも見せないことが分かりました。

真田はガトランティス人が、うまく直すことを知らないのではと推測します。

キーマンの提案により、地球に向かっているガミラスの定期便艦隊と惑星シュトラバーゼでランデブーして、避難民を預けることになりました。

斉藤は数多くの民間人に、「ガトランティスに殺された、お前が見逃したのはそういう敵だ」ということを古代に言います。

 

十一番惑星の廃墟の中で、宇宙考古学者のレドラウズは死んだような目をしてさまよっていました。

彼の助手の桂木透子は、レドラウズを見つけると人形のように扱っていました。

ヤマトの艦内では、古代が恋人の森雪と再会します。

雪は船医の佐渡酒蔵の助けを借りて、密かに乗り込んでいたのでした。

古代は憤慨して、退艦しろと言います。

雪は泳いででも、地球に帰ると言いました。

 

病室内で土方を診察していた佐渡は、彼にヤマトの指揮をするように提案します。

しかし、土方は自分が一度負けたことを、いつまでも引きずっているようでした。

雪は古代の負担になるのを怖れていることを告白します。

古代も島に強がりを見抜かれて、素直になれとアドバイスを受けていました。

ガトランティス艦隊では、指揮官がヤマトに対して、怒りと屈辱を大きく燃やしていました。

ヤマトでは、古代が雪に対してガミラス艦で地球に帰る避難民と、空間騎兵隊を引率していく任務を与えました。

 

他の乗組員たちは、古代の頑固さにため息をつきます。

惑星シュトラバーゼに降下したレドラウズ教授は、星の古代遺跡への興味を訴えました。

助手の桂木は、チャンスは自分の手で掴まないと言って諭してしまいます。

真田はキーマンを連れて、ガミラス艦の艦長との会談に向かいました。

真田が立ち去った後、ガミラス艦長はキーマンの前で跪きました。

キーマンはどうやら高貴な一族の出身のようでした。

 

艦長はキーマンにある装置を渡しました。

ヤマトの波動エンジンをコントロールできる反波動格子という装置でした。

ガミラス艦に乗り込むためにヤマトから出た桂木は、自分が助けたガミラス人の少女に抱きつかれて困惑します。

そして桂木は、なにかを感じたように見えました。

病室の土方を見舞った斉藤は一緒に地球に帰って、ふぬけた船でなく戦える船に乗り換えようと誘いました。

 

土方は乗組員たちに促されて、地球へと帰る雪を見送りに出た古代でしたが、レドラウズ教授が偵察機で出たことを聞かされます。

古代は教授を追い、出撃していきました。

ところがガミラスの艦隊が上空から近づいてきます。

彼らはガミラスの反乱軍で、一方的に攻撃をしかけてきたのでした。

敵の攻撃により、空間騎兵隊はガミラス艦に向かう道を閉ざされてしまい、ヤマトに戻ります。

 

その頃、遺跡の洞窟内でレドラウズ教授を捜していた古代は、背後から何者かに殴られてしまいます。

ヤマトでは古代との連絡がとれずに、真田が指揮をとっていました。

避難民を預けたガミラス艦隊から、収容作業のために動けないとの報告を受けて、真田は発進を命じました。

しかし、反乱軍を呼び込んだのはキーマンの指示でした。

 

キーマンは混乱に乗じ、ヤマトの波動エンジンに反波動格子を仕掛けたのです。

遺跡の洞窟内で目覚めた古代の目の前に、レドラウズ教授が立っていました。

彼はズォーダーの声で話し始めました。

実はレドラウズ教授はズォーダーの操り人形だったのです。

ズォーダーは自ら愛を知る者と古代に名乗りました。

愛の誓い

発進したヤマトは、ガミラス反乱軍艦隊との交戦を始めました。

避難民をかばうため、ヤマトは苦戦します。

反乱軍は強力な惑星間弾道弾まで、用意していたのでした。

古代と対峙したズォーダーは、愛ゆえに人間は争い、我らの真実の愛へ包まれてこそ、安寧が保たれると言います。

彼は自分たちガトランティス人が作られた戦闘種族だと、はっきりと明かしました。

 

創造主たちを滅ぼしたガトランティス人ですが、自らは生殖能力を持たずに愛からは自由だというのです。

ズォーダーは古代に対して、愛する者の死を怖れていると指摘して、本当の古代の愛を試そうとします。

ヤマトでは土方が指揮をとり、反乱軍との長い戦闘を続けていました。

後方のガミラス艦が飛び立ったのを確認して、敵艦隊に突入して至近距離からの攻撃で敵の旗艦を撃破しました。

 

反乱軍司令官は、自らの死を厭わずに惑星間弾道弾を起爆させました。

遺跡ではズォーダーが外の戦いの虚しさを指摘して、テレサの力を手に入れて宇宙を支配するように告げます。

ズォーダーは雪や避難民たちが乗った、3隻のガミラス艦に避難民を装う人間爆弾を乗り込ませたと語り、一隻だけを選んで助けるよう迫りました。

そしてレドラウズ教授は自爆してしまいます。

 

古代は迎えに来た斉藤に助けられて、遺跡を飛び立ちました。

ガミラス艦に接近すると、ヤマトの中継で通信を送りました。

古代は今まで押さえていた思いを込めて、雪に伝えます。

自分が雪を失うことを怖れて、彼女をそこから遠ざけようとしたこと、雪との再会を喜んでしまったこと、自分のエゴで雪だけを助けようとしていることを明らかにします。

古代の様子がおかしいと気づいた雪は斉藤から詳しい事情を聞くと、古代に選択をさせないために、ガミラス艦から自らの身を投げてしまいました。

 

古代はズォーダーの選択を無視して、雪を助けるために機体を急降下させていきました。

ヤマトの艦内で通信を傍受していた桂木が、雪が古代を助けるために自らの命を犠牲にしたと知って呆然としてしまいます。

ズォーダーは、古代が選ぶことを拒否したことに怒って、人間爆弾たちをガミラス艦の動力部で自爆させました。

動力を全て失った3隻のガミラス艦は、惑星に墜落していきました。

 

雪を追う古代の機体は、惑星中心へ向かいます。

古代は機体から身を乗り出して雪の体を抱きました。

ヤマト艦内で、古代たちの居場所に質量がないことから、真田がこの星の構造のことに気づきました。

中心核に波動砲をうまく撃ちこむことで、古代たちやガミラス艦を弾き出そうという作戦でした。

 

とても危険な策でしたが、土方が指示して自らが波動砲の引き金を引きます。

落下を止めて浮遊する機体の中で、古代の腕の中で雪が目を覚ましました。

二人はしばらく見つめ合って古代はプロポーズをします。

二人の乗る機体は、無事にヤマトに回収されました。

その一部始終を見ていた桂木により、ズォーダーはその顛末を知ります。

幻影

ガトランティスは、テレザード星の守備隊のゴーランドの後継者が、訓練を受けていました。

ガトランティスは、クローンによる後継者を作るために、親子という概念はありませんが、他の種族のように親子として振る舞っているのだ、とズォーダーに告げていました。

ズォーダーはテレサの力を手に入れれば望みが叶う、他のことは余興でしかないと言い返しました。

ガイレンは、ヤマトがテレサの祈りできたことを指摘して、ズォーダーの中に怖れがあると指摘しました。

 

ヤマトの艦内で、桂木が佐渡の助手として働いていました。

古代の診察をしていた佐渡は、彼がストレスを感じていると気づきます。

今後のことで、会議をはじめたヤマトの乗組員たちですが、進路に敵の本拠地と思われる白色彗星があることがわかります。

ヤマト単艦での進行は非常に危険でした。

地球からガトランティスへの偵察を命じて、その判断はヤマトに任せると言われました。

 

佐渡は病床の土方に、古代がストレスを抱えていることを打ち明けます。

土方は心配ないと言い、やってきた雪に「お前が選んだ男だ」と告げました。

ヤマトの周囲に、ホタルのような生き物が次々と無数に近づいてきます。

真田はそれらは危険な可能性もあると言い、捕らえてもペレットから出さないように指示しました。

ところが乗組員たちは、自分たちが宇宙ホタルを入れたペレットを持ち歩いてしまい、取り憑かれてしまいます。

異変は広がり、斉藤と古代が口論になってしまいます。

 

斉藤はヤマトの帰りを待つ間に大勢の仲間が死んだことを訴えましたが、ヤマトのことを侮辱されたと思い込んだ古代は退きませんでした。

宇宙ホタルが入り込んだヤマトの機関部では、大きな異常が発生していました。

キーマンのアドバイスを受けた真田が、宇宙ホタルの催眠効果を無効化にする波長を発見して、艦内に流しました。

正気を取り戻した古代は、斉藤と無事に和解して機関室へ向かいます。

大量の宇宙ホタルが入り込んだ機関部は危険な状態になっていましたが、アナライザーがやってきて、殺虫剤を撒いたために宇宙ホタルは全滅します。

 

キーマンに桂木が近づき、彼が波動エンジンに仕掛けをしたことを示唆しました。

ヤマトのところに再び、テレサからのメッセージが送られます。

真田は古代守の幻影を見ました。

守はここまで来てくれた礼を言って、今度はこちらが証を立てる番と告げました。

その頃、古代は沖田の幻を見ていました。

 

自信を失いかけた古代に沖田は「お前はよくやっている。取るべき進路は、お前の心が知っている。お前の心に従え」と告げます。

ヤマトの前方に、美しい女性のテレサの姿が浮かび上がります。

その姿にヤマトの乗組員全員が、大きく心を奪われました。

土方は古代の艦長就任の要請を断り、旅に最後までつき合うことを約束しました。

 

斉藤をはじめとした空間騎兵隊も、テレサのメッセージを受け取ったことで、他のヤマトの乗組員たちから迎えられました。

古代たちは、テレザートに向かう決意を新たにして前進します。

ガトランティスでは、一人の男がズォーダーの前で召還されていました。

彼こそが、ヤマトに敗れ去ったガミラスの総統デスラーでした。

二度目の機会は絶対に許されないはずのガトランティス人たちは、デスラーを敵視していました。

しかし、ズォーダーは自分たちにない執念をデスラーに期待して、再び艦隊を与えました。

映画ライターりょうの一言

遂に波動砲を発射してしまったヤマトでした。

旧作と違っていて、イスカンダルと使用禁止の約束を交わしたり、禁断の兵器という側面を強調していて、このままクライマックスまで封印して知恵と工夫で切り抜けるのかと思っていたのですが、割とあっさり破ったしまったという印象で少し残念でした。

ついに明かされたガトランティスの秘密が、うまく生み出されていてとても良かったです。

愛を告白する場面も、とても素晴らしかったです。

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