「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」のあらすじ
謎の敵・ガミラスの攻撃によって人類の運命は、滅亡まで残すところ、わずか1年となっていました。
このままでは人類全員が滅亡してしまう、という危機にさらされ、何とか解決策をみつけるべく手を差し伸べてくれたイスカンダル星へと旅立つ宇宙船艦ヤマトの乗組員たち。
ワープ航法や波動砲など様々なバイオテクノロジーを駆使して敵を倒していくのですが、果たして熾烈な戦いに勝利できるのか、最後まで見逃せない作品です。
主な出演者
総監督:出渕裕 声の出演:菅生隆之(沖田十三)、小野大輔(古代進)、桑島法子(森雪)、田中理恵(山本玲)、大塚芳忠(真田志郎)ほか
イスカンダルへ向かう途中、敵のガミラスに遭遇
時は西暦2199年、地球は異星国家である「ガミラス」との数年にわたる、長期戦いを強いられていました。
しかし、ガミラスは圧倒的な軍事力を持っており、防衛艦隊は壊滅寸前の危機にさらされています。
人類は、なんとか地下都市で生活をしていましたが、地表の汚染が進み、いよいよ地下にも汚染が進み始めました。
もうこれ以上は地球で住み続けることは難しく、人類滅亡まで残りわずか一年に迫っていました。
そんな中で、異星国家であるガミラスとはまた別の星国家「イスカンダル」から、技術供与を受けた地球は、恒星間の航行が可能となった「宇宙戦艦ヤマト」を完成させます。
このヤマトに乗ってイスカンダルを目指し、イスカンダルに存在するという「コスモリバースシステム」と呼ばれる汚染浄化システムを手に入れるため出発します。
ヤマトの艦長である沖田十三のもと、古代進と島大介、そして森雪らを乗せてイスカンダルへと出発するのでした。
しかし、途中で原因不明のトラブルに巻き込まれます。
一行は予定宙域に達することができず、木星にワープしてしまいます。
そこにはガミラスの基地があり、到着早々戦いを強いられるのでした。
なんとか敵艦の三式弾による攻撃を退けたヤマトは、すぐに波動砲を敵に向かって打ち込みます。
地球のオーストラリア球の大きさを誇る大陸は、ガミラスの基地もろとも吹き飛ばしたのです。
ガミロイドの攻撃、森雪が拉致される
宇宙戦艦ヤマトは、ガミラスとの戦いによりエンジントラブルが起きていました。
そこでイスカンダル星に向かう途中、土星の惑星「エンケラドゥス」に立ち寄ります。
エンジンを直すことはもちろん、土星にある稀少鉱物の採取と、地球軍と連絡できる救難信号の探索が目的でした。
そんな中、ガミラスはまたしてもヤマトの動きを観察しています。
そしてガミラス製ガミロイドを派兵し、ヤマトの動きを極秘に捜査します。
たった一隻で地球を飛び出してきた宇宙船艦ヤマトの目的は何なのか、ヤマトの目的を知りたかったのです。
ガミラス冥王基地司令官、ヴァルケ・シュルツはヤマトに乗ったクルーの拉致を命じるのでした。
一方で救難信号探索の任務にあたっていた古代進と森雪らは、難波しか艦船を発見します。
しかし、そこでガミロイドに攻撃されてしまい森雪が拉致されてしまいます。
捕らわれた森雪を取り戻そうと、古代は必死に氷原を追跡します。
なんとか雪救出に成功する古代でしたが、またしても敵艦船の攻撃に遭いそうになります。
するとそこへ現れたのが、ヤマト観戦機・コスモゼロでした。
コスモゼロの飛来と攻撃により、敵戦車は壊滅します。
古代が敵戦車を滅ぼせたのは、難波艦船で拾った銃でした。
その銃には、兄である古代守の名前が刻まれていたのです。
冥王星の艦長を務めていた兄・古代守は追撃され、帰らぬ人となっていたのです。
古代進は、エンケラドゥスの氷原に墓標を立てて、その場を離れました。
メ2号作戦を決行するも、ガミラスのビームに苦戦する
艦長の沖田は、冥王星ガミラス基地を叩くため「メ2号作戦」を決行します。
この作戦は、まず艦載機を使って敵がいる正確な位置を把握します。
そして場所を特定したら、一気に艦載機とヤマトで攻撃を開始する、というものでした。
二つ目で一つの敵を倒す、という作戦です。
古代と航空司令官・山本玲が、コンビを組んで指揮官を務めます。
山本は、エンケラドゥスで古代たちを救ってくれた凄腕の航空隊員でした。
しかし古代たちは、ガミラスのビーム攻撃に苦戦を強いられます。
なんとか死角へと移動するヤマトでしたが、次々に違った方向から攻撃されてしまいます。
ガミラスの攻撃を逃げ切り、冥王星の氷が張った海へと一時的に着水することにしました。
ガミラスのビームは反射衛星砲によるもので、大型の砲台から放たれたものが、冥王星上空に散りばめられることで起こるものでした。
そしてリフレクト機能を駆使したビームが、反射角度を変えながら敵を狙ってくるというものなので、とても厄介なのです。
するとどこからともなくやってきたビームに叩かれてしまったヤマトは、海へと沈んでいきます。
海に沈められながらも着実に準備を進めるヤマトたち
海に沈められながらも、ヤマト艦船内では着実にガミラス反攻に向けて準備が進められていました。
副長・真田志郎は、多すぎるデブリを不審視して修繕につとめます。
そして情報長・新見薫が、いくつかの反射衛星を発見しました。
また古代と山本は、オーロラ状になった遮蔽フィールドに隠されていた敵の基地を発見します。
応急処理を終えたヤマトが水中から再び海上へと浮遊し、ただちにガミラスへの攻撃を開始します。
ガミラスはヤマトへの止めを刺そうとしますが、一足早く衛星への傍受信号をキャッチしていたヤマトは放射コースの解読に成功します。
間一髪のところで近傍の衛星を打ち抜き、ガミラスらは空の遥か彼方へと姿を消していきました。
その時に放たれたビームから、敵砲台が氷結した湾内にあることを確認することができたのです。
そしてヤマトは、その地点をめがけて三式弾を打ち込み、海中深くに隠されていた砲台を見事に撃ち落としたのです。
激しい爆弾によって大波にのまれまいと、シュルツは慌てて逃亡をはかります。
しかし、ヤマトの更なる攻撃によってシュルツ率いるガミラス艦は飛び立っていくのでした。
艦長である沖田は、これによってようやく遊星爆弾の脅威を退けることに成功しました。
映画ライターMRMの一言
人類滅亡まであと1年という中で、なんとか汚染浄化システムを所有しているイスカンダル星に向かう宇宙戦艦ヤマトに乗った乗組員たちですが、なんとかイスカンダルを目指し、宇宙戦艦ヤマトに乗って旅を続けました。
様々な攻撃をされながらも間一髪のところで攻撃を切り抜いていく様子が、とてもリアルに描かれています。
途中で森雪が拉致されるも無事に取り返す仲間の必死な姿など、最後まで釘付けになってしまいました。
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