「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アニメ映画

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」のあらすじ

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」は、2019年に公開されたアニメ映画で、2018年にテレビなどで放送されていた京都アニメーション製作の人気作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の外伝です。

主人公・ヴァイオレットは手紙の代筆をする自動手記人形を生業にしていましたが、ある時、名家ヨーク家の令嬢・イザベラの教育係を務めることになります。

名門女学園を舞台に、未来への希望を失ったイザベラ・ヨークとヴァイオレットの交流を通して展開する物語です。

主な出演者

監督:藤田春香 監修:石立太一 シリーズ構成:吉田玲子 脚本:鈴木貴昭、浦畑達彦 キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子 世界観設定:鈴木貴昭 声優:石川由依(ヴァイオレット・エヴァーガーデン)、浪川大輔(ギルベルト・ブーゲンビリア)、寿美菜子(イザベラ・ヨーク)、悠木碧(テイラー・バートレット)、子安武人(クラウディア・ホッジンズ)、内山昂輝(ベネディクト・ブルー)、遠藤綾(カトレア・ボードレール)、ほか

ヴァイオレットがイザベラと出会う

主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンは、C.H郵便社に勤める自動手記人形として、依頼人の思いを手紙にしたためる仕事を行っていました。

しかしある時、彼女の所へ家庭教師の依頼が来ました。

良家の娘たちだけが集まる女学園に通っている、大貴族ヨーク家の跡取り娘・イザベラの教育係をしてほしいというのです。

 

自由も将来への希望もなく、まるで牢獄のような学園にいるしかないイザベラは、新しく来た家庭教師のヴァイオレットにも心を開くことがありませんでした。

ヴァイオレットはそれでも変わらずに、イザベラのために教育係の仕事を続けます。

イザベラのクラスメイトたちは、いつしかヴァイオレットのことを「姫騎士」と呼び、美しく献身的な彼女は注目の的になりました。

 

一方のイザベラは、自分には大貴族という肩書しかないと劣等感を抱いており、家柄しか見ようとしないクラスメイトたちにうんざりしていました。

そしてある日のダンスレッスン中、イザベラはヴァイオレットに本音を打ち明けるのでした。

イザベラと打ち解けるヴァイオレット

「あなたみたいに完璧じゃない」と言うイザベラを正面から見つめるヴァイオレットは、自分の過去を彼女に打ち明けます。

孤児だったヴァイオレットは先の戦争で生きる武器のように戦うことを強いられ、その結果、両腕を失った過去がありました。

彼女の腕は義手で、いつも皮手袋を着けているのです。

 

しかしこの会話をきっかけに、イザベラは自分を1人の人間として見てくれるヴァイオレットに心を開き始めます。

イザベラとヴァイオレットはお風呂や寝起きを一緒にするようになり、姉妹か親友のように過ごすようになるのでした。

ある時、イザベラはヴァイオレットに会いたい人がいるかと聞きます。

 

ヴァイオレットは、会いたい人はいるけどもう会えないと返し、胸元につけたブローチに触れました。

彼女の話を聞いたイザベラは自分が元々孤児で、ヨーク家に引き取られたと打ち明けます。

また孤児だった時、同じように親を亡くした子を妹のように面倒を見ており、その子を助けるために未来を売り払ったのだと言います。

イザベラの妹・テイラーに文字を教える

その後、ヴァイオレットは教育係の依頼を終えて帰ることになり、帰る前日、イザベラに妹へ手紙を書こうと勧めました。

そしてヴァイオレットが代筆した手紙を、必ず妹へ届けると約束したのです。

彼女がC.H郵便社に戻った後、手紙は同僚の郵便配達員・ベネディクトの手でイザベラの妹がいるという孤児院へ届けられました。

 

その子はまだ字を読むことができないため、手紙を朗読すると泣き出してしまいました。

それから数年の時が経ちます。

ある日C.H郵便社に、少年のように元気な少女が「郵便配達員になりたい」と訪ねてきました。

テイラー・バートレットというその少女は、イザベラ・ヨークの妹でした。

 

孤児院から抜け出したというテイラーは、C.H郵便社の社長・クラウディアの計らいで、見習いとしてベネディクトと共に配達の仕事をすることになりました。

ヴァイオレットは、手紙代筆の仕事をしながらテイラーに文字を教えます。

テイラーが少し読み書きを覚えてきた頃、イザベラへの手紙を書くことをヴァイオレットに勧められ、彼女の協力の元で手紙を書き終えました。

手紙がつないだ姉妹の絆

書き上げた手紙をイザベラに届けようにも、彼女が現在どこにいるのか分からなくなっていました。

テイラーはベネディクトの仕事を手伝う代わりに、彼にイザベラの捜索と手紙の配達を頼みます。

その後、ベネディクトはイザベラの居場所を見事に探し出し、テイラーは彼と一緒にある自然豊かな土地へとやって来ました。

 

イザベラは、その土地の領主に嫁いでいました。

ベネディクトは、イザベラにテイラーの書いた手紙を手渡します。

手紙を見たイザベラは、あの日彼女の手紙を受け取って大泣きしたテイラーと同様に、号泣しました。

かつて自分の未来を売り渡してまでテイラーを助けたことには、意味があったのだと噛みしめるのでした。

 

物陰にいるテイラーも、泣いているイザベラを見て涙ぐみますが、イザベラに会おうとはしません。

その後、テイラーはヴァイオレットのようにエヴァーガーデン家の養女になり、一人前の配達員になってイザベラに手紙を届けることを目標に頑張ることにしました。

映画ライターもじゃの一言

本作は、物語が始まってから終わるまでに数年間が経過しています。

離れ離れになってしまったけれど、時を超えて繋がる姉妹の絆が、とてもきれいで感動的でした。

私はテレビアニメ版は観ていませんが、細かい設定や人間関係が分からなくても、独特の雰囲気や京都アニメーションならではの映像の美しさですぐに引き込まれてしまいました。

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