「宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

SF映画

「宇宙戦艦ヤマト2199 第一章「遥かなる旅立ち」」のあらすじ

1970~80年代にかけて、テレビ放映や劇場公開された宇宙戦艦ヤマトシリーズは、当時大人気を博したSFアニメでした。

宇宙戦艦ヤマト2199は、そのオリジナルシリーズを基調にして、最新のSF考証や新たな設定を加えたリメイク作品です。

第一章では、謎の敵のガミラスの攻撃によって、滅亡まで残りわずか1年となった地球を救うために、ヤマトが遥か16万8千光年先のイスカンダル星へ旅立つまでのストーリーを描いています。

主な出演者

菅生隆之(沖田十三)、小野大輔(古代進)、桑島法子(森雪)、鈴村健一(島大介)、 井上喜久子(スターシャ・イスカンダル)ほか

きりしまとゆきかぜ

西暦2199年に、戦艦きりしま搭乗の沖田十三率いた国連宇宙軍第一艦隊は、メ号作戦を開始します。

そして冥王星宙域でガミラス艦隊と相対しますが、圧倒的戦力差によって劣勢に立たされます。

その間に、イスカンダルからの使者を乗せた宇宙船が、火星軌道に進入してきました。

火星の上空で爆発炎上した後に不時着したイスカンダルの宇宙船を迎えに行ったのは、古代進と島大介です。

 

二人が脱出艇を発見するのですが、艇内にいた女性は光輝くカプセルを手にしたまま息絶えていました。

古代進と島の行動を知った沖田は撤退行動に入りますが、駆逐艦ゆきかぜの艦長で古代進の兄でもある古代守は、地球防衛に絶対必要な人物の沖田を、いち早く生還させる為に撤退命令を無視します。

そして、たった一隻で戦線に残るのです。

 

沖田は古代守にさらに撤退を促しましたが、ゆきかぜはガミラス軍を引き付けた末に、宇宙空間で爆発して離散していきます。

きりしまと合流した古代進は、回収したカプセルを引き継ぐことになりますが、同時に兄のゆきかぜが撃沈したことを知ります。

戦艦を発見する

きりしまが地球に帰還する途上で、沖田はガミラスが地球へと放つという遊星爆弾を目にします。

この衝突被害とガミラスがもたらした異星植物の放つ毒性物質により、地球人類はあと1年で滅亡するのだとの予測がたっていました。

国連宇宙軍極東管区の施設内で、南部康雄は同僚の森雪にメ号作戦は陽動目的で、出撃したほとんどが、その真実を知らされずにいたと話します。

 

偶然それを耳にして、真偽を確かめる為に南部に詰め寄ろうとした古代を雪が阻んでしまいます。

二人の間に、ものすごく険悪な空気が残りました。

古代と島は、雪が火星で絶命したイスカンダル人女性と、全くの瓜二つだと感じていました。

そして古代は兄の守が陽動目的を全く知らずに出撃したのかということを確認しようとするために、沖田を訪ねます。

沖田は古代が守の弟だと分かると、守を死なせたのは全て自分の責任だと詫びました。

 

古代は移動した待機場所で、ガミラス偵察機出現の報告を聞き及ぶと、新型艦載機を島とともに無断発進させて、兄の守の敵を討ちに飛び立ちます。

古代がガミラス偵察機を攻撃しようとするのですが、コスモゼロは整備中だったために、武装を解いていた状態では発砲できませんでした。

そしてコスモゼロに故障が発生したので、止む無く不時着することになります。

降りた先では、古代と島は赤黒くて朽ち果てていた、大昔の戦艦のような物体を発見します。

進め、イスカンダル星へ

古びた戦艦を狙って、ガミラスの爆撃機が攻撃を開始します。

出現したガミラス空母が発するビーム攻撃によって、地下で待機していた地球側の兵士が、たくさん死亡してしまいます。

その直後に、古びた戦艦はガミラス空母に向けて発砲して、これの撃墜にうまく成功しました。

古代と島は、まさかすぐに動くとは思わなかった戦艦が生きていることに驚きを隠せません。

ガミラスは戦艦を撃破する為に、冥王星基地から惑星間弾道弾を発射させました。

 

国連宇宙軍極東管区の施設内で集合した大勢のスタッフに向けて、沖田がある計画を発表します。

それは遥か16万8千光年先にあるイスカンダル星へ、今すぐに向かうというものでした。

公開されたイスカンダルからのビデオメッセージで登場した、スターシャと名乗る女性が言います。

イスカンダルには、惑星の自然環境を復元できるシステムがあるので、これを取りに来てほしいと言うメッセージでした。

沖田は、国連宇宙軍が1年前からイスカンダルの技術供与を受けていて、恒星間航行用宇宙船のヤマトが建造済みであることを明かします。

 

そして各セクションの主要のスタッフが発表されて、古代は自分が戦術長に選ばれたことを知りました。

沖田は盟友の土方竜の訪問を受けることになります。

土方は沖田の体調にどこか問題があることを見抜いていて、イスカンダル行きは自分に任せるように迫ります。

しかし沖田は例え自分の生命を削ることになっても、必ず地球に還ってくると返答したのです。

大航海へ、新たな発進

ヤマト抜錨日に、古代は沖田に戦術長は荷が重いと辞退を申し出ます。

ところが沖田は古代が一番適任だと答えます。

ガミラス空母のビーム攻撃で、死亡した人たちはヤマト主要スタッフの候補ばかりでした。

それもあり、若い古代や島にセクションのトップが任される事態となっていたのです。

沖田は本来は古代の兄の守がヤマトの戦術長になるはずだったとも言って、後のことは自分で判断しろと付け加えます。

 

地球の接近が観測された惑星間弾道弾の着弾予想地点こそが、ヤマトであることが判明します。

ヤマト機関室では、サーシャの運んできたカプセルが、波動エンジンへと装填されました。

しかしそれだけでは、波動エンジンは起動しません。

起動には大電力が必要となります。

惑星間の弾道弾が迫り来る中、電力供給が特に心配されましたが、ヤマトを管轄する極東地区のみだけでなく、世界各地から不安定な環境にもかかわらずに電気が送られてきたのです。

 

世界中の願いが集まり、波動エンジン起動に成功したヤマトは、浮上後にすぐに惑星間弾道弾を迎撃しました。

沖田は、大仕事を無事にやり遂げた古代を褒めたたえます。

そして宇宙戦艦ヤマトは、往復33万6千光年という未だ人類が経験したことがない、大航海へのスタートを切っていくことになります。

映画ライターりょうの一言

異星人の襲撃で、荒廃した地表や地下都市のビジュアルが圧倒的でした。

短い上映時間なのに、事の発端からヤマトの出撃まで、とてもテンポよく過不足なく物語が進んでいって楽しく鑑賞できました。

人類の危機を救うのに、なぜ日本人だけなのかとか、他にも突っ込みどころ満載だったオリジナルに対して、考証や設定にはとても手が加えられていました。

いきなり艦橋で戦闘班長になった18才の古代進を、思慮分別のある20才に変えたり、他にもオリジナルとはちがう、ラストになりそうな変更もあちこちにあってよかったです。

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