「劇場版 はいからさんが通る 後編 花の東京大ロマン」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「劇場版 はいからさんが通る 後編 花の東京大ロマン」のあらすじ

大和和記の大人気少女漫画が原作の今作品は、作者の漫画家生活の50周年を機に、二部構成のアニメ映画として公開されました。

前作の”紅緒、17歳”で消息不明になった、許婚を探す主人公の前に、彼と瓜二つのロシア人侯爵が現れて、主人公は激動の時代に突入していきます。

主な出演者

早見沙織(花村紅緒)、宮野真守(伊集院忍/サーシャ・ミハイロフ)、櫻井孝宏(青江冬星)、中井和哉(鬼島森吾)、梶裕貴(藤枝蘭丸)、瀬戸麻沙美(北小路環)、三宅健太(牛五郎)、坂本真綾(ラリサ)ほか

シベリア出兵

時は1920年のことです。
シベリア出兵で、生死不明となった許嫁の伊集院忍の行方を追うために、満州国へ渡った花村紅緒は、満州の馬賊の首領となったという脱走兵が忍ではないかと考えていました。

しかし、彼女の前に姿を現したのは、忍のかつての部下の鬼島森吾軍曹でした。

 

極寒のシベリアで、忍と共に日本軍に見捨てられてしまい、怒りで馬賊に身を落とした鬼島は、忍が生きている可能性は、ほとんどゼロに近いという現実を紅緒に告げます。

世をはかなんだ紅緒は、ウォッカを浴びるほど飲みますが、心の片隅で忍がまだ生きているとの想いを、新たにして日本へ戻りました。

 

勤め先の出版社の社長の青江冬星から、忍を早く忘れるようにと諭された紅緒は、仕事に邁進して、その最中に自分と同じく記者となった親友の北小路環と再会します。

その頃ロシアでは革命が勃発して、亡命を決意した貴族たちは飛行船に乗り、日本に向かいました。

中には紅緒が満州で側をすれ違った、忍と瓜二つのサーシャ・ミハイロフ侯爵が妻のラリサと共に乗り込んでいました。

サーシャー家の真実

サーシャこそが、探し求めていた忍ではないかと思った紅緒は、真意を確かめるために彼に接触しますが、サーシャは紅緒のことは全く記憶にありませんでした。

それでも疑いを拭いきれない紅緒はラリサとの接触を試み、彼女はサーシャが忍であるという可能性を完全に否定しました。

そして青江は偶然に母と遭遇します。

 

青江の母は、家を出ていった我が子に父の銀行を継がせようと考えていて、お見合いの相手の袋小路つめ子まで連れてきました。

しかし、見合いを受ける気など全く持っていない青江は、以前から紅緒と長く付き合っていると母に告げました。

青江は紅緒に対して惹かれていることに内心気がついているのでした。

鬼島がサーシャ一家についての情報を、手土産として帰国しました。

 

情報によると、サーシャの母は忍を日本に残したままロシア貴族であるミハイロフ家に嫁いだ忍の母のエリナで、ラリサと共に革命から逃れたのですが、満州で死亡してしまったとのことで、忍とサーシャは父親違いの兄弟であったということでした。

落胆を隠し通しきれない紅緒に、青江は自分の気持ちを素直に伝え、忍のことを忘れてからで言いからと言い、彼女の判断を少し待つことにするのでした。

サーシャの正体は

紅緒の声に、どこか聞き覚えがあるような感覚を覚えていたサーシャは、忍の実家に辿り着いて、たまたま家の木で腰を掛けていた紅緒に気がつきました。

その時、紅緒は誤って木から落ちてしまい、サーシャはすぐに彼女を受け止めたのです。

そしてサーシャの記憶が完全に蘇り、やはりサーシャの正体は忍本人であることが明らかになりました。

 

忍は時間が欲しいとだけ告げて、紅緒の前から去ってしまいました。

サーシャ本人は、シベリアで戦いに巻き込まれる形で死亡していて、たまたま負傷して記憶を失った忍をラリサが見つけて、手厚い看病を施したあとに瓜二つだったサーシャの身代わりをさせていたのです。

忍も命の恩人のラリサに恩義を感じていて、紅緒とラリサの間で大きく揺れ動きますが、ラリサは重い病を患っていて、余命もあまり長くないことが明らかになっていました。

結婚式

鬼島は、紅緒に忍は記憶喪失だと嘘をついていました。

憔悴しきった紅緒は青江との交際を決意し、忍も青江であれば彼女を託すことができると判断して、紅緒に別れを告げて去っていきました。

そんな時、鬼島は環と出逢って互いに心を惹かれ合っていきます。

 

1923年9月1日に、臨終の床についていたラリサは忍に対して「あなたを騙したことを許してください。私のあげた命と思ってくれるなら、あなたの恋を取り戻して」と言い残して、この世を去りました。

その頃、教会では紅緒と青江の結婚式が執り行われようとしていました。

ところが関東一帯を関東大震災が襲って、紅緒は崩壊した教会に取り残されてしまいます。

そこへ忍が危険を顧みずに助けに駆け付けて、彼の強い想いを再確認した紅緒は、もう二度と離れたくないと決意を固くしました。

 

忍の勇気と思いの強さに青江も心が折れて、忍に紅緒を託して去っていきます。

そして忍と紅緒の結婚式が執り行われました。

満州に戻った鬼島を追って環も現地へと向かい、やっと晴れて結ばれた紅緒と忍は、共に生きていく決意をしました。

映画ライターりょうの一言

内容が少し駆け足でしたが、前編がかなり良かったので、丁寧に中編をやっての後編に行って欲しかったです。

そしてカットが多いので少し寂しいですが、関東大震災までやってくれたのはとても良かったです。

自然の怖さがよく分かりました。

たまきの恋模模様や編集長の尊さが後編の見どころの一つでした。

すごく分かりやすい部分もあったのですが、もう少し時間を延ばして、詳しく場面ごとにしてくれると分かりやすかったのではないかと思います。

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