「天気の子」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アニメ映画

「天気の子」のあらすじ

「君の名は。」で歴史的な大ヒットとなった大人気作品から3年が経った2019年、新海誠監督による新しい長編アニメーション映画です。

天気を操ることができる少女と、家出をしてきた高校一年生・穂高との出逢いを描いた作品です。

雨が降り続く東京を舞台に、現代社会が抱える闇を交えて2人の交流を、空という大きな舞台を描きあげた力作です。

音楽も「君の名は。」から引き続き、RADWIMPSが担当しています。

主な出演者

監督:新海誠 声の出演:醍醐虎汰朗(森嶋帆高)、森七菜(天野陽菜)、小栗旬(須賀圭介)、本田翼(夏美)、吉柳咲良(天野凪)、平泉成(安井刑事)、梶裕貴(高井刑事)、倍賞千恵子(立花冨美)、花澤香菜(カナ)、佐倉綾音(花澤綾音)、市ノ瀬加那(佐々木)、木村良平(キムラ)、野沢雅子(占い師)、上白石萌音(宮水三葉(特別出演)、神木隆之介(立花瀧(特別出演)ほか

16歳穂高の家出とライター須賀の出逢い

ザーザーと雨が降り続く中、ある一人の少女が雨空から差し込む一筋の光に導かれ、古ぼけた廃ビルの屋上にある小さな鳥居に辿り着いていました。

そして鳥居を潜ったその少女は雲を突き抜けて空高く舞い上がり、いつしか雲と霧が織りなす壮大で美しい景色を目の当たりにしていました。

 

2021年、離島の家に生まれ父親から暴力を受けるなど、閉鎖的な環境に窮屈さを感じて家出をしてきた16歳の森嶋帆高は、フェリーに乗って東京に向かいます。

しかし突然降り注ぐスコールによって、フェリーのデッキから船外へと押し流されそうになったところを、間一髪でフリーライターの須賀圭介に助けられます。

この出逢いをきっかけに、何かあったら連絡してほしいと名刺を渡されました。

 

しかし東京に着いた穂高は、ネットカフェでなんとか寝泊りするも、手持ちのお金が尽いて途方に暮れます。

アルバイトを探すも身分証がないために仕事に就くこともできず、結局船で出逢った須賀の元を訪れ、住み込みで雇ってもらうことになります。

仕事内容は食事や掃除といった雑用から、インタビュー音声の文字起こしなど、様々な仕事を任されて働き始めます。

不思議な才能を持つ少女、天野陽菜との出逢い

そんなある日、穂高がお金がなくて生活に困窮していたときにハンバーガーを恵んでくれた少女が、怪しげな男に付け回されているところに遭遇します。

穂高は、以前拾った銃で迫ってきた男に向かって発砲します。

弾は男に当たりませんでしたが何とか逃げ切り、少女は廃ビルの中へと穂高を連れて逃げ込みました。

 

少女の名前は天野陽菜、母を亡くし、小学生の弟と貧しい二人暮らしであること、アルバイトをクビになりお金に困っていることを穂高に告げます。

そんな話をしていると、突然天野が「今から空が晴れるよ」と言うのです。

間もなくその言葉通り、降り注いでいた土砂降りの雨がピタリと止み、あたり一面が晴天に変わりました。

 

穂高は、天野のこの不思議な力をビジネスに役立てるように勧め、早速ホームーページで依頼を募集します。

すると瞬く間に依頼が殺到し、忙しい日々が始まりました。

天野と穂高は、一旦引き受けた分の仕事をこなして休業に入ります。

穂高はその間に天野の誕生日プレゼントとして指輪を購入し、渡す準備をする中で、須賀とアシスタントの夏美がこの伝説の巫女の話しを聞きつけてやってきました。

最後の仕事を終え、穂高の天野の別れが訪れる

穂高と天野は、休業前の最後の仕事として須賀の一人娘である萌花の公園一帯を晴れにする、という願いを叶えてあげることにしました。

そして皆で楽しいひと時を過ごします。

そこで穂高は、天野に指輪を渡そうと決心します。

ところが天野の身体を見ると、どうしたことか宙に浮かび、少しずつ身体の一部が透けていることに気付くのです。

 

そして天野は、自分がこのような特別な力を持つようになった経緯を、初めて穂高に話し始めました。

それは約1年前、今は亡き母と一緒にもう一度晴天の空の下を歩きたいと願ったときから、この不思議な力を手に入れるようになったのだと言います。

天野は、自分が「人柱」であることも穂高に告げます。

天野が犠牲になることで、東京は今までの本来の気候を取り戻すのだと告げるのです。

穂高はそんな天野の言葉を信じられずにいましたが、夜が明けると天野はいつの間にか姿を消し、東京の空は数ヶ月ぶりに一面晴れ渡り、真っ青な空が広がっていました。

天野の人柱、穂高と天野の再開・決意

穂高は、天野が人柱になったことに気付き、急いで彼女がいた廃ビルを目指します。

そこで待ち構えていた須賀や夏美や、穂高を捜索していた警察を振りほどき、穂高はなんとしてでも天野の元へ行きたいと強く祈ります。

すると穂高の身体が上空へと舞い上がり、積乱雲に捕らわれた天野の姿を発見します。

 

天野は自分が元の世界に戻ると、また東京は大雨の異常気象に見舞われてしまうことを告げます。

自分が戻ると天気が狂ってしまうと心配する天野に、穂高は「天気なんて狂ったままでいい」と強く伝え、2人は一緒に下界へと舞い戻っていきました。

穂高は銃を使ったことや家出をしてきたことから警察に捜索されていたため、下界へ舞い戻ると逮捕され、東京の空は再び雨が降り始めます。

 

そして3年後、東京に舞い戻った穂高と天野は再開を果たし、一緒に生きていく決意を固めます。

東京の空はまた再び雨が降り続け、建物の多くが水没するという異常気象に見舞われるのでした。

映画ライターMRMの一言

天から与えられた才能によって人柱にならなければいけない天野と、純粋な穂高とのラブストーリーです。

天気を操れるという不思議な力が、時には愛を邪魔するものになるという、ちょっと突拍子もない話に、少し悲しい物語だと思いました。

当たり前だと思っていた空の天気が改めて空の神によるものだと考えると、様々な視点から見ることができる素晴らしい作品と言えるのではないでしょうか。

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