「スイッチを押すとき」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アクション映画

「スイッチを押すとき」のあらすじ

山田悠介による同タイトルの小説が原作の映画です。

日本の増え続ける自殺を食い止めるために犠牲になった青少年たち、その辛い状況を生き延びた6人の青少年たちは、励ましあいながら生きていました。

そこに現れた謎の看守によって、絶望を与えられ次々仲間を失っていきます。

看守の秘密と衝撃のラストに注目です。

主な出演者

監督:中島良 出演:小出恵介(看守・南洋平)、水沢エレナ(高宮真紗美)、佐野和真(甲坂直斗)、真司郎(池田尋)、阪本奨悟(木暮君明)、太賀(新庄亮太)、菅野莉央(田原愛子)、福士誠治(YSC横須賀 看守・坂本佳人)、鈴木砂羽(木暮葉子)、小倉久寛(コンビニ店長)、田中哲司(自殺対策推進室長・丸山孝治)、西村雅彦(YSC横須賀 佃所長)ほか

自殺防止プロジェクトYSC

日本では、10代の青少年の自殺が年々深刻な問題になっていました。

この現状に対して、政府は青少年自殺抑制プロジェクト、通称「YSC」を発足させます。

全国からランダムに選ばれた10歳の子どもの心臓に、爆弾を埋め込みました。

そして起爆装置のスイッチを本人に持たせます。

 

政府の目論見は、子どもが自殺するスイッチを押すに至るまでの経緯を観察することでした。

さらに親元から無理やり引き離されて24時間監視され、刑務所のような場所に監禁されることになります。

ほとんどの子どもは開始から1~2年で、このつらい生活に耐えかねてスイッチを押してしまいます。

全国各地に設置されたYSC施設は、被験者がいなくなると次々と閉鎖されました。

 

プロジェクト開始から数年後の2026年、YSC横須賀は当初の40名から格段に減ったのですが、6名の被験者が残っていました。

その6人は明るいムードメーカーの真沙美、行動力の優れた亮太、車椅子で生活をしている君明、やや短気な尋、少し気弱な直斗、両親に会いたがっている愛子です。

彼らは厳しい環境の中でも、支えあいながら生き延びてきたのです。

新所長・南の就任により生活が一変する

ある日、YSC横須賀に新しい看守・南が赴任してきました。

南は他の看守とは違い、被験者全員に優しく接します。

しかし、真沙美は南に不信感を抱き、警戒していました。

その夜、南は愛子の両親が愛子に宛てて書いた手紙を手渡します。

 

その手紙は今まで愛子に手渡されることなく、YSCで保管されていたものでした。

手紙を読んだ愛子は、彼女は自分に愛美という妹が生まれたことを知りました。

そして愛子は寂しさのあまり、スイッチを押してしまいます。

尋はYSC厚木に送られた遥との再会を頼りに生きていました。

 

尋は南に手紙を託しますが、遥はもうすでにスイッチを押して死んでいることを知り、生きる希望を失ってスイッチを押してしまいます。

立て続けにスイッチを押す仲間を見て、残された仲間はショックを受けます。

亮太は南が捨てていた尋の書いた手紙を見つけ、なぜ自分たちを追いつめるのかと南に詰め寄りました。

明らかになる南の秘密と目的

意外な事実が明らかになります。

実は南は、最初の年のプロジェクトの被験者の生き残りだったのです。

政府はこのプロジェクトに一定の成果を得たことから、施設の閉鎖を決定していたのです。

しかし、今更生き残っている子ども達を世間に出すわけにもいかず、生き残りの子どもがいる施設に南を派遣して、彼らを絶望させて死ぬように誘導していたのです。

南も被験者だったと知り、「最後の一人になれば、生き残れるかもしれない」と思い、仲間割れしてしまいます。

 

亮太が他の仲間のスイッチを奪い、すべて押そうとします。

しかし、間一髪のところで真沙美が暴走する亮太を止めるため、亮太のスイッチを押して亮太は死んでしまいます。

かつて亮太と真沙美は、互いのスイッチを交換していたのです。

南は子どもたちに情を移し、真沙美と君明と直斗の3人を連れて脱走の計画を立てます。

しかし、脱走に気づかれてしまい、途中で直人は職員に撃たれて死んでしまいます。

逃げ延びた2人の衝撃の結末

なんとか逃げ延びた末に、君明は2人に見送られながら母親の元へと帰っていきました。

そして再会を喜び合い久しぶりに食事を取り、君明と母親は心中しました。

真沙美と南は警察におびえながらも、北海道へと逃げていました。

しかし、2人の前に自殺対策推進室長・丸山孝治が現れ、彼らはとうとう捕まってしまいます。

 

そして再び施設に閉じ込められてしまいました。

別々の個室に閉じ込められてしまった真沙美と南は、互いに励ましながら生きていました。

しかし最後には、真沙美がスイッチを押してしまいます。

そして真沙美が死んだと知った南は、スイッチに手をかけるのでした。

映画ライターsakuraの一言

救いようのないラストで、いろいろと考えてしまいました。

日本のために犠牲になった何の罪もない子供たちが、次々と死んでいくのがつらかったです。

ラストはスイッチを押したかわからなかった南ですが、生き残るために子どもたちを殺してきた南も被験者なので、スイッチを押しても押さなくても殺されてしまう運命なのかな、と想像してしまいました。

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