「劇場版SAOオーディナル・スケール」のあらすじ
川原礫の人気小説でアニメ化もされているシリーズになり、川原礫が実際に書き下ろした新作ストーリーをアニメ映画化しました。
2022年、天才プログラマー、茅場昌彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス「ナーヴギア」は、仮想現実世界に無限の可能性をもたらします。
それから4年、オーディナル・スケールと呼ばれるナーヴギアの後継マシンのオーグマー専用のRPGが誕生し、アスナたちもプレイする中、キリトも参戦しようとします。
主な出演者
声の出演:松岡禎丞(キリト)、戸松遥(アスナ)、竹達彩奈(リーファ)、伊藤かな恵(ユイ)、日高里菜(シリカ)、高垣彩陽(リズベット)ほか
オーディナル・スケールの悪夢
2022年に茅場昌彦が開発したVRマシンのナーブギアは、2年後ソードアート・オンライン事件を引き起こします。
デスゲームからログアウトできなくなった1万人が、1人のゲーマーの英雄行為で2年後に救われるまでに4千人もの死者が出たのです。
生き残った6千人もSAOサバイバーとして、学生は帰還者学校に通っていました。
最近はオーグマーと言われるサングラスやレシーバーを装着した状態で、現実空間に電脳鵜空間情報を反映させることができます。
さらにこのゲームは、覚醒状態で実際の生身の肉体を使ってゲームキャラを倒す必要があります。
そのオーグマーを使った新しいゲーム「オーディナル・スケール(AS)」に、旧SAOの各階層のボスモンスターが出現するという噂を聞き、キリトが呼び出されました。
ボーナスステージのため歌姫ユナが現れ、プレイヤー達は盛り上がります。
アスナは元SAOの攻略組として、ボスモンスターのカガチ・ザ・サムライロードを仕留めました。
クラインの仲間がアイテム回収をしていた時、突如エイジに襲われます。
アスナに起きた異変とエイジという人物
1週間後のユナのチケットが当たり、リーファとキリト以外がコンサートに行くことになりました。
アスナは都会の子なので流星を見たことがなく、5月4日のキャンプを楽しみにしていることを、キリトは聞いていました。
アスナはクラインから召集を受けて参加しますが、クラインは仲間がこないため先に行かせます。
アスナがザ・ストーム・グリフィンと戦う中で、クライン達6人はSAO帰還者としてエイジに狙われます。
さらに外れたオーグマーをわざわざ装着し直され、恐怖を上書きされ病院へ搬送されたのでした。
翌日、キリトは代々木公園でASの練習をしていると、白装束の少女がある方向を指差して消えていくのを目の当たりにします。
アスナと合流して、ランキング2位のエイジについて調べます。
翌日の21時、アスナとシリカ、リズがASのイベントに参加します。
危機を感じたキリトは総務省の菊岡へ連絡し、アスナたちに秘密でソロ参加します。
旧SAOの91層のボスモンスターには敵わず、エイジに突き飛ばされたシリカを庇い、恐怖を味わったアスナは戦闘不能になります。
その晩アスナはキリトやユイ、旧アインクラッドの記憶がぼやけ、真夜中に目を覚まします。
ALOへキリトを呼び出し、自身の記憶喪失について相談しました。
失われたアスナの記憶、ユウナの存在
翌日、アスナはキリトに付き添われて、精密検査を受けます。
SAOの2年間の記憶部位に外部衝撃を受け記憶障害を起こしていることや、今後も進行する可能性があると言われます。
キリトは、入院中のクラインも旧SAOの記憶がないことに気付きます。
その晩、キリトはASの東京ドーム前イベントに1人で参加し、第18層のボスキャラ、ダイアンタスクが現れますが、失うSAOの記憶がないシノンも加勢します。
今まで少女が指差した場所をユイに検索させると、大岡山の東都工業大学に集約されました。
翌日キリトは重村教授へ、オーグマーと記憶障害の関係性について指摘したり、総務省の菊岡へオーグマーの使用中止を進言しますが、どちらも良い結果はありませんでした。
重村はキリトに感づかれたことからエイジへ計画を急かし、キリトは明治神宮で白装束の少女との会話で、ユナとよく似た少女ユウナが旧SAOにいたことを思い出します。
ユウナがキリトにランクを上げるようにアドバイスしたことで、キリトは島根の直葉へ連絡し、剣道の基本を学び直します。
それから毎日ASの各イベントに参加してポイントを稼ぎ、ランクアップさせました。
オーディナル・スケールの真相
ユナのライブの日、入院中のクライン以外の仲間がスタンドでライブを待つ中、キリトは地下駐車場でエイジと対決します。
エイジの肉体機能をブーストする装置に気づいたことで、キリトが勝利しました。
重村は「ASを開発した真の目的は、旧SAOで命を落とした娘ユウナを人工知能でAI化させること、ユウナの記憶を持つSAO帰還者をライブ会場へ集め、彼らの恐怖記憶を奪い取ることで再構築させること」だと語ります。
思惑通りライブが終了するとボスキャラが現れ、出口も封鎖され出ることができません。
ユウナが「こんな復活したくない」と止めても、重村の行動は止まりません。
ユウナがアインクラッド100層のモンスターのドロップアイテムを使えば全てのモンスターを倒せると気付き、キリトたちを100層へ送ります。
アスナもユウナがSAO内で死んだのは勇気を出して戦ったからだと気付き、自身もゲームに飛び込みます。
ユイの功績で全員がパワーアップして、ボスがドロップした剣をコンサート会場でキリトが振うと、一瞬でボスキャラが消滅しました。
ボス戦が終了し、100層のボスと同じデータで実体化されたユウナは、旧SAO生還者から取得した恐怖の記憶を返却し、エイジにも感謝を述べました。
重村は連行され、カブラ社社外取締役の辞任を発表します。
クラインも無事に退院し、キリトとアスナは仲良く流星を眺めます。
菊岡は重村を逮捕せず、ある地下室のベンチャー企業ラースでの次世代型フルダイブ実験機を紹介するのでした。
映画ライターカネキケンの一言
近未来のような舞台で現実離れしているかのように感じられますが、実際に肉体を使うところなど現実味を帯びていて面白かったです。
キリトを本気にさせるためとは言え、アスナが毎度危険な目に遭っていて可哀想ですが仕方ないですね。
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