「火花」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「火花」のあらすじ

お笑い芸人のピース又吉こと又吉直樹原作の小説「火花」を実写化しています。

芥川賞を受賞した作品です。

監督はお笑い芸人の板尾創路です。

漫才の世界へ飛び込んだはいいが、全く売れる気配のないお笑い芸人の徳永と、型破りな漫才でカリスマ的存在の神谷という二人の10年を描いた作品です。

主な出演者

監督:板尾創路 出演:菅田将暉(徳永)、桐谷健太(神谷)、木村文乃(真樹)、川谷修士(山下)、三浦誠己(大林)、加藤諒(鹿谷)ほか

神谷に弟子入り

時は2002年、漫才コンビ「スパークス」は全く売れていなかった。

「スパークス」の徳永と相方の山下の二人は、熱海花火大会の営業で漫才をしていました。

「スパークス」に無関心な観客からは、罵声があがります。

そして「スパークス」は、舞台を降りていきました。

「スパークス」の次を務めるのは、「あほんだら」として活躍している漫才コンビでした。

 

なんと「あほんだら」の神谷は罵声を浴びせた観客ひとりひとりを指差し、こう言います。

「お前は地獄行き、地獄、地獄、地獄」と言い放ち、漫才を終えました。

そんな「あほんだら」を、主催者はクビにしてしまいます。

そして「スパークス」の徳永と「あほんだら」の神谷は、2人で飲みに行くことになりました。

 

徳永は、神谷に天才的な魅力を感じます。

そして神谷に「弟子にしてください」と申し出るのでした。

神谷は条件付きで弟子入りを認めます。

その条件とは、「自身の伝記を書くこと」でした。

神谷と徳永の関係

徳永は東京に住んでいます。

一方の神谷は、大阪を拠点に活動をしていました。

徳永は伝記を書くために電話で神谷から話を聞き、それをノートに綴っていったのです。

それから2年の月日が流れます。

神谷は、大阪での活動に限界を感じ始めていました。
そして上京を決意します。

 

上京をして徳永と再会を果たした神谷は、真樹という女性のアパートに居候をすることになりました。

いわゆるヒモ状態での芸能活動でした。

まさに師弟関係という神谷と徳永ですが、神谷に時には悩みを相談したり、神谷は徳永にアドバイスを与えたりご飯を奢ったりする毎日を過ごしていました。

「スパークス」は相方と地道に練習をしてきた甲斐があり、徐々に名前が広がり始めます。

度々バラエティー番組に出演したり、テレビで漫才を披露したりする機会も増えていきました。

 

順調に芸人としての成功を収めて行く徳永でしたが、一方で神谷をテレビで見ることはありませんでした。

ある日、神谷と徳永が久しぶりに会うと、なんと神谷は徳永と同じ髪型になっていました。

神谷の心情「人の真似事は絶対にしない」と豪語していた彼は、どこに行ったのでしょうか。

落ちぶれた師匠である神谷の姿に悲観して、徳永は初めて神谷に説教をしてしまいました。

それ以来、神谷と連絡が取れなくなってしまったのです。

神谷との衝撃の再会

そんな時、徳永の相方である山下の妻が妊娠をしました。

山下は安定した職業に就くことを選び、芸人を辞めると言い出しました。

そして「スパークス」は解散することになったのです。

徳永も芸人を辞めることになりました。

ある日、徳永は偶然に神谷の相方である大林に会いました。

大林から神谷の近況を聞きます。

 

神谷はバイトもせず、お金もなく、また徳永に奢る日々が続いたこともあり、借金に苦しんでいるということでした。

神谷は行方を消してから、借金の金策に走っていたというのです。

結局、神谷は自己破産をしたのでした。

そんなある日、徳永の元に突然神谷から連絡がきました。

久しぶりに二人は再会を果たします。

目の前に現れた神谷は、以前の神谷とは別人になってしまっていました。

 

なんと神谷は豊胸手術を受け、女性のような胸を持っていたのです。

「おっさんが巨乳やったら面白いやろ」と、神谷は言います。

しかし徳永はそうは思いませんでした。

「性同一性障害の人の気持ちになったら。神谷のことを知らない人がこれを見たら嫌な気持ちになるだろう」と思った徳永は、そのことを神谷に伝えました。

神谷はひどく落ち込みます。

徳永は落ち込む神谷に、二人が出会った熱海で花火を見よう、と誘い出しました。

二人で漫才大会に出よう

熱海へと向かう徳永と神谷は、二人で花火を見ました。

そして二人は居酒屋へ行きます。

偶然にも二人が初めて飲んだ、あの居酒屋でした。

ふと壁に目をやると、そこにとある張り紙が貼ってあります。

それは素人芸人が参加する漫才大会の告知でした。

 

「とんでもない漫才思いついた」と、神谷は叫びます。

神谷は徳永にコンビを組もうと誘い、漫才大会に出ようと言いました。

しかし、徳永はすでに芸人を辞めていて、社会人として普通に仕事をしていました。

最初は反対をする徳永でしたが、最後は神谷の熱意に押されてしまいます。

そして神谷とともに、漫才大会に出場することを決めたのでした。

映画ライターkokoの一言

全く事前知識のないまま見始めた作品でしたが、又吉さんがお笑い芸人ということもあり、主人公もお笑い芸人ということで、何となくストーリーがスッと理解できたような気がします。

淡々と進んでいく物語が独特な世界観で引き込まれました。

普通にある日常のようで、実話とリンクしているのか、とも想像してしまう作品です。

邦画らしい展開や映像も好きな感じでした。

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