「風が強く吹いている」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「風が強く吹いている」のあらすじ

三浦しをんの小説を原作とした、2009年上映の映画です。

陸上未経験者が多数の弱小陸上部が、強豪校の集う箱根駅伝を目指すストーリーです。

10人の個性的なメンバーが力を合わせて努力を重ね、練習の成果を発揮していきます。

憧れの箱根駅伝はアクシデントもありますが、皆がそれぞれメンバーのために力を尽くして走る青春映画です。

主な出演者

監督:大森寿美男 出演:小出恵介(ハイジ/清瀬灰二)、林遣都(カケル/蔵原走)、中村優一(王子/柏崎茜))、川村陽介(ニコチャン/平田彰宏)、ダンテ・カーヴァー(ムサ/ムサ・カマラ)ほか

個性的な寮生と目指す箱根駅伝

寛政大学1年生の蔵原走(カケル)は、住むところがなく大学で野宿をしていました。

初対面の偶然出会ったハイジこと寛政大学4年生の清瀬灰二に、一緒に食い逃げをさせられます。

その食い逃げは、実はハイジがカケルの走りを見るための、嘘の食い逃げでした。

 

ハイジは、走るカケルの姿を見て、自分の住む青竹寮に誘います。

見るからに古い青竹寮には、新入生から4年生まで個性的な9人の寮生がいました。

青竹寮では、月3万円という格安の寮費と引き換えに、強制的に陸上部の部員となり毎朝5km走ることを義務付けられていました。

 

ハイジは10人目にカケルを迎えて、これから寮にいる10人全員で箱根駅伝を目指すことを発表します。

その中には陸上未経験者もおり、無茶だと寮生もカケルも思いましたが、皆がハイジにお世話になっている手前、承諾せざるを得ませんでした。

練習が始まるが、足並みがそろわない

毎朝5km走っていただけあって、ほとんどの部員はカケルと他の入寮者との差はそこまで開いておらず、カケルは少しだけ期待を抱きます。

しかし1人だけ、漫画が大好きな王子という部員は、他のメンバーのペースに全くついていけませんでした。

 

ハイジはレベル別で練習メニューを考え、部員たちはそれぞれ本気で練習に励みます。

初めて参加した記録会で、王子を除く9人は目標タイムをクリアします。

その記録会で、ハイジとカケルはそれぞれの高校時代のライバルの存在を意識します。

記録会が終わり、カケルは練習量を増やしていきます。

 

しかし、仲間がのんきな生活を続ける姿を見て、思わず苛立つ気持ちをぶつけてしまいます。

カケルの暴走を止めた直後、ハイジは過労で倒れてしまいます。

ハイジが倒れたことをきっかけに、カケルは今までの自分の考えを改め、他の仲間たちもそれぞれ熱を入れて練習に打ち込みます。

着実に成長していく部員たち

寛政大学陸上部は、強化合宿へと向かいます。

そこには、同じく箱根駅伝での優勝を目指す東京体育大学も合宿に来ており、練習中に妨害を受けます。

妨害をやめるように、ハイジとカケルが東京体育大学の部員に説得しに行くと、カケルと同じ高校の陸上部だった榊が、高校時代に監督を殴って退部したカケルの素行の悪さを挑発します。

 

しかし、カケルの代わりにハイジがはっきりと言い返します。

そして予選会を迎え、練習の成果を発揮して全員がゴールします。

結果は予選会9位で、憧れの箱根出場が決定しました。

これをきっかけに大学や地元商店街、さらには報道陣まで寛政大学陸上部を応援してくれようになったのです。

憧れの箱根駅伝での走り

どの区間を走るかは、ハイジが適性を考えて順番を決めました。

箱根駅伝当日1区は、強靭な精神力と粘りを持つ王子です。

これまで重圧を跳ね返してきたため、最も注目される1区を任されました。

最下位でゴールしたことを悔しがりますが、ハイジと王子は互いに感謝の言葉を伝えます。

 

華の2区と言われる区間を任されたエースのムサは快調なペースで飛ばし、順位を上げました。

続く3区のジョータや4区のジョージも、マネージャーのはなの応援により健闘します。
往路のラストとなる厳しい山道を任された5区の神童は、体調を崩していました。

 

しかし、補欠はいないので寛政大学で神童は無理やり出場します。

気力だけでゴールした神童は、フラフラになりながらもハイジに謝ります。

次の日の復路では、6区のユキが快調に飛ばし、7区のニコちゃん、8区のキングもそれに続きます。

カケルは驚異的なスピードで9区を走り、区間新記録でゴールします。

 

10区のハイジが走るのですが、医者に止められるほど膝のケガが悪化していました。

そして片足を引きずったままゴールをします。

メンバーはハイジのもとへ駆け寄って、涙を流して喜びあいました。

映画ライターsakuraの感想

一つの目標に向かって冷静に着実に練習に励む部員たちは、すごく素敵だと思いました。

1人1人の個性が光っていて10人いて誰一人埋もれていませんでした。

特に運動が苦手そうだった王子やキングが、箱根駅伝で走り切ったことは感動しました。

そんな彼らを見放さないメンバーもすごく良かったです。

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