「海猿 ウミザル」のネタバレあらすじと結末
潜水士を目指す先崎大輔が訓練学校に入り、2人1組で行動するバディとして工藤始と出会い、実力の違いが明らかなバディに対してイラつきをも感じながらも、夜間に練習をすることでバディとしての成長をしていく物語です。
その後は工藤の別れを乗り越え、「もう潜れないかもしれない」と思いながらも、訓練に参加して見事に潜水士になる姿が描かれています。
海猿 ウミザルの主な出演者
監督:羽住英一郎 出演:伊藤英明(仙崎大輔)、加藤あい(伊沢環菜)、海東健(三島優二)、香里奈(松原エリカ)、伊藤淳史(工藤始)、ほか
海猿 ウミザルのネタバレ/あらすじ
潜水士になるため訓練学校に入学し、ホテルで環奈と1夜を共にする
舞台は訓練学校がある広島です。
東京で働いていた伊沢環奈は入院した母親のお見舞いで広島を訪れていて、知り合いのエリカと居酒屋でお喋りをしているところへ、潜水士の研修を積んでいる学生たちが居酒屋に訪れます。
学生たちは羽目を外していけすに入って息を止める対決をしますが、大騒ぎをしている学生たちを横目に環奈はげんなりしてしまいます。
環奈がエリカと別れ、店を出て1人で歩いていたとき、若い男性たちに絡まれているところを仙崎が通りかかり彼女を助けます。
すると環奈が仙崎に詰め寄り、「今キスしたいと思ってるでしょ」と言って二人は場所を変え、ホテルに入ります。
ホテルのベッドに横になった環奈はすぐに眠ってしまい、仙崎が服を脱ぎ捨てベッドにダイブしたときには既に夢の中、何もできないまま仙崎は朝を迎え、遅刻しそうになって服を着ている仙崎を見て、環奈は思わず声を失います。
「海猿とやっちゃったの」と、1人ホテルに取り残された環奈は呆然としてしまいます。
母の見舞いで訪れた病院で環奈と再会
その後仙崎は10回目の訓練に出た際に気を失って病院に運ばれ、そこでホテルで1夜を共にした環奈と再会を果たします。
環奈はお見舞いで里帰りしていたせいで仕事が上手くいかず、イライラしていたので、思い切ってあの日の出来事を仙崎に聞いてみることにしました。
すると仙崎は「猿みたいだったよ、キミ」と言って環奈の心を揺さぶります。
彼氏のように肩を抱いてくる仙崎に腹を立てた環奈は、「私たちって、この夏だけの関係なんじゃないの」と口論になってしまいました。
その後仙崎が診療室へ帰ると、エリカに一目ぼれした工藤の姿がありました。
海洋実習前の休日にエリカを誘った工藤に付き合わされる形で、仙崎もダイビングのために浜辺を訪れていました。
するとエリカは環奈と一緒に海にやってきて仙崎と環奈が一緒に潜ることになり、楽しい時間を過ごしていくうちに2人の距離が縮まっていきます。
帰りのバスでは、なぜ今の仕事を選んだのかという話をして、根本には海やオシャレが好きだからという気持ちが共通していたことに微笑み合いました。
バディとなった工藤との涙の別れ
その頃、エリカと工藤は2人で海岸に残り、楽しそうに話をしていると助けを求める声が聞こえてきました。
父がおぼれたという子供からの悲痛な声に答え、海へと入っていく工藤でしたが、彼はそのまま海に飲まれて亡くなってしまいます。
転落を受けた仙崎はすぐさま病院へと向かったのですが時既に遅く、変わり果てたバディの姿に悲しみをこらえられず、仲間と共に悲しみを感じて立ち尽くしていました。
葬儀の後、源教官が水深40mで遭難事故が発生、酸素は残り片道1人分しかない状況で、バディが取り残されたこの状態を自分だったらどう乗り切るかという質問に、三島が1人だけ答えます。
「バディを見捨てて体力があるものがボンベを背負って浮上する」と言うと、仙崎は言葉が出なくなってしまいます。
訓練では仙崎が1人途中でリタイアしてしまいます。
海底に向かっていく仙崎の目に、無数の手にからめとられた工藤の姿を見たことによって、気が動転してリタイアしたことを環奈に伝えますが、環奈は仙崎を冷たく突き放し、泣きながらその場を立ち去ります。
食堂で呆然と座っていると、食堂のおばさんが源教官の話をし始め、水深40mの話は彼の実体験であることを教えてくれました。
その後に教官室を訪ねた仙崎は、訓練を最後までやらせてほしいと頼み込みます。
「水深40mでバディと取り残されたら、僕は2人とも助かる方法を考えます」と話して、翌日の最終試験を三島と組むことを指示されました。
水深40mで新たなバディと取り残される
最終試験の浮上中、急な潮流変化が起こり仙崎と三島は遥か遠くの海底に流されてしまいます。
大きく揺れた船上で異変を感じた源教官は、海から上がってきた試験官から状況を聞き、すぐに救助要請を出したのですが時間がかかると言われてしまいます。
ボンベホースが破損し、酸素が持たないことを考え、ルール違反の訓練生に要救助者を探すように指示しました。
その頃、海底では三島の足が岩の下敷きになっており、仙崎はボンベの酸素が減っていることを確認します。
何度も三島を助けようとするのですが歯が立たず、2人で1つのボンベを分け合いながら救助を待っていました。
訓練士による大規模な捜索によって、2人は何とか無事に救助されることになります。
訓練が終わると、源教官が訓練生を救助現場に向かわせたことについて問題となっていました。
しかしその場にいた三島が「あれは訓練だった」、仙崎も「自分もそのつもりだった」と話し、訓練生たちも源教官からもらった課題を行っていただけだと強く反論したことで、源教官は不問となりました。
修了式を終え、潜水士となった仙崎は東京の環奈の元へ会いに行きます。
服飾学校へ進んだ環奈は充実した日々を送っており、再会した際には軽口を叩き微笑み合いながら共に歩いていきました。
映画ライタータイリュウの一言
悲しい出来事が起きたり、壁にぶち当たっても努力して諦めないことの大切さを知りました。
努力して頑張れば夢が叶うことを教えてもらえたし、名シーンがたくさんあって涙なしでは見られない映画で、最後は環奈と仙崎が微笑み合う和やかなシーンで終わってホッコリしました。
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