「青い鳥」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「青い鳥」のあらすじ

新学期を迎え、新しい気持ちでスタートしようとしていた緑ヶ丘中学校。

しかし裏では、かつてのいじめに悩まされ自殺未遂をした生徒によって、生徒達は大きく揺れていました。

そんな中で、臨時教師としてやってきた吃音承の村内先生は、転校した野口に対して毎朝声をかけます。

そんな姿を見て、生徒や先生、保護者からもクレームがくる村内先生でしたが、最後に生徒達が変わっていく姿を映し出した物語です。

主な出演者

監督:中西健二 出演者:阿部寛(村内先生)、伊藤歩(島崎先生)、井上肇(石野先生)、重松収(宮崎先生)、岸博之(小泉先生)、本郷奏多(園部真一)、太賀(井上武志)、山崎和也(野口哲也)ほか

吃音承の村内先生が臨時教師としてやってくる

一見、平穏な新学期を迎えているように見える、どこにでもありそうな東ヶ丘中学校は、かつて「いじめ」を受けたことが原因で自殺未遂をした生徒の一件から、立ち直ろうと大きく揺れていました。

自殺未遂をした生徒は、転校していきました。

そんな中で新学期当日を迎えた当学級クラスである2年1組に、臨時教師として新しい先生がやってきます。

 

しかしやってきた村内という先生は、極度の吃音承だったのです。

ドモリながらでなければ喋れない村内に、生徒達は動揺します。

そんな彼が生徒達に初めて命じたことは、事件を起こして自殺未遂を犯した生徒、野口哲也の机を元の位置に戻すことでした。

 

ようやくいじめ問題から落ち着きを取り戻そうとしていた生徒達は、村内のその行動に混乱してしまいます。

「忘れるなんてそんな卑怯な」と語り始め、朝になるとすでに転校した野口に向かって「野口くん、おはよう」と声を掛ける村内の姿に生徒だけでなく、保護者からもクレームがくるようになりました。

そんなある日のことでした。

野口へのいじめに加担したとして苦しむ園部真一が、村内に相談してきます。

青い鳥BOXを設置する、その中にある質問が書かれていた

学校側は野口のいじめを受けて、青い鳥BOXを設置します。

この箱には、悩みや相談がある人が紙に書いて入れるものでした。

しかし青い鳥BOXは二回設置されるも、ほとんどがいたずらが書かれた紙ばかりでした。

でもその中に一枚だけ、まともに書かれた質問がありました。

それは「人を嫌うことはいじめになるのか?」というものでした。

 

この質問に対して、教師と生徒との間で言い合いが生じます。

しかし以前、野口と親しかった園部が「僕も知りたいので教えてほしい」と頼みます。

真剣に質問する園部に対し、村内はこのように応えるのでした。

 

「人を嫌うことがいじめになるのではない。一生懸命に話をしている人の話しを聞かないこと、それ自体がいじめなのだ」と言います。

園部は野口と一緒によくコンビニで立ち読みをしたり、一緒に遊ぶなど親しかったのです。

しかしそんな園部までも野口のいじめに加担してしまったことで悔いており、そのことをずっと後悔していました。

村内先生が解く人間の強さとは何か

野口が自殺未遂を起こす前、遺書として残されていた紙の中に、3人の実名が記されていました。

2人の名前は既に分かっていましたが、残る1人の名前だけは、はっきりと記されていませんでした。

園部は最後の1人の名前に自分の名前が書かれていたのではないか、といつも心配していました。

 

園部は内村に質問を解かれた後、すぐに野口の机に行き、落書きを消すことにしました。

そこへ村内がやってきます。

園部は、村内に野口がいた頃のことを話し出しました。

野口はいつも笑いながらではあったものの、いじめをずっと拒んでいたと伝えるのでした。

 

村内先生はそんな園部に「人には色々な人がいる。俺のようにロモリながらでないと話しができない人もいる。」と話します。

その話を聞いた園部は、村内に「もう絶対に同じ過ちを繰り返したくない、もっと強くなりたい」と言います。

すると村内が「強くなる必要はないのだよ。みんな本当は弱い存在なのだから」と優しく言ってくれるのでした。

村内先生赴任最後の日、生徒達に反省文を書き直させる

村内先生の学校最後の日が訪れました。

生徒達に以前書かせた反省文をもう一度書き直したい人は、新しい原稿を取りに来るように言いました。

ただし反省文の書き直しは、全員にではなく書きたい人だけ、というものでした。

別に書きたくない人は、そのまま自習の時間となります。

 

時間が過ぎていきました。

最初は誰1人として書き直そうとしなかったのですが、野口をいじめた本人達が動き始めた途端、1人また1人と、生徒達が原稿用紙を村内の元へと取りに行くのでした。

そんな姿を見て、園部も書き直すことにします。

紙をもらってきた園部でしたが、いざ書こうとすると何を書いていいか分かりません。

鉛筆を持って書く内容が決まらない、そんなことを思っていた園部でした。

そして園部は反省文として書くのではなく、「野口へ」という手紙として書き始めるのでした。

映画ライターMRMの一言

いじめられた野口に対して反省文を書かせる村内、その気持ちに答えようとする生徒達の物語を描いた作品です。

いじめという問題はものすごく身近に起こっている問題ですので、村内が生徒達に伝えたかったメッセージとは何かを考えさせられました。

こうしたいじめが起きたときに、私達はどうしなければならないかを考えさせられる、非常に重要な話しと思いましたし、できるだけたくさんの人に観て考えてもらいたい物語だと思います。

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