「3月のライオン 前編」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「3月のライオン 前編」のあらすじ

幼い頃に大切な家族を事故で失ってしまった少年、桐山零。

父の友人である幸田柾近に引き取られ将棋を教わり、若干15歳にしてプロ棋士となります。

彼を取り巻く人物たちの、様々な生き方や考え方を表現した物語となっています。

ただ零には、ある想いがいつも彼を固い殻のように覆いかぶさっているのでした。

「3月のライオン 前編」の主な出演者

監督:大友啓史 出演者:神木隆之介(桐山零)、有村架純(幸田香子)、豊川悦司(幸田柾近)、倉科カナ(川本あかり)、清原果耶(川本ひなた)、染谷将太(二階堂晴信)、島田開(佐々木蔵之介)、伊藤英明(後藤政宗)、ほか

家族を事故で亡くした零は幸田家に引き取られ、15歳でプロ棋士になる

主人公の桐山零は、9歳のときに両親と妹を交通事故で亡くします。

そのお葬式のときに、父の友人でプロ棋士である幸田柾近に「将棋は好きか」と問われ、生きるために「はい」と答えます。

それから零は、幸田家に引き取られます。

幸田家には、娘の幸田香子と息子の2人の子供がいました。

零は共に生活するも、兄弟として仲良くすることはできないのでした。

しかし零には将棋の才能があり、15歳でプロ棋士になります。

 

幸田家での生活が続くのですが、あることがきっかけとなり、澪は17歳のときに幸田家を出て一人暮らしを始めます。

零が住む古いマンションには、将棋盤以外に家財道具はありませんでした。

零はいつも孤独な生活を送っていました。

 

高校に一年遅れで入学した零は、たまたま向かいの三月町に住む川本家に出逢います。

川本家には、三姉妹と祖父が住んでいました。

次第に仲良くなった零は、度々夕食を共にする親しい仲になりました。

後藤を倒したい零の強い思い、しかし獅子王戦で島田に負ける

お盆の日のことでした。

零がスーパーでカップ麺を買って帰る途中、川本家の三姉妹とばったり遭遇します。

そしてそのまま三姉妹に強引に夕食に誘われ、川本家でお盆の夜を過ごします。

三姉妹の三女であるモモはまだ保育園児で、亡くなった母親を恋しがって泣き始めました。

どこかに行ってしまった長女のひなたを零が探しにいくと、川辺で一人号泣していました。

零は家族を恋しがるひなたを、羨ましく思うのでした。

 

獅子王戦トーナメントに出場していた零は、このまま順調にいけばある男と対決することになっていました。

その男は、幸田家の長女である香子の不倫相手、後藤正宗でした。

零はなんとしてでもこの後藤を倒すために、後藤と対局する予定になっていた島田開の存在が頭に入らなくなっていました。

そしていざ対局してみると、A級棋士である島田に負けてしまうのでした。

後藤のことが頭から離れず自分の力を過信していた零は、島田のおかげで一つ大きな殻を破ることに成功します。

零が持つもう一つの「殻」とは、香子が度々やってくる

零は将棋の他に、どうしようもないある「想い」がありました。

その想いは時折、零を固い殻のように覆いつくすのでした。

それは幸田家の長女、香子への想いでした。

そのどうしようもない想いを抱えていた零は、何としてでも後藤を倒さなければならなかったのです。

 

香子もその弟の歩もプロの将棋士を目指していました。

しかしあるときから零には全く勝てなくなり、父の柾近から2人とも奨励会を辞めるように告げられた、という過去がありました。

香子は将棋の夢を父親から奪われたことで恨みを持っていたため、零に強く当たってくるのでした。

 

それと同時に2人は兄弟としての関係ではなく、男女の関係のような想いを抱えていたのです。

自分の感情をコントロールできなくなってしまった香子は、幸田家を出ようとします。

そのきっかけを作ってしまった零は、幸田家を出るのでした。

 

そんなある日、零のマンションに香子が訪ねてきます。

香子は零に、好きなだけ嫌味を行って帰っていくのでした。

この香子の零に対する感情というのは、愛憎が入り混じるなんとも複雑なものだったのです。

香子への想いを抱く零と、零への憎しみの気持ちが入り混じった香子、零は度々やってくる香子に気持ちをかき回されるのでした。

仲間と師を求めて島田の研究会に入る零

零を心配する高校の担任は、彼に一人も友達がいないことを心配して気にかけてくれました。

一見いい加減に見えるその先生は、零に真っ暗な暗いトンネルから抜け出せるようにアドバイスをしてくれます。

そのアドバイスを聞いた零は、仲間と師を求めて、思い切って島田が開催している研究会に入ります。

 

その研究会には、幼い頃から将棋で対決していた二階堂という難病を患う男がいました。

零は知らず知らずのうちに、二階堂と仲を深めていきます。

そして獅子応戦では島田が後藤を破り、二階堂は山崎という技士にあたります。

しかし山崎はわざと千日手に持ち込み、勝負を長引かせて二階堂の体力を奪っていくのでした。

それを見た零は、山崎のやり方に激しく憤りを感じ、山崎を倒すべく挑みます。

 

零は仲間の言葉を思い出しながら、山崎と対局して見事に山崎を倒します。

そして後藤に勝った島田は、宗谷名人と対決して、なんとストレート負けをしてしまいます。

宗谷は物静かで吸い込まれそうな闇を抱えた人物でした。

島田と宗谷の解説をしていた零は、彼にとても興味を持ち始めます。

宗谷もそんな零を一瞬見つめ、少しずつ棋士として人間として成長していく零なのでした。

映画ライターMRMの一言

幼くして家族を失ってしまった孤独な少年、零がプロ棋士として様々な人と戦う物語です。

その中で香子への想いをぬぐいきれない零の何とも言えない想いが、見ていてどうしようもなく切なさを感じました。

後編が、どんな展開になるのか気になるところです。

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