「カメラを止めるな!」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アクション映画

「カメラを止めるな!」のあらすじ

低予算インディーズムービーながら瞬く間に大反響を起こし、日本アカデミー賞では最優秀編集賞、話題賞を受賞した名作です。

ゾンビ映画を撮っていた製作陣が、本物のゾンビに襲われる姿を37分に渡るワンシーン、ワンカットで見せつけます。

公開後、クチコミが重なりに重なってロングランヒットになった話題作です。

主な出演者

監督:上田慎一郎 出演者:濱津隆之(日暮隆之)、真魚(日暮真央)、しゅはまはるみ(日暮晴美)、長屋和彰(神谷和明)、細井学(細田学)、市原洋(山ノ内洋)、山﨑俊太郎(山越俊助)、大沢真一郎(古沢真一郎)、竹原芳子(笹原芳子)、吉田美紀(吉野美紀)、合田純奈(栗原綾奈)、岩地紗希奈(松浦早希)、秋山ゆずき(松本逢花)、山口友和(谷口智和)、藤村拓矢(藤丸拓哉)、イワゴウサトシ(黒岡大吾)、高橋恭子(相田舞)、生見司織(温水栞)ほか

37分のノンストップ映画

ある山奥の廃墟で、自主映画の撮影隊がゾンビ映画の撮影をしていました。

映画の内容はワンシーン、ワンカットのサバイバルゾンビ映画で、死者を蘇らせる儀式をしたことによって本物のゾンビに襲われるといった内容です。

自主映画ということもあって、撮影隊は最低限の少人数で行っていました。

 

監督は演技に対して中々OKを出さず、テイク数は42テイク目に突入していました。

女優にも厳しいダメ出しを与え、それを止めようとする男優にも怒鳴ってしまう程に緊張した雰囲気でした。

そんな雰囲気に耐えられず休憩を設け、本物であることに執着する監督に対して男優や女優、メイク担当のスタッフは愚痴をこぼします。

 

しかし、その休憩中に突如カメラマンが本当にゾンビ化してしまい、襲われた助監督もゾンビ化してしまいました。

男優と女優、メイクさんは咄嗟に廃屋へ逃げ込みましたが、監督はこんな状況でも「カメラは止めない!」と撮影の続行を決めてしまいます。

ゾンビとなった撮影陣の中で生き残った女優を、上空から映し出したところで37分の映画は終了します。

ゾンビ映画のオファーとメンバー

舞台は、ゾンビ映画撮影の1ヶ月前に遡ります。

テレビの再現ドラマの監督をしている日暮は、プロデューサーの古沢に呼び出され、新しくゾンビ専門のチャンネルを立ち上げることを聞かされます。

記念すべき第1回として「ワンカメラ、ワンカットでノーカット30分間のゾンビ映画」を監督として参加してもらえないか、とオファーをもらいました。

 

無謀すぎると思った日暮でしたが、娘でADの真央が好いている若手俳優が映画の主演に抜擢されていたこともあり、日暮はオファーを受け入れることにしました。

数日後、日暮は出演者と台本の読み合わせをします。

 

配役は男優の神谷の他に、女優役の松本、録音係役の山越、カメラマン役の細田、メイク担当役の相田、助監督役の山ノ内、監督役の黒岡となっていました。

相田は家庭の事情で現場に赤ちゃんを連れてきており、中々スムーズに動けず、細田はアルコール中毒で山越は胃腸が弱いなど、キャラクターの強い面々でスタートしていきます。

突然の役者交代と女優復帰

1ヶ月後の生放送本番に向け、日暮と出演者がリハーサルに励む中、日暮の家では妻の晴美が映画の台本を手にしていました。

かつて晴美は女優として活動していたことがあり、真央は母に女優復帰を勧めていました。

 

稽古場では出演者たちが念入りにリハーサルを勧めていましたが、神谷は劇中の「ゾンビが斧を使う」という展開に納得がいかず、リハーサルを抜け出してしまいます。

アイドルである松本は、同様の展開に対して「自分はよくても事務所が」と駄々をこね、山越は撮影現場のトイレをしきりに気にし始めます。

黒岡と相田は堂々といちゃつき始めたりと、日暮を悩ませるような面子ばかりでした。

 

そして迎えた撮影当日、撮影現場には見学という名目で真央と晴美の姿がありました。

ところが撮影現場に向かっていた黒岡と相田の車が交通事故を起こしてしまい、土壇場になって2人は出演できなくなったのです。

生放送ということもあって中止にはできず、仕方なく監督役を日暮自ら、メイク担当役は真央の後押しもあって晴美が演じることになりました。

諦めない精神が勝った瞬間

いよいよ生放送の撮影が始まりました。

始まったのはいいものの、日暮の知らないところでは山越は腹痛を起こし、細田は差し入れの日本酒を飲んでしまい泥酔、またカメラマンの谷口は持病の腰痛を悪化させてしまいます。

 

それでも日暮は役になりきって熱演を見せますが、細田は出番直前で寝込んでしまい、スタッフが何とか起こすも出演者の顔に吐物を吐きかけてしまいます。

山越は撮影途中でお腹を壊し、草むらで用を済ませる始末でした。

神谷、松本、晴美はその場しのぎのアドリブで、何とか場を繋いでいました。

 

あまりにもトラブルが続くため、さすがの古沢たちも撮影の中断を考える程でしたが、元々映画監督を目指していた真央が出演者やスタッフをまとめ上げ、撮影を続行させたのです。

ところが今度は谷口の腰痛がついに限界を迎え、役に入り込みすぎた晴美が暴走してしまうなど、撮影は常に一触即発の雰囲気でした。

 

いよいよクライマックスに入るところで、暴走の止まらない晴美はクレーンカメラを壊してしまい、日暮は晴美を気絶させて撮影を続行させます。

そしてラストシーンの撮影に入り、松本が血糊の五芒星の真ん中に立ったところで、真央は出演者、スタッフを急遽かき集め、人間ピラミッドを作らせます。

そして最上段に日暮と真央が昇り、なんとか上空からの撮影に成功することができました。

どうにか映画の撮影は無事に終了し、出演者やスタッフはやりきった表情を浮かべて健闘を讃え合い、物語は終了となりました。

映画ライターカネキケンの一言

見始めた時は「よくあるゾンビものなのかな」と思い集中して見ていなかったのですが、全てを見ると「もっと最初からきちんと見ておけばよかった」と思うほど、惹きこまれていました。

あのワンカット、ワンカメラのシーンの裏側ではこんなことが起きてたんだと思うと、もう一回確認してみようかな、という気になりました。

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