「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のあらすじ
スターウォーズシリーズの記念すべき劇場版台1作「スターウォーズエピソード4 新たなる希望」は、レイア・オーガナ姫から送られた救援を願うメッセージを、R2D2が投影することから物語がスタートしました。
この時、デススターの設計図のデータが反乱軍の手に渡った理由について多くは語られていませんでしたが、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」はデススターの設計図が、レイアに委ねられるまでを描いたスピンオフ作品です。
スターウォーズファンにとっては、エピソード4に繋がる重要な戦いが描かれ本編とは違う作品ながら、その内容は本編に劣らない素晴らしい出来栄えとなっています。
スターウォーズシリーズには欠かせない家族愛もストーリー展開に大きな関係があり、最新の特撮技術による戦闘シーンの素晴らしさも含め、一見に値する作品となっています。
主な出演者
監督:ギャレス・エドワーズ 出演:フェリシティ・ジョーンズ(ジン・アーソ)、ディエゴ・ルナ(キャシアン・アンドー)、ベン・メンデルソーン(オーソン・クレニック)、ドニー・イェン(チアルート・イムウェ)、マッツ・ミケルセン(ゲイリン・アーソ)、アラン・テュディック(K-2SO)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダー)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)ほか
初代デススターをめぐる帝国軍と反乱軍の戦い
ダースベイダーの強大な力により、反乱軍は徐々に追い詰められ、銀河全体を帝国軍はほぼ手中に収めつつありました。
そこでさらにその力を誇示するために、初代デススターは完成しますが、デススターの開発の重要人物の一人ゲイレン・アーソは妻を殺害された復讐を果たすために、デススターの機密情報をボーディというパイロットに託して脱走させます。
脱走したボーディは、ゲイレンの旧知の仲である反帝国勢力パルチザンを率いるソウ・ゲレラという戦士と面会して状況を説明しますが、信用されずに拘束されてしまいます。
反乱軍はこの情報を入手し、ゲイレンの娘で幼少の頃にソウに引き取られていたジン・アーソを送り、接触を試みます。
ソウと別れた後、無法者となっていたジンは帝国軍に逮捕され、強制収容所へと連行される最中に反乱軍兵士メルシ一行により救出されます。
その後、反乱軍のモン・モスマにソウの仲介役を要請され、ソウの元へと向かいます。
ジェダイの聖地にて、反帝国勢力パルチザンのソウとの出会い
反乱軍のスパイとして帝国に潜入しているキャシアン・アンドーと手を組んだジンは、ジェダイの聖地であるジェダシティでソウを探すことになります。
捜索中に出会ったチアルート・イムウェとベイス・マルバスが仲間に加わり4人となった一行は、帝国軍とパルチザンの戦闘に巻き込まれますが、キャシアンが誤ってパルチザンの戦士を射殺してしまい、ソウのアジトへと連行されます。
図らずもソウと再会を果たしたジンは、そこでボーディが届けていたゲイレンからのメッセージを見ることになり、デススターに致命的なウィークポイントを仕込んでいることを知ります。
そしてその機密データが惑星スカリフにあることも、ゲイレンにより伝えられていました。
その頃、帝国軍はジェダシティを標的として、最新のスーパーレーザーの試射をクレニック長官の指示により行っていました。
その強大な破壊力により、ジェダシティは完全に破壊されてしまいます。
解放されたボーディと共にジン一行はUウィング機で脱出しますが、ソウは義足で走れないため、ジンたちに銀河の命運を託してシティと運命を共にします。
惑星イードゥーにて、父ゲイレンとの非情の別れ
父ゲイレンが惑星イードゥーの研究施設にいることが分かったジン一行は、イードゥーに向かいますが、キャシアンは反乱軍の上層部からゲイレン暗殺の指令を受けていました。
そんなことは知らないジンは父親の救出に向かいますが、デススターの指揮官から命令を受けたクレニックにより、ゲイレン以外の研究員は皆殺しにされていました。
この機にゲイレン暗殺を狙っていたキャシアンが躊躇っている隙に情報を得た反乱軍の戦闘部隊が攻撃を開始し、爆撃に巻き込まれたゲイレンは救出に駆け付けたジンの腕の中で息を引き取ります。
反乱軍の攻撃から辛くも脱出したクレニックはダースベイダーに恫喝され、デススターの設計図データを死守するために惑星スカリフへと赴きます。
その頃、無事帰還を果たしたジンたちは、デススターの脅威から守るため惑星スカリフへの攻撃を反乱軍の上層部に進言しますが、承認を得ることができません。
自らの両親を帝国軍により失ったジンは、無断で惑星スカリフに向かおうとしますが、共に戦った仲間も行動を共にすることになります。
反乱軍の希望 デススターの設計図データの行方は
無断で帝国軍の貨物シャトルにより出撃するときに、咄嗟に名乗ったのはローグワン(反乱者たち)という呼び名でした。
惑星スカリフに到着したローグワン一行は、データ保管庫へと侵入するチームと侵入をフォローするチームの二手に分かれ、陽動作戦を決行します。
その戦いを把握した反乱軍の本拠地では、ラダス提督率いる艦隊が反対を押し切り独断で出撃し、救援へと向かいます。
その頃、ベイル・オーガナ議員はジェダイ騎士のオビワンに特使を送り、自らは惑星オルデランに出航します。
デススターの膨大な設計図データを反乱軍へ送信するためには、スカリフ全体を覆うシールドを壊滅させなければならないことを知ったキャシアンは、帝国の通信システムを乗っ取り反乱軍に情報を伝えようとします。
しかしデータ保管庫に何者かが侵入したことを知ったクレニックによる追撃と、帝国軍の反撃を烈しさを増していきます。
巨大な戦力を誇る帝国軍の攻撃により仲間は次々と倒れ、キャシアンもクレニックにより銃撃され重傷を負います。
しかし仲間たちの多大な犠牲によりもたらされたシールドの情報はボーディから反乱軍へと渡り、シールドの破壊に成功します。
デススターの設計すデータを送信するために送信アンテナに辿り着いたジンは直前でクレニックによる追撃を受け追い詰められます。
そこに現れたキャシアンによりクレニックは撃たれ、データ送信に何とか成功します。
しかしその頃デススターがスカリフ上空に接近し、デススターの総督の命令によりデータ保管庫周辺はスーパーレーザーの直撃を受け、ジンとキャシアンは爆風に飲み込まれていきます。
多くの犠牲を出しながら反乱軍兵士の手から渡った設計図のディスクは、ベイル議員の娘のレイア・オーガナ姫に託されました。
映画ライターmasakiの一言
スターウォーズシリーズのスピンオフ作品として公開された「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」は、エピソード4へとつながるデススターの設計図データがレイアに託されるまでが描かれています。
記念すべき第1作の新たなる希望に繋がる物語で、如何にしてデススターのデータを入手することができたのかが明らかになり、初期からのファンには特に楽しめるストーリー展開となっています。
ここに登場するジンたちは、この物語の中で全員亡くなってしまうのは少し残念ですが、本編に繋がる大きな戦いが描かれている点は、多くのスターウォーズファンも納得ではないでしょうか。
エピソード3とエピソード4を繋ぐ物語として、ご覧になることをおすすめします。
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