「美女と野獣」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アニメ映画

「美女と野獣」のあらすじ

ディズニーアニメ映画を実写化した「美女と野獣」ですが、ヒロインのベル役に「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンが起用されたことで、大きな話題になりました。

アニメオリジナルとは、ストーリーやキャラクター性を変えた仕上がりになっていますが、音楽はオリジナルを踏襲したものを使用して、メイン場面であるベルと野獣が二人だけの晩餐会で踊るシーンなども丁寧に描かれています。

中でも美術については非常に凝った造りになり、シュールながら美しい世界感はコクトー版「美女と野獣」にも少し似通ったものがあります。

主な出演者

監督:ビル・コンドン 出演:エマ・ワトソン(ベル/美女)、ダン・スティーヴンス(王子/野獣)、ルーク・エヴァンス(ガストン)、ケヴィン・クライン(モーリス)、ジョシュ・ギャッド(ル・フウ)、ユアン・マクレガー(ルミエール)ほか

魔女に呪いを掛けられた王子と夢見がちな美女ベル

フランスの森の奥深くにあるお城で暮らす王子は、ある日の夜会で醜い老婆と出会います。

老婆は一晩寒さを凌ぐ許可を王子に得ようと薔薇を一輪差し出しますが、わがままで傲慢に育てられた王子はその願いを無下にはねのけます。

しかしその瞬間に、醜い老婆は美しい魔女の姿へと変貌し、王子に呪いをかけました。

 

「この薔薇の最後の花びらが落ちるまでに愛し、愛されなければ元の姿には戻れぬ」呪いです。

この呪いによって優しさや愛を知らない王子は野獣に、そして王子に優しさや愛を教えなかった家臣たちは家財道具へと、姿を変えられてしまいました。

 

一方で呪われた城から近い場所にある村では、父親と二人暮らしをしている美女ベルが、今日も朝の買い物を行っていました。

読書家で夢見がちなベルは、村の人たちからは変わり者として扱われており、村の人気者である逞しい男性ガストンからの求婚も、うんざりした様子ではねのけています。

なんでもない日常を送っていたベル親子ですが、ある日発明家である父親が、自作のオルゴールを町に売りに行くところから、ベルの物語は動き始めます。

野獣に救われ捕らわれた父親、野獣とベルの出会い

町にオルゴールを売りに向かったベルの父は、季節外れの雪に足を捕らわれていました。

徐々に日が落ちる森の中、ついには狼の群れに追われ森の中を逃げ回り、そして茨に囲まれた呪われた城へとたどり着きます。

 

無人の城のようでしたが、中に入ってみると温かい暖炉は燃え、美味しそうな料理も食卓にたっぷりと用意されていました。

ベルの父は有難くご馳走を頂くと、最後にベルの御土産にと庭のバラを摘み取りました。

 

しかしその薔薇を手折った時、恐ろしい姿の野獣が現れてベルの父を捕らえます。

ベルの父は薔薇を盗んだ罪によって、城に投獄される事になっていまいました。

ベルは主人を乗せずに帰ってきた馬を見て、すぐに森の中へと父親を捜しに行きます。

 

そして呪いの城の中、牢獄で閉じ込められる父親と野獣の姿を発見しました。

野獣の姿に恐れつつも罪を犯した父親の代わりになるというベル、野獣は父親を開放してその願いを聞き届けたのでした。

 

城に留まることになったベルの話は、すぐに召使たちにも伝わります。

そしてベルこそが呪いを解いてくれる女性だと沸き立ち、ベルを自分たちにできる最大の真心を持っておもてなしするのでした。

野獣とベルトの交流と追い詰められるベルの父親

食器や時計、蝋燭の姿に変えられてしまった召使たちからの歓迎に、ベルは最初は戸惑うものの徐々に愉快な音楽や楽しいダンスに心を弾ませます。

そして気を持ち直したベルは城を探検している中で、野獣が大切にしていた魔法の薔薇をうっかり触ってしまいました。

 

激高する野獣の姿に驚いたベルはお城を逃げ出しますが、森の中で狼に襲われてしまいます。

それを野獣が間一髪のところで助け出し、傷を負いながらも自らを助けてくれた野獣に、初めてベルは野獣の心に触れることになりました。

 

城へ戻り、その後二人はベルの好きな読書をしたり、ダンスを通して徐々に心を通わせていきます。

一方でベルを野獣の城へ置き去りにすることになった父親は、ベル救出の手助けをしてもらう為に野獣の事を吹聴し、精神異常者というレッテルを張られていました。

 

魔女の助けもあり命の危機は脱しますが、ベルと結婚をしたがっていたガストンの怒りは凄まじく、村人をたきつけてベルの父親を徐々に追い詰めていきます。

その姿は、野獣に魔法の鏡を借りたベルの目にも映っていました。

ベルの悲しむ顔を見て、野獣は自らの呪いの期日を知りながら、ベルを父親の元に返す決断を下します。

ガストンの襲撃と解かれた呪い

父親の元へ戻ったベルは、父親が精神異常ではないと証明する為に、野獣に持たされた魔法の鏡で野獣の姿を映して町の人たちに見せました。

村人たちは牙をむく醜い野獣を見て、恐れおののきます。

中でもガストンは激高し、ベル親子を閉じ込めて野獣討伐のために村の男を率いて、城へと向かっていきました。

 

お城では攻めてくる村人を押し留めようと、家具や食器姿の召使たちが奮戦しました。

しかし野獣はベルを失った悲しさから、ガストンと対峙をした時にも無気力に殺されるのを待つだけでした。

その時に何とか城まで戻ってきたベルの姿を見つけて奮戦に応じるものの、何発かの銃弾を浴びて野獣は倒れてしまいます。

 

ガストンは銃を撃った時の震動によって、崖下へと落ちていきました。

ベルは野獣の城へ戻りますが、魔法の薔薇の最後の花びらが落ちてしまいます。

その時、ベルが愛を囁いたという事から奇跡が生まれました。

 

魔女の力によって野獣や召使、そして禍々しい姿をしていたお城も元の姿へと戻ったのです。

お城はかつての賑わいと華やかさを取り戻しました。

ラストでは、村人たちも加わった牧歌的な舞踏会が開催されています。

映画ライターhatiの一言

コッグスワースや野獣などのキャラクターが素晴らしく、癖のあるデザインながら印象に残る美しさで、美女と野獣という物語に説得力を持たせる、良いアクセントになっていました。

反面ストーリーはご都合主義に変えられた場面が多々あり、最後の戦いの場面などはベルの演技やそれぞれのキャラクターの動きに、いささか疑問が残ってしまった印象です。

それ以外、音楽や歌等は夢のある華やかな仕上がりになっていました。

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