「カイジ ファイナルゲーム」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

サスペンス映画

「カイジ ファイナルゲーム」のあらすじ

講談社ヤングマガジンで掲載されていた人気作の「カイジ」シリーズになり、この作品は第3作目にあたります。

2020年の日本は東京五輪で盛り上がりを見せたが、その後は景気が低迷し、急速なインフレの中で国の借金は1,500兆円にも上りました。

失業率は40%を超え、一部の者のみが富を掴む機会に恵まれている中、カイジは新たなギャンブルに挑戦します。

主な出演者

監督:佐藤東弥 出演:藤原竜也(伊藤カイジ)、福士蒼汰(高倉浩介)、関水渚(桐野加奈子)、新田真剣佑(廣瀬湊)、吉田鋼太郎(黒崎義裕)、松尾スズキ(大槻太郎)、生瀬勝久(坂崎孝太郎)、天海祐希(遠藤凛子)、山崎育三郎(西野佳志)、前田公輝(高瀬強士)、瀬戸利樹(菅原太一)、篠田麻里子(最後の審判挑戦者)、金田明夫(渋沢総一郎)、伊武雅刀(東郷滋)ほか

東京オリンピックの後、不景気を迎え缶ビールが1本1000円

2020年東京オリンピックが終了した日本は絶望的な不景気を迎え、カイジは派遣である建設現場で働いていたのですが、日当の7割を搾取される酷い扱いを受けていました。

その職場では元時計職人の病弱なシングルマザーが解雇されたことを理由に、カイジたち従業員は抗議をするのですが、社長の黒崎は全く聞く耳を持ちませんでした。

 

少ない日当を持って帰宅したカイジは、偶然通りかかった居酒屋で販売されている缶ビールを目にします。

世の中は急激なインフレ状態となっており、缶ビールは1本1000円と高額になっていました。

日当で缶ビールを買ってしまったカイジは、路上で缶ビールを開けて味わっているところに、1人の男が声をかけてきます。

それはカイジが地下で強制労働を強いられていた際に、カイジのグループ班長だった大槻でした。

大槻は成功すれば大金を獲得できる、若者救済イベント「バベルの塔」を攻略する作戦を立てており、かつての帝愛の幹部たちを相手に、様々な勝負を制してきたカイジを仲間として誘いました。

カイジはバベルの塔を制覇し、報酬であるカードを手に入れる

バベルの塔は、関東のどこかの高層ビルに建てられた塔を登り、その先にある報酬を最初に掴んだものが勝ち、という至ってシンプルなルールでした。

報酬は億単位の賞金を手にすることができる電卓か、人生を変える情報が書かれたカードのどちらかを選ぶことができるというものでした。

 

しかしバベルの塔がどこに建てられているかは当日まで極秘で、開催当日は大勢の若者が押し掛けるため、カイジは事前に塔の位置を知らない限り攻略は不可能だと考えました。

そんなとき大槻は、独自のルートからバベルの塔の建設現場の情報を掴んでいることを知ります。

 

バベルの塔の開催当日、若者たちは横浜のとある高層ビルを目指して一斉に走っていきました。

このイベントに参加したカイジは途中から別のルートを進み、バベルの塔が建設されているビルの向かいのビルの屋上に到着します。

 

カイジと大槻の作戦としてはバベルの塔を登るのではなく、向かいのビルから鉄骨をかけ、その鉄骨を渡ってバベルの頂上に飛びつく作戦でした。

しかし別の若者が飛ばしたドローンによって、カイジの作戦に気づいた者の妨害に遭い、カイジは思うようにビルを登ることができません。

 

そんなときに意を決したカイジは、鉄骨の先から飛び降りて見事バベルの塔を制覇します。

報酬である電卓とカードのうち、カイジは人生を変える情報が書かれているカードを選び、カードに書かれた豪華な山荘にたどり着きます。

 

中に入ると、関西で行われた若者救済イベントを運だけで制覇した加奈子がいました。

するとカイジと加奈子の前に、若者救済イベントの主催者を名乗る東郷と秘書の廣瀬が現れました。

東郷は電卓ではなくカードを選んだ若者を待っていたようで、2人にはある計画に協力してほしいと依頼されます。

 

かつて不動産王として有名だった東郷は日本政府のある動きを察知し、1,500兆円の負債を抱えた日本は、国民の貯金額の総資産が1,500兆円であることに注目していると言います。

国民の資産を「貯金封鎖」する法案を可決させることで、国の借金を相殺させるという計画を立てていました。

 

そして日本政府は円に代わる新たな通貨で紙幣を発行し、それを一部のエリート層だけが所有することで、一般の国民を無一文にしようとしていることが判明しました。

東郷は帝愛ランドで開催されるゲーム「最後の審判~人間秤~」に勝利し、首相主席秘書の高倉に対抗できる資産を増やすことを依頼します。

帝愛ランドで開催される、「最後の審判~人間秤~」に参加

最初はこの依頼を断ったカイジだったのですが、廣瀬が対戦相手の写真をカイジに見せると、そこにはカイジたちを不当に扱っていた社長の黒崎が映っていました。

黒崎から資産を奪うため、東郷に協力したカイジと加奈子は、廣瀬に連れられて帝愛ランドに向かいました。

 

帝愛ランドではゲームのルールを聞かされ、対戦者同士の総資産を比べ、総資産が多かったものが勝つというルールでした。

自身の総資産の他、家族や友人、出資者や観衆の「4つのF」から協力を受けることができ、最終的に観衆が投げ入れた投げ銭も勝敗を左右し、負けた者は勝った人に全ての資産を奪われるというゲームです。

 

カイジたちは帝愛ランドの中を散策し、「ドリームジャンプ」というゲームを見学しました。

そんな中、東郷はゲームに向けて資産家に協力を依頼していました。

カイジは廣瀬から、東郷が過去に愛人に預けた絵画が大きな資産になると聞き、居住区のない人達が集まる地域を訪ねるのですが、既にその愛人は亡くなっていたことが判明します。

 

そんな中でカイジは帰宅途中に複数の若者に襲われ、スタンガンで気絶させられた後、連れ去られてしまいます。

借金で差し押さえられた工場の中で目を覚ましたカイジの目の前には、バベルの塔に参加した若者たちが立っていました。

 

若者たちは報酬の賞金で工場を再生させる予定だったことをカイジに伝えると、カイジが持っていた現金を奪おうとしました。

カイジはあまりにも無計画な若者たちに説教を始め、カイジの迫力に心が折れた若者たちは泣き崩れ、カイジが挑む「最後の審判~人間秤~」に協力することにしました。

「最後の審判~人間秤~」で勝利するも、また騙されてしまうカイジ

カイジは若者と病弱なシングルマザーに協力してもらい、「最後の審判~人間秤~」に挑むことにしました。

最初の判定では東郷の資産が黒崎を上回っていたのですが、事前に協力すると約束していた協力者が次々と黒崎に寝返り、黒崎の資産が東郷の資産に迫ってきました。

 

そこで廣瀬が東郷の資産である絵画を持って現れ、鑑定の結果、絵画に価値は全くありませんでした。

勝負の行方は最終審判の観衆に委ねられ、観衆は30万円の投げ銭を持っており、投票した方が勝てば投げ銭が倍になって帰ってくるため、勝利が濃厚となった黒崎に次々に投げ銭が投入されます。

 

絶体絶命のピンチを迎えた東郷を救うため、カイジは保険として10億円預かっていたお金の全てを賭けて大勝負に出ます。

しかしカイジの動きを呼んでいた黒崎は、帝愛ランドのギャンブルを全て封鎖しており、唯一残ったドリームジャンプに挑むしかなくなってしまい、その縁でかつてカイジを裏切った金融業の遠藤と再会しました。

 

遠藤の情報もあり、ドリームジャンプでは何とか攻略に成功したのですが、時計の針が17時10分を指していたため、黒崎の勝利となってしまいます。

しかしカイジは時計にも仕掛けをしていて、海上の時計を5分進めていたことから、勝敗が決まるまでは5分残っていました。

 

黒崎の勝利が危うくなったことと庶民を馬鹿にしたことで、観衆は東郷に集まり始めました。

最終的なジャッジは僅差で黒崎となりますが、時計の長身に乗っていた金貨がカイジの乗った秤の上に落ち、最終的に東郷の資産が黒崎を上回りました。

 

ゲームに勝利したカイジたちでしたが、貯金封鎖を止めることはできませんでした。

絶望に浸っていたカイジの元に電話が鳴り響きます。

その電話の内容では、政治家たちがコンテナ内で円と新たな通貨となる紙幣を交換し、資産を盗る計画をしているとのことでした。

 

東郷は用意した1000億円で政治家たちがいるコンテナの出入り口と、紙幣の入ったトランクの暗証番号を変える手配をしていました。

コンテナ内に閉じ込められた政治家たちは高倉に助けを求めているとそこにカイジが現れ、高倉に「ゴールドじゃんけん」で勝てば暗証番号を教えると言いました。

 

このゲームでもカイジは勝利し、高倉はその場を立ち去ります。

カイジは大金の入ったトランクを山分けして、迷わず大きなトランクを選びました。

その後、居酒屋で1人で飲んでいたカイジがトランクの中を確認すると、大金がペットボトルにすり替わっていました。

 

遠藤はトランクの1つを加奈子にすり替えらせ、最後はカイジに選ばせるように伝えていました。

カイジを心配する加奈子に、遠藤は「あんなに底辺が似合う男もいない」と言い放ちました。

トランクの中身がすり替わっていたカイジは、やけになってビールを飲み続けました。

映画ライター「タイリュウ」の一言

新たな仲間と共に這い上がろうとするカイジの姿には勇気づけられました。

最後の大金がペットボトルに代わっていたところでは、やっぱり最後もこうなるのかと思い、思わず笑ってしまいますね。

如何にもカイジらしいストーリーを楽しませてもらいました。

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