「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

SF映画

「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」のあらすじ

劇場版第1作の機動戦士ガンダムⅠに続く第2作目として公開された「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」は、好評だった第1作目以上に高い評価を受けました。

地球連邦からの独立を宣言したジオン公国が起こした1年戦争は激化の一途を辿り、ホワイトベースの隊員としてガンダムに搭乗するアムロは、これまで以上に多くの戦いを経験して、精神的な乱れから反発しながらも成長を遂げていきます。

宿敵シャアの野望やニュータイプの理念など、物語の根幹となる部分も徐々に明らかになっていきますが、多くの敵や仲間との別れが、この作品ではメインとなっています。

戦士としての成長に対して、精神が追いついていかないアムロの心の葛藤も見どころの一つで、シリーズ最高傑作と呼んでも間違いないと思います。

主な出演者

監督:富野由悠季 声の出演者:古谷徹(アムロ・レイ)、池田秀一(シャア・アズナブル)、鈴置洋孝(ブライト・ノア)、井上瑤(セイラ・マス)、古川登志夫(カイ・シデン)ほか

シャアの正体とは アムロの反抗 

前作でシャアの謀略にハマり、命を落としたザビ家の末弟ガルマの国葬を、ギレン・ザビは地球連邦打倒を決起することに利用し、自らの野望を実現しようとします。

ガルマ死亡の責を問われ左遷されたシャアに代わり、ホワイトベース討伐作戦の命を受けたのは、ジオン公国創始者 ジオン・ズム・ダイクンに仕えていた歴戦の勇士ランバラルでした。

 

ランバラル自身はこの任務には消極的でしたが、妻ハモンと自分を慕う部下のために、この任務を引き受けていました。

ランバラル隊は、砂漠地帯でホワイトベースへの攻撃を繰り返しますが、戦闘中に捕らえたジオン兵からシャアがザビ家に対して恨みを抱いていることを知り、搭乗員であるセイラはシャアが自らの兄であるキャスバルだと確信を持ちます。

 

一方のアムロは、パイロットとしては素晴らしい成長を見せますが、次第に増長し、見かねた艦長のブライトがガンダムのパイロットを外そうとしていることを知って、ガンダムに搭乗して脱走を試みます。

砂漠の街にまで逃亡したアムロと偶然遭遇したランバラル隊はホワイトベースの所在を突き止め、襲撃に向かっていきます。

ランバラルとの激闘 マチルダとの別れ

ランバラル隊が、ホワイトベースの襲撃に向かったことを知ったアムロはガンダムを駆り、ランバラルのグフと戦い退けることに成功します。

その際、ランバラルは勝ったのは自分の力ではなくガンダムの性能のお陰だということを戒めとして語り、その場から脱出をします。

 

アムロはガンダムを奪い逃亡したことから、軍規違反となり収監されます。

その頃ランバラルは、モビルスーツの補給要請を地球部隊司令官マクベ大佐に却下され、やむなくモビルスーツのないゲリラ作戦を遂行し、ホワイトベースへと潜入します。

艦内での烈しい銃撃戦の中、セイラと偶然対面したランバラルは、セイラが自身の父が仕えていたジオンズムダイクンの娘のアルテイシアであることを知ります。

 

戦いの中で負傷し、脱出が不可能と確信したランバラルは、手りゅう弾を自ら抱えたまま爆死するという壮絶な最期を見せ、男としての生きざまをアムロに伝えます。

そんな中、地球連邦軍はホワイトベースのクルーをニュータイプの可能性を見出すための実験材料とみなし、1年戦争史上最大の戦いとなるオデッサ作戦を開始します。

 

ランバラルの弔い合戦として参戦したハモン隊と黒い三連星による激しい攻撃により、アムロが仄かに恋心を抱いていたマチルダ少尉が犠牲となってしまいます。

仲間を守るためにリュウも自らの命を犠牲にするなど、多くの仲間の犠牲を払い、オデッサ作戦は地球連邦軍の勝利で幕を閉じます。

カイとミハルの悲しい出会いと別れ

烈しい戦いでマチルダを失ったことにショックを受けたアムロは悲しみをこらえながら黙とうを捧げますが、この戦いは多くの人に疑問を投げかけることになります。

戦いを終えたホワイトベースは、補給を受けるために連邦軍の拠点に到着します。

 

隊員のカイ・シデンは終わりのない戦いに嫌気がさし、連邦軍から離れることを考えていました。

そんな時に近くの街でミハルという女性に出会いますが、ミハルはシャアが連邦に送り込んでいたジオン軍のスパイでした。

カイは彼女の家に招かれ、戦災孤児として貧しい生活を送っていることを知ります。

 

そして彼女が幼い兄弟を養うためにスパイとして活動していることを知り、戦争の暗い側面を突き付けられます。

その後、ホワイトベースにスパイとして潜入したミハルは、ホワイトベースが連邦軍本部のジャブローに向かっていることを突き止め、ジオン軍が奇襲をかけてきます。

 

隊から離れていたカイは、仲間を助けるために戦いに加わりますが、スパイとしての活動に疑問を持っていたミハルはジオンを裏切り、窮地に陥っていたカイを助けるために自ら犠牲となってしまいます。

カイはミハルの死を受け、自責の念に駆られながらもこの戦争を終わらせるために立ち上がることを決意します。

シャアとセイラ再び そしてガンダムVSズゴックの激闘

シャアにより連邦軍の本部ジャブローに到着することをキャッチされていたホワイトベースは、激闘で多くの損傷を抱え、正しく満身創痍とも呼べる状態でした。

修理のために入ったドッグの責任者のウッディ大尉がマチルダの婚約者であったことを知ったアムロは、マチルダが亡くなった責任は自分にあると言いましたが、大尉からそれはただの思い上がりだと一喝されます。

 

大戦の中では、モビルスーツ一機程度で戦況を変えることはできず、もっと大局的に考えることを諭します。

その頃、シャアの部隊はジャブローに潜入し、シャア自らがズゴックで出撃していました。

この戦いの中でシャアは自らの妹であるセイラとの再会を果たし、連邦軍から離脱するように促しますがセイラは拒否します。

 

ジオンの本体がジャブローに到着し大きな攻防へと発展し、ウッディ大尉も命を落としてしまいます。

シャアの赤いズゴックを発見し再び相まみえることとなったアムロはシャアを退け、連邦軍も辛うじてジオンの襲撃をかわすことに成功します。

実力を認められたホワイトベースは宇宙の新たな任務へと向かい、それに伴いシャアも宇宙へと旅立ちます。

映画ライターmasakiの一言

劇場版第2作目として公開された「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」は、ジオン軍との戦いが激しくなり、強敵との戦いと共に重要な人物の死が数多く描かれています。

アムロの前に立ちはだかる強敵ランバラルの壮絶な最期、恋心を抱いたマチルダを失う悲しみ、その婚約者ウッディ大尉の死など、アムロに大きな影響を与えることになり、戦争の悲惨さが分かりました。

 

カイが出会ったミハルの死なども戦争の残酷な現実を突きつけ、単なるロボットアニメではない奥の深さを感じさせてくれます。

シャアがザビ家に恨みを抱きながらジオン軍で戦う理由、アムロが人間的に成長していく様など見どころ満載で、ガンダムを知らない方にもおすすめです。

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