「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

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「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」のあらすじ

機動戦士ガンダム劇場版3部作の完結編となる「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」は、1年戦争の行方とシャアとアムロの最終決戦を描いた傑作です。

戦いの舞台は宇宙へと移り、アムロとシャアのライバル決戦はいよいよ最後を迎えます。

 

ニュータイプとしての能力を覚醒するアムロと、高い能力を持つララァとの運命の出会いは、本作の大きな見どころとなっています。

連邦とジオンの長きに渡った1年戦争とシャアとの戦いの結末は壮絶です。

主な出演者

監督:富野由悠季 声の出演者:古谷徹(アムロ・レイ)、池田秀一(シャア・アズナブル)、鈴置洋孝(ブライト・ノア)、井上瑤(セイラ・マス)、潘恵子(ララァ・スン)ほか

サイド6で謎の女性ララァとの運命の出会い

地球を離れ、宇宙で新たな任務に向かったホワイトベースは、戦争の中立地帯であるサイド6へと入港します。

この地でアムロは偶然にも行方不明となっていた父親と再会を果たしますが、サイド7での戦いに巻き込まれ記憶の一部を失う大きなダメージを受けており、大きなショックを受けます。

 

その帰路でアムロはララァという謎の女性と出会い、不思議な能力を感じ取ります。

ララァはシャアがその高い能力を買うニュータイプ研究所のテスト兵で、出会った翌日に共に行動するシャアにも出会います。

サイド6を出航した直後にジオン軍との戦いが起こりますが、この時の戦況を放映するテレビで観たシャアは、ガンダムのパイロットがニュータイプであると確信します。 

セイラとシャアの再会 ソロモン攻略戦の行方

その頃、ジオン公国では連保との和平を検討するデギン国王と徹底抗戦を唱える長男のギレンとの間で確執が起き、強硬派のギレンは連邦を壊滅するために強力な兵器の準備を進めます。

連邦軍本隊と合流するために航行していたホワイトベースはシャアの部隊に襲撃され、ゲルググに搭乗するシャアとアムロは再び相まみえることになります。

 

アムロはシャアとの戦闘中にララァの存在を感じ取り、同じような能力を持っていると確信します。

シャアとの戦いは引き分けに終わりますが、この戦いの中でセイラは再びシャアと出会い、シャアがザビ家に復讐するためにジオン軍に潜入していることが分かります。

 

シャアは再びセイラに連邦軍から離脱するように忠告し、その場を去ります。

ソロモン攻略戦は大詰めを迎え、連邦軍の新兵器ソーラーシステムにより自軍の敗北を覚悟したジオン軍のドズル将軍は、妻子と部下を脱出させた後、自ら出撃してガンダムとの戦いで命を落とします。

ソロモン攻略戦の勝利により、戦局は連邦有利へと大きく傾いていきます。

シャアとの激闘 ララァの壮絶な最期

ソロモンが陥落し戦況が不利になったことから、ジオン公国のデギン国王は連邦軍との和平交渉を持ち掛けますが、和平をよしとしないギレン総帥は密かに秘密兵器ソーラレイの準備に取り掛かります。

その頃シャアはホワイトベースにララァと共に奇襲を掛けますが、アムロ、セイラとの戦闘中にその存在を感じ取ったララァは苦痛を訴え、戦線から離れていきます。

 

その後セイラは、自分がジオン創始者の娘でシャアが兄であることなど、出生の秘密をブライトにすべて打ち明け、自身は連邦軍の一員として戦うことを決意します。

戦闘後、シャアはギレンの妹のキシリアの元を訪れ、シャアの秘密を知るキシリアにザビ家への復讐を捨てると宣言します。

キシリアの艦隊はシャアと共にホワイトベースを襲撃し、シャアとララァはガンダムと再び戦うことになります。

 

この戦いの中でアムロはララァと心が繋がり始めるのを感じますが、その場に参戦したシャアのゲルググを倒そうと斬りかかったところにララァが割って入り、ガンダムのビームサーベルでララァを絶命させてしまいます。

自ら手を掛けてしまったアムロは大きなショックを受け、身代わりとなり命を落としたララァの姿に、シャアも絶叫します。

シャアとアムロの戦いの決着は 物語はクライマックスへ

一年戦争はいよいよ最終局面を迎え、宇宙要塞ア・バオア・クーはジオンの最後の砦となっていました。

このまま戦うことはすべてを失うと感じたデギン国王は、和平交渉のために連邦の艦隊を訪れますが、自身の野望を果たすためにギレンは、自らの父である国王を連符の艦隊もろともソーラレイにより攻撃して消滅させます。

 

デギン国王の死去により全権を掌握したギレンですが、妹のキシリアは父の死に対し、兄に大きな疑いを持つようになります。

大きな打撃を受けた連邦艦隊は残存する艦隊でア・バオア・クーへの進撃を開始し、ホワイトベースもその先頭を切って出撃します。

 

その頃キシリアは、シャアに最新鋭のモビルスーツジオングを与えて出撃させると、父を殺害したのはギレンであると確信し、軍に向かって演説するギレンを銃で射殺します。

全軍を掌握したキシリア率いるア・バオア・クーと連邦軍は、最後の決戦の時を迎えます。

最終決戦の中、アムロとシャアも死力を尽くした激闘となり、お互いのモビルスーツは大破し、生身で戦い始めます。

 

そこにララァの幽体が現れ、駆け付けたセイラと共に二人を制して諭し続けます。

戦いを止めたシャアはアムロに共闘するよう勧めますが、突然爆発が起こりアムロは遠くへと吹き飛ばされてしまいます。

仮面を外し素顔を晒したシャアは、脱出を図っていたキシリアをバズーカ砲で討ち、復讐の目的を果たします。

 

そのままシャアは宇宙の彼方へと姿を消し、吹き飛ばされたアムロはララァの導きにより、ホワイトベースから脱出したクルーたちの元へと向かい、再会を果たします。

こうして長きに渡った一年戦争は、ジオンと終戦協定を結び集結を迎えます。

映画ライターmasakiの一言

これまでのロボットアニメーションと一線を画した、新しいスタイルのアニメとして注目された機動戦士ガンダムシリーズの劇場版最終作として公開された「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」は、壮大な物語の完結編です。

アムロが大人への反抗を続けるうちにニュータイプとして覚醒し、仲間の大切さを感じるようになり、人としても大きな成長を遂げていきます。

 

復讐に燃えるシャアの野望の結末も見どころの一つですが、この作品ではララァの存在が特に大きくクローズアップされています。

登場シーンは全体では多くありませんが、アムロの成長を促す意味でララァは欠かせない存在であることが分かります。

大人の身勝手な野心が大きな戦争を起こし、何の関係もない一般の人が多くの命を失う点は、現代の国際社会でも同じで、そういった意味でも深く考えさせられる作品ではないでしょうか。

改めて、この三部作を続けて観ることをおすすめします。

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