「アド・アストラ」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

SF映画

「アド・アストラ」のあらすじ

アド・アストラは2019年に公開されたアメリカの映画になり、伝説的な宇宙飛行士と呼ばれていた父親を目標にして、見事に宇宙飛行士になったロイの物語が描かれています。

彼の父親は亡くなったはずでしたが、海王星付近の宇宙で生きていたと知ります。

そこでロイに太陽系の運命をかけ、極秘任務が課せられました。

現代宇宙開発がモチーフになった、リアルなSFアドベンチャーです。

主な出演者

監督:ジェームズ・グレイ 出演者:ブラッド・ピット(ロイ・マクブライド)、トミー・リー・ジョーンズ(H・クリフォード・マグブライド)、ルース・ネッガ(ヘレン・ラントス)、リヴ・タイラー(イヴ)、ドナルド・サザーランド(トム・プルイット大佐)ほか

生き延びていた父への極秘命令が

近い未来、人類はいよいよ月や火星に基地を建設する技術を得ることができ、太陽系外へと乗り出そうとしていました。

そんな時、大きなサージ(電気嵐)が太陽系を襲ってきました。

これによって甚大な被害が出てしまいます。

 

主人公のロイ・マクブライド少佐は、国際宇宙アンテナの製造チームに携わる宇宙飛行士です。

彼は作業するために外に出るとサージに遭い、そのままパラシュートで地球に降り立ち、何とか生き延びることに成功します。

 

その後ロイはアメリカ宇宙軍基地から呼び出されて、上官より極秘情報を告げられます。

それは父親のことでした。

ロイの父親は太陽系外知的生命体の探求を目指し、リマ計画の責任者として宇宙探索に30年前に出発して、16年後に消息を絶っていました。

その父親クリフォードが生きていたと言います。

 

さらに今回のサージは、海王星付近にいた彼のリマ号より発生していたことが分かります。

サージは太陽系をも滅ぼしかねない危険なものでしたが、宇宙飛行士の父に通信せよ、という極秘命令が下されました。

軍がリマ号を破壊することをロイは知る

ロイの父親であるクリフォードには旧友のプルイット大佐がいましたが、彼は幼い頃のロイを覚えていました。

そんなプルイット大佐が、ロイに同行することになります。

 

大佐はクリフォードと対立しており、過去にはリマ計画から外されたという経緯がありました。

ロイと大佐は一緒に月の空港に降り立ちますが、そこは地上の空港と同じようで、ロイは父がここにいたらこの俗化について嘆くだろうと感じていました。

そして空港を後にすると紛争地帯がさらに拡大し、資源を奪取するために争いが起きていました。

 

ロイとプルイット大佐は月面車に乗って、火星行きの宇宙船ケフェウス号の発射基地へと向かいますが、遂に略奪者たちから囲まれてしまいます。

その結果護衛は全滅し、大佐自身は不整脈を起こします。

 

彼は手術が必要な身体になり、とうとう火星まで行くことができなくなりました。

そこで別れ際に「軍は君を信用していないだろう」と警告します。

ロイからの通信にクリフォードが応じない場合、軍はリマ号を破壊することも、ロイはその時に知ることになります。

火星へと向かい父と交信するロイ

ケフェウス号は他の宇宙船から救難信号を受信しましたが、ロイは船長と一緒に遭難宇宙船に入ることを希望しました。

しかし、船長は遭難船内で実験動物の猿に襲われてしまいます。

ロイは船長を助けてケフェウス号に戻りますが、既に船長は亡くなっていました。

 

恐怖を感じたロイは、父を喪失した体験で人と親密な関係を構築できなくなった自分自身の問題に向き合うようになりました。

これまでは人に心を閉ざすことが多く、なかなか冷静な宇宙飛行士にはなれませんでしたが、それが原因で愛していた妻のイヴとの折り合いが悪くなり、離婚に至りました。

 

火星に着く前に、またサージが発生しますが、ケフェウス号は何とか着陸に成功します。

地下にある基地から、ロイは父親に向けて通信を試みますが、特に反応はありませんでした。

「自分は軍に利用されているのでは?」と思ったロイは、2回目の通信において、あらかじめ軍が用意していた文章は使わず、自分の言葉で父に呼びかけます。

再会と決断

発射前、ロイはケフェウス号に潜みます。

ロイを殺すように命じられていた3人の乗組員たちは、不幸にも全員が命を落とすことになります。

それにより、ロイは自分1人で任務を果たす旨を司令部に連絡し、そのまま通信を断ちました。

 

その後ロイは海王星近くでリマ号を発見し、小型探査船を使用してリマ号に近づきますが、探査船が隕石に衝突します。

ロイはドッキングできなくなり、やむなく探査船を放棄して、リマ号に入っていきました。

 

ロイは爆弾を仕掛けますが、そんな彼に父親のクリフォードが呼びかけました。

クリフォードの話によると、サージを発生させたのは最後の反乱者で、今はたった1人の乗組員になったクリフォードでは、それを止めることができなかったと言います。

 

知的生命体の発見を諦めきれない父は、息子と2人でリマ計画を継続しようとしますが、息子は父をリマ号の外に出しました。

しかし、地球への未練を持っていない父は、息子に抵抗して命綱のフックを外すにように言いました。

ロイはケフェウス号に戻り、リマ号を爆発させて、父の研究データを持って地球へと帰還を果たしました。

映画ライターひろしの一言


2019年にアメリカで公開された映画ですが、公開と同時に多くの映画ファンから話題を呼ぶことになりました。

主演のブラッド・ピットは製作にも参加しており、2019年の第76回ベネチア国際映画祭において、コンペティション部門に出品されたことでも話題になっています。

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