「人魚姫」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

サスペンス映画

「人魚姫」のあらすじ

中国の青羅湾では、生き物たちが住処を失うほど環境汚染が深刻化していました。

そんなある日、海底に住む生き物たちはもちろん、人間に住む場所を追いやられた人魚族たちも住処を失われそうになっていました。

それは若くして大富豪になったリウが、湾近郊を埋め立て巨大なテーマパークを建設しようとしていたからでした。

リウの企みが進めば、人魚族たちは死んでしまいます。

住処を奪われないように人魚族の娘シャンシャンがとった行動とは、最後まで目を離せない物語です。

主な出演者

監督:チャウ・シンチー 出演者:ダン・チャオ(リウ・シュエン)、リン・ユン(シャンシャン)、キティ・チャン(ルオラン)、ショウ・ルオ(タコ兄)、アイヴァン・コティック(ジョージ)、ジェン・ジーン(ジェン社長)、クリス・ウー(ロン・ジェンフェイ)ほか

青羅湾の開発が進む中、リウの元にある女性がやってくる

中国の青羅湾(チンルオわん)では、ソナーによる環境汚染が深刻化していました。

海底に住む生き物たちは皆、命の危険にさらされ逃げていきます。

そしてこの湾一帯を買取った若き大富豪リウは、この青羅湾を埋め立てディズニーランドに匹敵する巨大なテーマパークをつくろうと建設していました。

 

リウに話を持ちかけた不動産社長は、愛娘であるルオランをリウに紹介し、建設の準備を進めています。

その夜、リウの大豪邸では建設のお祝いとして、パーティーが開かれました。

大勢の業界人やモデルが集まります。

パーティーが盛り上がりを魅せる中、どこからか侵入してきたシャンシャンと名乗る女性が現れて、リウに電話番号を書いた紙を渡すのでした。

 

シャンシャンは、二つに分かれたヒレに靴下と靴をはいた本物の人魚でした。

崖の上にある家の地下室が海に繋がっていました。

そこに沈んだ大きな難波船にはシャンシャンをはじめ、多くの人魚たちが暮らしていました。

人魚たちは昔、大きな海で自由に暮らしていたものの人間達によって捕獲され、多くの人魚が殺されてきました。

 

シャンシャンたちは、青羅湾に逃げてきた人魚族だったのです。

強力なソナーを流され、生存の危機に陥った人魚族は青羅湾の埋め立て及び開発を進めているリウを殺すしか方法はない、とシャンシャンを刺客として送ったのでした。

リウはシャンシャン達人魚族の苦しみを知る

人魚族の中でも足がタコの通称タコ兄とよばれる男が、シャンシャンに暗殺のためのテクニックを手引きしていました。

シャンシャンはリウからの電話を待っていましたが、なかなか掛かってきません。

そしてようやくデートの誘いがきたシャンシャンは、リウ暗殺のために決意を固めます。

一方、リウはシャンシャンのことを金目当ての尻軽女だと思っており、金を渡して追い払うつもりでした。

 

しかし、シャンシャンは強引にチキンの店に行こう、とリウを誘います。

仕方なくシャンシャンに連れられてお店に来たリウでしたが、チキンを食べて貧しい頃のことを思い出すのでした。

お金が無ければ何もできない、だからこそリウは金を稼ごうと思ったのです。

そんなシャンシャンにリウは、キレイな空気と水が無ければ何もすることができない、と静かに諭します。

 

そして遊園地で大はしゃぎした2人は、いつしか恋に落ちます。

金目当てで近づいてきた尻軽女だと思っていたリウでしたが、彼女は他の女性とは違うシャンシャンに魅せられたリウは、彼女を家まで送っていくと言います。

しかし家では、タコ兄がリウを殺すため準備をしていました。

シャンシャンはリウを逃がします。

 

リウは翌日、結婚指輪を準備してシャンシャンにプロポーズしました。

それを知ったルオランは激怒し、リウを殺害できないシャンシャンにタコ兄はしびれをきらしていました。

そしてタコ兄たちは、リウを難波船に拉致します。

シャンシャンはリウを、またもや助けるのでした。

それを見ていた人魚族の最年長のお婆は、「愛する者を救ったのだから自分を責めるな」と言います。

 

人魚族の苦しみを知ったリウは、すぐにルオランの海洋研究所に向かい、ソナーの中止を求めるのでした。

シャンシャンと人魚族に向けて銃を乱射する男たち

ルオランは、シャンシャン達人魚族を殺すため、忠実な部下であるジョージを連れて難波船に乗り込もうとしていました。

リウは、シャンシャンを守るため車に飛び乗り、シャンシャンのいる難波船へと向かいます。

一方、難波船ではルオランが手配した大勢の男たちが、水の中に隠れている人魚たちに向かって銃を向け乱射していきます。

 

水の中は、すぐに真っ赤に染まっていきました。

人魚たちをナイフで切り付け、袋に捕獲していく男たち、タコ兄は必死にシャンシャンを助けようとしますが彼らの方が先に手をうってしまい逃げられませんでした。

渋滞にはまって身動きが出来なかったリウでしたが、ジェンが現れ彼が来ていたジェットスーツを借りて、間一髪のところで殺されそうになっていたシャンシャンの元に、リウが現れます。

 

ルオランにシャンシャンを殺すなら俺を先に殺せ、と言うリウに、ルオランは顔色一つ変えずに本当に撃リウに矢を放ちます。

矢が体に刺さりながらも、リウは血まみれのシャンシャンを抱きかかえながら、海に戻すのでした。

リウはその場に倒れ、ようやく警察がやってきてルオラン達を囲みました。

怪我も順調に回復しルーシーと呼ぶ女性と結婚するリウ

時が過ぎ、リウの怪我も無事に解放に向かっていました。

昔のような贅沢三昧の生活を捨てて、私財を環境保全にあてていました。

その理由は、キレイな空気と水がなければ稼ぐ意味などないからです。

これはシャンシャンが言っていた言葉でした。

そしてリウの元に、一人の青年が訪ねてきました。

彼はリウのおかげで奨学金を受け、海洋学を学ぶことができたのでした。

青年はリウに人魚を待っているから独身を貫いているのですか、と館長が獲ったシャンシャンの写真を見せながら聞きます。

リウはその質問に対し、人魚はおとぎ話であり自分は独身ではなく「妻がいる」と説明しました。

「ルーシー」と呼ぶと、一人の美しい女性がやってきました。

 

ルーシーとは、名前を変えた妻シャンシャンだったのです。

リウとシャンシャンは結婚して、幸せに暮らしていました。

そして2人は、これからキレイな海に旅行に行く準備をしていました。

最後にリウとシャンシャンが美しい海で楽しそうに泳いでいる姿が映し出され、幕を閉じます。

映画ライターMRMの一言

最初は、リウを殺すために電話番号を書いて渡したシャンシャンと、金目当ての尻軽女だと思っていたシャンシャンに恋してしまうリウ、人魚であるシャンシャンの思いと人魚族の想いを知るリウの物語に、最後まで目を離せない物語でした。

人魚姫であるシャンシャンと人間が共存する、ということはどういうことか、改めて環境保全の大切を考えさせられる物語だなと思いました。

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