「八つ墓村」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

サスペンス映画

「八つ墓村」のあらすじ

八つ墓村の資産家、田治見家の相続をめぐって、次々起こる不可解な殺人事件を名探偵金田一耕助が解決する作品です。

横溝正史ミステリーの2回目の映画化作品です。

32人の恐ろしい殺戮が行われた八つ墓村の田治見家に、新たな相続人が現れたことに端を発し、凄惨な事件が行われます。

主な出演者

豊川悦司(金田一耕助)、浅野ゆう子(森美也子)、高橋和也(寺田辰弥)、宅麻伸(里村慎太郎)、岸田今日子(田治見小竹 / 小梅)、岸部一徳(田治見要蔵 / 久弥 / 庄左衛門 )萬田久子(田治見春代)、喜多嶋舞(里村典子)、加藤武(等々力警部)ほか

事件は八つ墓村で起きる

26年前、八つ墓村では32人もの村人が殺戮されました。

女や子供に関係なく、懐中電灯を頭に巻き付けた男が家に乗り込んで、どんどん殺していったという惨殺事件です。

 

神戸にある諏訪法律事務所で、辰弥が母方の祖父の井川丑松と会っていました。

辰弥にその背中を見せてもらうと、背中には大きな焼き印があります。

辰弥は、八つ墓村の資産家の田治見要蔵の子供だということが判明しました。

しかし井川丑松は毒を盛られてしまい、死んでしまいます。

 

辰弥が田治見家の遺産相続人だとわかり、田治見家の使いの森美也子と一緒に、八つ墓村の田治見家へ行くことにします。

辰弥が部屋に戻ると、1通の手紙が来ていました。

手紙の内容は、辰弥が八つ墓村に帰ると、また26年前の大惨事が繰り返されるという内容でした。

 

八つ墓村の田治見家に着くと、大叔母様の小竹と小梅を紹介されて、残る全員を紹介されました。

寝たきりの兄の久弥から田治見家の財産を人に盗られないようにと、忠告を受けることになります。

春代の案内で、母親が住んでいた広い大きな部屋に案内されました。

すると濃茶の尼という老婆が現れて、辰弥にこの村に来ると八つ墓の祟りが起きる、と警告します。

8人の死人が今すぐに出るから「帰れ」と叫びました。

金田一、美也子と出会う

諏訪法律事務所に雇われた、金田一耕助が八つ墓村にやってきました。

地元の若者に絡まれながらも、郵便局と兼用の宿に入ることになります。

田治見家では、久弥が飲み薬に毒を盛られて死んでいました。

枕元に八つ墓明神の護符があったのです。

警察に通報が入り、久弥が死んだ部屋で警部が細かく取り調べをしていました。

 

金田一も後からやって来ます。

取り調べが終わって外に出ると、美也子が染料に使う草の根をたくさん取っていました。

辰弥も後からやってきて、美也子は八つ墓村にまつわる昔の話をし始めます。

 

昔、落武者がこの村に逃げて来て一緒に暮らしていましたが、落武者を殺したら懸賞金を払うと言う金に目がくらんで村人たちが落武者8人を殺しました。

それから村には色々な出来事が起こり、村人は落武者8人の死体をすぐに掘り起こして、八つの墓を建てたことから、八つ墓村と呼ばれるようになったと教えてもらいました。

田治見家の昔の話

田治見家では、久弥の初七日が静かに行われていました。

濃茶の尼が突然やって来て、美也子に話しかけてきます。

美也子は濃茶の尼に、大金を渡して追い返しました。

 

宴会が終わって辰弥が田治見家をいろいろ調べていると、地下の鍾乳洞へ通じる抜け道を見つけて、降りて行きました。

その鍾乳洞には、恐ろしいことに田治見要蔵のミイラがあったのです。

怖くなった辰弥は道に迷って、田治見家から少しでも遠く離れた場所に出ました。

 

一軒の家があり、慎太郎の姿を見つけることができました。

その家に行くと、すでに濃茶の尼が殺されていました。

辰弥は春代から田治見要蔵と里村家の関係の話を詳しく聞くことになります。

美也子は染場で、慎太郎と会っていました。

 

二人は口づけを交わすなど、激しく魅かれあっていました。

金田一と辰弥がそこにやってきます。

美也子は金田一に、染料の特徴を詳しく教えました。

辰弥は鍾乳洞の話をして、金田一と美也子、辰弥は鍾乳洞へと行きました。

ミイラの前で調べていると春代がやって来て、父要蔵の犯した殺戮の過去のことを話しました。

辰弥の母の鶴子は、父要蔵に拉致され閉じ込められ、辰弥を生んだという話でした。

背中の焼き印は、その時に父要蔵が焼き付けたものだったのです。

衝撃のラスト

医師の久野が、突然行方不明になりました。

辰弥は屏風の中に何か隠されているのを見つけて、すぐに金田一に連絡します。

母の鶴子と知らない男が並んで映っていました。

小竹おばさんが来て、小梅がさらわれてしまったと言いました。

 

鍾乳洞へ行くと、すでに小梅が死んでいました。

そばで久野も死んでいました。

久野は毒入り握り飯で殺されていました。

金田一は鶴子と一緒に映っていた男を、すぐに調べに行きます。

 

戻って来ると、辰弥と一緒に慎太郎に濃茶の尼の家に居たことが分かりました。

その後、小梅と春代が殺されてしまいます。

春代は殺される寸前に、犯人の手に噛みついていました。

警部を呼んで、辰弥に送られた脅迫状の文字が、水で消えることを詳しく説明しました。

 

金田一が美也子に以前教えてもらったことでしたが、この手紙に切手が無い事もあり、直接辰弥の部屋に持って行ったのです。

この時期に田治見家に居なかったのは、美也子だけでした。

田一は美也子が犯人だと気付きます。

美也子は慎太郎と、以前から一緒になりたいと思い、相続の権利のある財産も全部欲しい、と思っていました。

その理由で、慎太郎一人だけが生き残るように殺人を行いました。

辰弥の父親は要蔵ではなく、鶴子と一緒に映っている男だと本当のことを言います。

 

そしてついに金田一の目の前で、美也子は毒を飲んで自殺してしまいます。

事件は無事に解決して、辰弥と慎太郎は田治見家を出ることにしました。

金田一も八つ墓村を離れていきました。

映画ライターりょうの一言

すごく衝撃のラストでした。

金田一が美也子が犯人だと確信した時、すごく下を向いていました。

いろんなことを自分に優しく教えてくれた美也子が犯人とは、絶対に思いたくなかったのだと思います。

美也子が毒を飲んで自殺してしまう場面も、とても印象に残りました。

金田一も美也子のことが、すごく好きだったんだと思います。

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