あらすじ
独身のマリラと兄のマシューの家に人手として孤児院から女の子のアンがやってきます。
男の子を欲していたマリラはアンを孤児院に返すつもりでした。
アンは孤児院に戻るのをとても嫌がります。
そこでアンを気に入ったマシューがアンを引き止めます。
アンは一時的にマリラの元で生活するようになりました。
しかし、リンド夫人に見た目をバカにされたアンはリンド夫人にひどい悪口を言ってしまいます。
問題児なアンは悪気なく様々な問題を引き起こしてしまいます。
主な出演者
監督:ジョン・ケント・ハリソン 出演者:エラ・バレンタイン(アン・シャーリー)、サラ・ボッツフォード(マリラ・クスバート)、マーティン・シーン(マシュウ・クスバート)、ジュリア・ラロンド(ダイアナ・バーリー)、ドリュー・ヘイタオグルー(ギルバート・ブライス)ほか
マリラは男の子の孤児を引き取るつもりだったが女の子が来てしまう:起
人手が欲しいからと、男の子の孤児を引き取る事にしたマリラでしたが、手違いでやってきたのは赤毛でお喋り好きな女の子のアンでした。
自然あふれる島にやってきたアンは大喜びです。
しかし、女の子がやってきたと知ったマリラはがっかりします。
一方で兄のマシューはアンを楽しい子だと気に入っています。
孤児院に返されると聞いて悲しむアンに、マシューはもう少しアンの様子を見ては?とマリラに提案しました。
翌朝に家畜の世話をする事になったアンはマリラに家庭内の事情を聞かれます。
アンの両親はアンが5歳の時に熱病で亡くなり、身を寄せたトマスおばさんの家は貧乏で、気の荒い亭主がいました。
そしてトマスが事故死すると、アンは孤児院からカーライル夫人の元に行きますが、カーライル夫人は厳しい人ででした。
マリラはアンに親切な家庭を探してやってくれと頼みに行っても、今どきそんな家庭はないそうです。
孤児院へアンを送り返せないマリラは一時的にアンを預かる事になります。
容姿をバカにされるのが許せないアン:承
マリラはやってきたリンド夫人にあいさつするようにアンに言うと、リンド夫人はアンの容姿をバカにしました。
アンは怒ってリンド夫人の悪口を言うと、マリラはアンを部屋から出ないように言いつけます。
意地になって謝ろうとしないアンですが、マシューの頼みならばと丁度反省していたアンはリンド夫人と仲直りしました。
アンは気にしている自分の髪の事を言われるとついカッとなってしまいます。
学校に行く事になったアンは、帽子に花を沢山付けてレイチェルの腰を抜かしました。
それに学校では友人の一人もできなかったアンにマリラはダイアナを紹介します。
アンはダイアナと遊んで親友になりました。
アンの学校生活が始まるが:転
ブローチを無くしたマリラはアンを疑って問い詰めます。
アンはブローチをタンスの上に戻したと言いますが、そこにはありません。
白状するまで部屋に閉じ込められたアンは楽しみにしているピクニックに行くために、ブローチを橋の上から落としてしまったと嘘をつきます。
しかし、大事なブローチを無くしたマリラはアンをピクニックには行かせませんでした。
その後にマリラはブローチを見つけます。
アンを疑った事を謝ったマリラは、アンにピクニックの支度をさせました。
ピクニックでアンは初めて食べるアイスクリームに満足します。
授業では悪ガキのブライスが女の子の髪を解いてイタズラしました。
そしてアンの髪をバカにしたブライスをアンは叩いて黒板の前に立たされます。
それからアンは謝るブライスを無視するようになりました。
学校が嫌になったアンですが、ダイアナをお茶に招いたらどうかとマリラは提案します。
大喜びでダイアナにイチゴ水を振舞うつもりでアンは間違えて大人の飲み物を飲ませてしまいました。
ダイアナの調子が変だと、バーリー夫人はアンをダイアナと遊ばせないと言います。
マリラの家族になるアン:結
アンはマシューの話を聞きます。
マシューは貧しい農家をして育ったため結婚は諦めたそうです。
マリラには恋人がいましたが、母親に良く思われませんでした。
そこにダイアナが妹の咳がひどくて両親は外出してるとアンに助けを求めます。
子供の面倒見に慣れてるアンはダイアナの妹の面倒を診ます。
アンのおかげでダイアナの妹は元気を取り戻して、バーリー夫人は再びアンにダイアナの友人でいてほしいと許しました。
雪が積もってソリで遊びに行ったアンを心配したマシューはアンの様子を見に行きます。
池には逆さになってる男がいて、アンは気になって様子を見ようとしました。
すると足場の氷が割れてアンは極寒の池の中に落ちてしまいます。
ちょうどアンを見つけたマシューがなんとか救出しました。
マシューはアンが欲しがっていたドレスをプレゼントして、クリスマスに大勢が集まるコンサートをして祝いました。
マリラに孤児院からアンを引き取る裕福な家が決まったと返事がきます。
アンを手放したマリラが悲しんでいた所に、リンド夫人はかけがえのない家族になったアンを連れ戻すのだと馬車を用意しました。
マリラはアンに追いつき、家族としてこの先ずっと暮らさないかと言ってアンはマリラの家族になります。
映画ライターヒロキの一言
アンは恵まれずに育ってとても暗い過去を背負っています。
しかし作中でお喋りなアンはとても明るい性格で、逆風にも負けずに強く生きてるなと元気付けられました。
何度かトラブルを起こしていたトラブルメーカーなアンですが、何かと優しいマリラは最後に許してくれています。
決して特別ではないけれど、最後には愛に恵まれて過ごす事ができたアンの物語はとても希望があって心地良いものでした。
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