「昼顔」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「昼顔」のあらすじ

2014年放送のテレビドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の続編として製作された劇場版作品です。

不倫に手を出してしまった紗和と裕一郎がお互いニ度と会わず、連絡先、会話すらしてはいけないと誓約書を書かされます。

三年後、偶然再会した2人は許されない行為と分かっていながら、再び惹かれ合っていくストーリーです。

主な出演者

上戸彩(木下紗和)、斎藤工(北野裕一郎)、伊藤歩(北野乃里子)、平山浩行(杉崎尚人)、黒沢あすか、萩原みのり、志賀廣太郎、三浦誠己、渋川清彦、松居大悟、中村育二、ほか

二人の再会

北野裕一郎との不倫が大きな原因になり、友人も仕事も失った木下紗和は、知人がいない三浜の街で暮らしていました。

紗和は少しでも生活費を稼ぐために、海辺の飲食店ショアブレイクで、オーナーの杉崎尚人の下で一生懸命働くことになります。

 

頼れる知人も全くいない紗和は、普段通り孤独に夕食を食べていると、カナブンが自分の方へ飛んできて机の上のチラシに止まります。

紗和がチラシに目を配ると、蛍に関する講演会のお知らせを見つけました。

講師として、元不倫相手の北野裕一郎の名前がそこにありました。

行ってはいけないと思いましたが、紗和は講演会に足を運んでしまいます。

 

会場のドアを開けると、今では懐かしい裕一郎の姿がそこにありました。

紗和は裕一郎に見られないように、こっそりと身を隠そうとしますが、前の席に座っていた子供が質問したことでお互い目が合ってしまい、裕一郎は激しく動揺してしまいます。

講演会の帰りに、バスに乗っていた紗和が窓の外を見ていると裕一郎の姿がありました。

紗和はバスの窓から顔をのり出して、何度も彼の名前を叫びました。

 

紗和の叫び声に気付いた裕一郎は必死にバスを追いかけますが、紗和がバスを降りた時には彼の姿は見えませんでした。

お互いを必死に探す2人でしたが、その日は再会することは出来ませんでした。

裕一郎が家に帰宅すると、妻の乃里子が顔を出しました。

乃里子は以前の裕一郎の不倫騒動を少しでも早く忘れようと、表向きでは幸せな生活を築こうとしています。

 

紗和はバイト先のショアブレイクで飲んでいると、オーナーの杉崎尚人が話しかけてきました。

杉崎は妻を亡くして今は独身だと話し、紗和を口説こうとしています。

翌日に紗和は、もしかしたらまた裕一郎に会えるかもしれないという希望を持って、三浜自然の森へ足を運びました。

すると向こうの方から、裕一郎が蛍の幼虫を探しに歩いてきました。

 

再会してしまった2人ですが、会話をしてはいけないと誓約書を交わしていたので、お互い独り言という事にして会話をしました。

その日から2人は週に1度は密会するようになりますが、お互いの距離が近づくたびに罪悪感も募っていきます。

ある日のこと、紗和は「会うのはこれきりにしましょう」と持ちかけました。

裕一郎もそのことに同意して、最後に駅まで送ることになります。

好きという感情

駅には、裕一郎の妻の乃里子が待ち伏せしていました。

乃里子は裕一郎の行動が何か怪しいと気づいて、駅で張り込んでいたのです。

乃里子は紗和と裕一郎をビジネスホテルに連れ込んで、激しく問いただしました。

気分が悪いことを理由に、紗和は逃げるようにしてホテルの部屋から出ていき、裕一郎も追っていきました。

部屋に残された乃里子は、悔しさと悲しみで大粒の涙を流します。

 

数ヶ月後に、裕一郎は紗和のアパートで同棲するようになりました。

2人で蛍を見に行きますが、蛍は出てきません。

しかし空を見上げると、満点の星が広がっていました。

2人は抱き合いました。

 

その日の夜に2人は結ばれて、紗和が裕一郎に好きだと伝えます。

裕一郎は自分にけじめをつける為に乃里子と離婚して、紗和と籍を入れると言いました。

三浜はとても小さな街なので、紗和と裕一郎がデートしていた事が既に噂になっていました。

杉崎に心を許し始めた紗和は、不倫した事を告白してしまいます。

 

ある日、紗和は裕一郎の職場の大学から送られてきたFAXを見て、裕一郎が大学に行っていない事に気付いてしまいます。

疑い始めた紗和は、裕一郎のことを尾行する事にしました。

 

裕一郎は大学でなくマンションに入り、数時間後に車に乗って出てきました。

隣には乃里子が座っていました。

笑顔の2人に嫉妬した紗和は、その場で立ち尽くんでしまいます。

帰宅した紗和は裕一郎のことが1つも信じられなくなり、ベッドで大粒の涙を流します。

 

次の日、紗和がバイト先に顔を出すと皆がよそよそしい態度をとりました。

杉崎とショアブレイクのホームページ用に写真を撮っていた紗和でしたが、杉崎は紗和とボードに乗って沖合に出てから、不倫の噂を広めたのは自分だと素直に認めます。

杉崎は妻を亡くしたのは全くの嘘で、本当は不倫されたことで自分勝手な人間が許せない、と言い出しました。

 

その日の夜、籍をずっと入れてくれない裕一郎に腹を立てた紗和は、裕一郎と大喧嘩をしてしまいます。

次の日に乃里子に会いに行った紗和は、裕一郎が乃里子に会いに行っている理由を知ることになります。

乃里子は階段から落ちて大怪我をしてしまい、車椅子での生活を送るようになっていました。

 

裕一郎は、その介護をずっとしていたのです。

乃里子は紗和と裕一郎の入籍を認めて、握手をしようとします。

最後に乃里子は裕一郎を名前で呼んでいいかを尋ねますが、紗和は申し訳なさそうに断りました。

その場では、乃里子は怒りと悲しみを隠して微笑んでいました。

裕一郎の死

裕一郎も乃里子と離婚して、紗和と結婚する覚悟を決め、結婚指輪を購入することになります。

2人が以前再会した三浜自然の森で蛍を見ながら結婚式をしよう、と計画していました。

紗和はバイトを辞める為にショアブレイクに顔を出して最後の挨拶をしますが、バイト仲間はよそよそしい態度ばかりです。

その日は三浜のお祭りで、夕方になるとバイト仲間に声をかけられて浴衣を着せてもらいます。

紗和はその祭りで、だんだんバイト仲間と打ち解けていきます。

 

裕一郎は離婚手続きの為に、乃里子に会いに行っていました。

裕一郎は離婚届を受け取ると、乃里子は駅まで車で送ると言い出します。

駅に着くわずかに手前で乃里子の表情がガラッと変わり、三浜まで送ると言い出しました。
乃里子は車のスピードを上げて運転をします。

私の方があなたを愛してるし、あなたを幸せに出来るとを言い、裕一郎を自分のものに出来ない悲しみと、未練が湧き出しました。

乃里子の運転は更にエスカレートしていき、ガードレールを突き破り、谷底へ落下してしまいました。

紗和が突然の警察の連絡で遺体安置所へ駆け付けると、裕一郎の棺桶と血まみれの服がそこにありました。

警察によると裕一郎は即死でしたが、乃里子は重傷を負ったもののなんとか命を取り留めました。

 

裕一郎の遺品として残っていた財布には、マリッジリングと書かれた紗和のために買った指輪のレシートがありました。

レシートを握りしめたまま、紗和はその場で泣き崩れてしまいます。

紗和は婚約指輪を遺品から必死に探そうとしますが、見つけることができませんでした。

あの日から1ヶ月後

裕一郎が亡くなってから、1ヶ月後のことでした。

紗和は重傷を負い、今でもすごい傷のある乃里子に会いに行きます。

紗和は結婚指輪を知らないか乃里子に尋ねますが、知らないと言われます。

乃里子は裕一郎が死んだのは、あなたのせいなので一生恨み続ける、と言って去っていきました。

 

その言葉を聞いて放心状態の紗和は、帰り道で駅の踏切で線路に横たわって死のうとしました。

蛍が紗和の薬指にとまって、まるで指輪のように光り、飛んでいきました。

紗和は生きる覚悟を決めて力を振り絞り、電車が来る寸前にホームに這い上がりました。

紗和のお腹には、裕一郎の子供が宿っていたのです。

 

数年後、三浜自然の森では、川で遊ぶたくさんの子供たちの姿がありました。

中には裕一郎によく似た子供が1人いました。

その少年が百葉箱を開けると、裕一郎が紗和のために買った結婚指輪が出てきたのです。

指輪を取り出すと、少年は隣にいた女の子に指輪をはめてあげました。

指輪はまるで蛍の光のように、とても美しく輝いていました。

映画ライターりょうの一言

不倫は絶対にしてはいけない事だと思います。

でもお互いが好きになるのは仕方ない事だとも思います。

例え相手が離婚したとしても周りから心から喜ばれたり、祝福されたりする訳でもありません。

離婚しても その後子供もいれば、元の妻との関係は絶対に切ることができないと思います。

映画で良かったと思います。

実際あってはほしくありませんね。

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