「フィールド・オブ・ドリームス」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

ヒューマンドラマ

「フィールド・オブ・ドリームス」のあらすじ

トウモロコシ農場を経営するレイ・キンセラは、農場で聞こえてきた誰かの声に導かれ野球場を建設することから始まる奇跡の物語です。

野球を題材にした映画は数多くありますが、『フィールド・オブ・ドリームス』は、野球を通して家族の愛情やノスタルジーを描いたファンタジックな作品です。

当時すでにハリウッドで数々の主演作で人気を博していたケビン・コスナーの演技も注目ですが、過去の世界から戻ってきて野球を心の底から楽しんでいる往年の選手の姿には、野球ファンであれば感動することは間違いありません。

野球をこよなく愛するアメリカで作られた秀作のひとつで、野球ファンならずとも必見です。

主な出演者

監督:フィル・アルデン・ロビンソン 出演者:ケヴィン・コスナー、エイミー・マディガン、ギャビー・ホフマン、レイ・リオッタ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、バート・ランカスターほか

トウモロコシ畑で耳にした声に魅せられて

トウモロコシを作る農場を営んでいるレイ・キンセラは、畑の中である日、「それを作れば彼がくる」という不思議な声を耳にします。

妻には聞こえていないようですが、彼はその日を境にたびたび、この声を耳にするようになります。

ある日、レイは野球のグランドの幻影を見て、野球場を作らなければならないと思います。

 

彼は少年時代にシカゴカブスの名選手”シューレス”・ジョー・ジャクソンが、八百長事件でメジャーリーグから永久追放になった話を父親から聞いており、野球場を作ることでシューレス・ジョーに会えると思っていました。

レイは、シューレス・ジョーの話を聞かせてくれた父親とは、あることから喧嘩をして家を飛び出してしまい、最後に会ったのは父親が亡くなった後で今も後悔しています。

トウモロコシ畑に野球場を建設することに妻は当初反対していましたが、彼の真剣な思いを感じ取り、貯金を切り崩し建設を後押しします。

畑に野球場を作る ある日突然現れたのは

トウモロコシ畑をつぶして野球場を建設しましたが、暫くは何も起こらず、あの不思議な声はただの幻聴だったのかもと、レイは不安になります。

そんなある日、妻と野球場の維持が困難であると話し合っていると、娘のカリンから「野球場に人がいるよ」と告げられます。

妻と共に野球場に向かうと、そこに立っていたのはホワイトソックスのユニフォームを身にまとった、伝説の名選手”シューレス”・ジョー・ジャクソンでした。

 

次の日から、野球場ではシューレス・ジョーが多くのチームメイトを連れてきて野球を毎日するようになり、レイ家族は夢のような時間を過ごします。

しかし、選手たちの姿が見えるのはレイの家族だけで、野球場の建設に懐疑的な妻の兄には、その姿が見えていませんでした。

そのため妻の兄からは、一家が何かおかしな物に憑りつかれているのではと、疑いを持たれていました。

再び声が、テレンスマンとの出会い

ある日再びレイに、『彼の苦痛を癒せ』という不思議な声が届きます。

彼とは、そして苦痛とは、その答えが見つからないままでしたが、PTAに妻と共に参加したときにテレンスマンという作家の本について議論が繰り広げられ、その中でテレンスマンが彼ではないかと疑問を持ちました。

 

テレンスマンの本を調べてみると、レイの父親が元野球選手で、その父親を主人公にした物語が書かれていたことがわかります。

いきなり訪れたレイを、テレンスマンは疑いの目を向けて信用してくれませんでしたが、レイの情熱と説得により、野球場へと共に向かいます。

 

野球場へ戻ると、『やり遂げるのだ』という不思議な声と共に、バックスクリーンにミネソタの場所を指すものと、ムーンライト・グラハムという名前が浮かびあがります。

テレンスマンには見えていないようにレイは感じていましたが、彼はその声も映像も確認していました。

そして二人はグラハムを訪ねるため、アメリカ大陸を横断することになりますが、すでに亡くなっていました。

その帰り道の夜、突然周囲の風景が大きく変わり昔の姿になり、そこで老人のグラハムと出会います。

グラハム、テレンスマンとの別れ そして最後に野球場に現れたのは

グラハムから、メジャーリーガーだった時に一度も打席に立てず、夢が叶わなかったことの後悔を聞き、野球場へと誘いますが医者としての仕事があると断られます。

レイは諦め、テレンスマンと共に自宅へと帰ることにしますが、その道中にヒッチハイクをする若者に出会います。

その若者こそ、メジャーリーグの選手となり打席に立つことを夢見ていた、若き日のグラハム選手でした。

 

家に戻り、妻にテレンスマンとグラハムを紹介し、グラハムはシューレス・ジョーたちと共に試合に参加します。

そこに選手たちが見えていない妻の兄が、借金を返すために野球場を売れと迫り、言い争いになってしまいます。

その争いの最中に娘のカリンが誤って階段から落下して、意識を失ってしまう大変な状況が起こります。

 

その危機を見た医師でもあるグラハムは、球場のラインから出てしまうと二度と選手時代に戻れないこともわかっていました。

しかし意を決してラインをまたいだグラハムは老医師の姿に戻り、娘を助けます。

その時から兄にも選手が見えるようになり、球場は絶対に売るなと言い始めました。

そしてグラハムとテレンスマンはシューレス・ジョーに導かれ、グランドの奥のトウモロコシ畑へと姿を消します。

 

レイも行こうとしますが、彼にはまだやり残したことがありました。

夕暮れの球場に目をやると一人の選手がレガースを付けた姿で現れ、マスクを取ります。

その選手は、若き日のレイの父親でした。

そこでレイは、父親と共にキャッチボールを始めます。

 

『それを作れば彼が来る』、彼とはレイの父親のことだったのです。

時代と空間を越えた父と息子は、わだかまりを消すかのようにキャッチボールを続けました。

2人のいる球場には、遠くから彼らの姿を見るために、世界中から人が集まってくるのでした。

映画ライターmasakiの一言

野球を通じて家族の愛情、人生において必要な何かを教えてくれる名作が『フィールドオブドリームス』です。

この作品には、野球をこよなく愛するアメリカ人の気持ちが込められているように感じます。

また野球場を作った目的がシューレス・ジョーを呼ぶことではなく、父親との再会だったというクライマックスなどは、感動で涙を流しました。

その後、球場に向かう車のヘッドライトの長蛇の列が映し出されて映画はフィニッシュとなりますが、何度見ても感動できる、この作品はマイフェイバリットMOVIEのNo.1です。

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