「グラディエーター」のあらすじ・ネタバレ・ラスト

アクション映画

「グラディエーター」のあらすじ

数あるローマ帝国の時代をテーマにした映画の中で、スケールの大きい壮大なストーリーが多くのファンから絶賛されたのが「グラディエーター」です。

ローマ軍の表舞台に立っていた将軍が帝国の権力争いに巻き込まれ、奴隷の身分にまで落とされますが、グラディエーター(剣闘士)として闘いの日々を送りながら復讐を遂げていく、スケールの大きいドラマとなっています。

専門家からの評価も高く、アカデミー賞で多くの賞を受賞しました。

権力者により妻子を失った上に奴隷として身売りされる屈辱を味わったローマNo.1の将軍が、ローマ帝国を正しく導くまでが描かれています。

主な出演者

監督:リドリー・スコット 出演者:ラッセル・クロウ(マキシマス・デシマス・メレディウス)、ホアキン・フェニックス(ルキウス・アウレリウス・コモドゥス)、コニー・ニールセン(ルシッラ)、オリヴァー・リード(アントニウス・プロキシモ)、デレク・ジャコビ(グラックス議員)、ジャイモン・フンスー(ジュバ)、リチャード・ハリス(マルクス・アウレリウス)ほか

皇太子から恨まれ妻子を処刑される悲劇

平民出身ながら類まれなる頭脳と戦闘能力を持ち、ローマ帝国の将軍にまで上り詰めたマキシマスは、ゲルマニア遠征でも強大な戦力に苦戦を強いられながらも勝利し、国に凱旋を果たします。

帝国の皇帝アウレリウスから、その勇猛さと果敢さから絶大な信頼を得ていたマキシマスですが、次期皇帝を狙う野心家の皇太子コモドゥスからは疎ましく思われていました。

 

皇帝としての得がコモドゥスには無いと感じていた皇帝は、次期皇帝をマキシマスに譲りたいと考えましたが、そのことを知ったコモドゥスにより暗殺されてしまいます。

 

その後、後継者として皇帝に即位したコモドゥスは前皇帝の死の真相を暴こうとするマキシマスと妻子を捕らえ、処刑するように命じます。

捕らえられていたマキシマスは妻子を守るために衛兵と戦い脱出し、家族の元へと必死で向かいますが、時すでに遅く妻子は帝国の兵士により無残な最期を迎えていました。

剣闘士となり生きる道を選び 捲土重来を期すマキシマス

妻子を無残に殺害され絶望したマキシマスは、泣き崩れそのまま意識を失い倒れてしまいます。

マキシマスが目覚めると彼は奴隷商人に捕らえられ、剣闘士団を持つプロキシモという男の元に売られていきます。

 

勇敢さの審査が剣闘士団の中で行われますが、生きる気力を失っていたいたマキシマスは武器も取らず、ただ殴られるままでした。

その様子を見ていたプロキシモは、その姿に逆に興味を持つようになります。

 

何も解からぬまま闘技場に送り出されたマキシマスは、他の奴隷剣闘士たちが次々と惨殺される中、将軍として戦っていた能力を存分に発揮し、同じく奮闘していたジュバと共にこの試練を乗り越え剣闘士として歩むことになります。

その頃コモドゥスは民衆を味方につけ元老院の意見を無視し、独善的な政治を行っていました。

剣闘士として活躍し、憎きコモドゥスとの再会

コモドゥスは民衆の娯楽として、各地から剣闘士を集めて戦わせる競技場としてコロシアムを建造します。

剣闘士として素晴らしい戦績を積み上げたマキシマスは、コモドゥスへの復讐を果たすためにローマに向かいますが、絶対的な不利な条件の契約を飲まされて闘技場に駆り出されます。

マキシマスが加わった軍が興行師の賭けで負け率80%以上という状況の中、ローマ軍役の騎馬隊を将軍として見事な戦略を駆使して壊滅的なダメージを与えることに成功します。

 

その戦いに民衆を喚起し大歓声で讃え、マキシマスとは知らないコモドゥスは勝利した剣闘士と会見すると告げます。

観衆の面前でコモドゥスは兜を取るように促しますが、マキシマスは拒否します。

それでも皇帝の命令だと言われ、意を決し目の前で兜を脱ぎ、前皇帝アウレリウスの臣下にあったマキシマスだと名乗ります。

 

死んだと思っていたマキシマスに動揺したコモドゥスは観衆の面前でマキシマスを処刑しようとしますが、観衆から大ブーイングを浴びせられ処刑は止められます。

何とかマキシマスを亡き者にしたいコモドゥスは、ローマ随一の剣闘士ティグリスとの戦いを仕向けます。

悪辣なコモドゥスとの一騎打ち そしてクライマックスへ

コモドゥスは闘技場内に虎使いを控えさせ絶対的に不利な条件にして、マキシマスを殺害しようと画策します。

しかしマキシマスはティグリスを巧みな戦術で撃破し、殺せという民衆からの扇動に乗りコモドゥスは処刑を命じますが、マキシマスはその命令を無視して助けます。

 

その姿を見たコロシアムの観衆はマキシマスの慈悲深さを賞賛し、コモドゥスは民衆の信頼を大きく失っていくことになります。

このコロシアムでの出来事により、民衆からの人気が著しく低下したコモドゥスは、反皇帝派の元老院のグラックス議員や皇帝の姉でマキシマスの元恋人のルッシラを捕らえた上で、プロキシモを殺害します。

そして自らの人気を取り戻すために、コロシアムでマキシマスとの一騎打ちを行うことにします。

 

まともに戦っては勝ち目がないと悟っていたコモドゥスは、戦いの直前にマキシマスをナイフで刺して重傷を負わせます。

悪辣な手を使って戦いを有利に進めるコモドゥスの攻撃に、マキシマスは大きなダメージを受けますが、果敢に立ち向かいコモドゥスの首にナイフを突き刺し葬り去ります。

 

見事に勝利したマキシマスでしたがナイフによる傷は致命傷で、ローマを正しい道に戻すようクイントゥス将軍に進言し、その波乱の生涯を閉じます。

コロシアムに倒れたマキシマスの遺体を民衆を掲げて手厚く葬る一方、皇帝コモドゥスの遺体は完全に放置されるのでした。

映画ライターmasakiの一言

ブレードランナー、エイリアン、ブラックレインなどの名作を手掛けた監督として知られるリドリー・スコット監督が、ローマ帝国の将軍から策略により奴隷の剣闘士となってしまった戦士の波乱万丈の人生を描いたスペクタクルロマンが「グラディエーター」です。

スコット監督の作品は光の使い方が秀逸で、映像の美しさが大きな魅力ですが、この作品でもその美しい映像技術は存分に発揮されていました。

またローマ帝国時代を再現する背景技術の素晴らしさも、この映画を引き立てています。

主演のラッセルクロウは以前から演技力が高く評価されていましたが、この作品でその地位を不動のものにしたと言っても過言ではありません。

紀元前後のスペクタクル歴史ロマンが好きな方はもちろん、多くの方に観ていただきたい名作の一つです。

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